2021年7月22日セミナー開催報告

新田カイロ整体セミナー
~痛くならない体づくり/体の見方・動かし方~
講師 新田 卓弘先生(新田カイロ整体 院長)

JACMセミナー/新田先生/新田カイロ整体

■主な内容


「痛くならない体づくり」のために、どのような意識で手技を行っているのか。普段、院でおこなっている体の見方、自然治癒力を効果的に引き出す方法などを解説。後半は、体のバランスを整える「歩き方」、殿筋の硬結をリリースするテクニック「カエル脚」を実演。いずれも10年以上、新田先生が臨床で試行錯誤、工夫したものばかり。参加者の皆さんも一緒に体を動かし、体感し練習しました。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 「偽症状」について説明しているところ。「偽症状」というのは、2次的に起きている症状のことで、「本当の症状」をコーティングしているかの如く、表面に現れている。「偽症状」で困っている患者さんは多いが、これは整体でよく緩解、改善する。
「偽症状」を緩解、改善していくと、まるで、コーティングが剥がれたかのように「本当の症状」が現れ、体内の自然治癒力もその症状に向けて働きやすくなる。
しかし「本当の症状」は手技だけではよくならないことも多い。睡眠や運動の不足、暴飲暴食などの生活習慣が原因となっているのであれば、それらを変えなければ治らない。人によっては「そのような生活は変えたくない」ということもある。その場合はあえて無理して治すべきものでもない。施術者には患者さんの話、希望をよく聞いたうえで、一人一人にあった対応をおこなうことが求められる。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 「静止よりも動いている方が体は強い」を体感する実験
方法:両手を横に広げてもらい、施術者は腕を上方から下方に向けて押す。患者さんはその力に対し抵抗する。これを以下の(1)と(2)でおこない、どちらがよく強く抵抗できたか比べる。

(1)直立(静止)した状態
(2)足踏みした状態

結果は皆さん(2)。動いている方が、静止しているよりも、体はバランスをとりやすく、筋力もより強く発揮しやすい。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 体を整えるためには、何より「歩く」ことが大切と考えている新田先生。
歩く時も、股関節だけで脚を動かすのではなく、みずおちから脚が生えているとイメージして体幹から動かす。その他、姿勢がよくなる歩き方、負担の少ない歩き方などを実演。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 「痛みが出にくい体」に変えていくにはある程度の期間が必要。とはいっても、患者さんに対しては、一回一回の施術で「強烈な印象」「インパクト」を与えることも大切、と話す新田先生。
新田カイロ整体で最も患者さんの印象に残る手技が「カエル脚」。「カエル脚」は中殿筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、梨状筋などにアプローチするテクニックで、腰痛や坐骨神経痛などの症状緩解に効果が高い。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 手順の説明、実演後、皆さん一人一人に手技をおこない体感してもらう。

JACM/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 個別に細かい部分のチェックができるのが、セミナー参加の利点。

JACMセミナー/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 中殿筋などの側面の筋肉群が疲労すると、直立時のバランスがとりにくくなり、体が前傾、前屈傾向となって腰痛も引き起こしやすくなる、と考える新田先生。側臥位でおこなう殿筋群のリリース法を紹介。

JACMセミナー/新田先生/新田カイロ整体

↑↑↑ 最後は制限時間を設けて、お互いに施術を受けあう。このような練習も普段はなかなか出来ず、皆さん新鮮に感じた様子。

セミナーダイジェスト動画もご覧ください!

(※会員の方は「支援サイト」で全編視聴できます)

■参加された皆さんの声


  • 説明後にすぐ体験できたので感覚としてよくわかった。人に教える時もこのままで理解してもらえそう。手技の基本の再確認もでき、各所に応用が効きそうなので明日からすぐに使いたいと思います。
  • 手技を体験して「是非、施術を受けたい」と思いました。
  • 歩行について興味があり参加しました。色々なことが分かり非常に興味深い内容でした。最後に実演いただいた「引いてから押す手技」(当たりがやわらなくなる)は素晴らしかった。難しいと思いますが、ものにできれば幅が広がると感じました。
  • 筋肉や体の使い方を物理的な知識だけでなく、感覚でもわかるよう説明してもらいとても納得できた。技術の根底に患者さんに対する優しさが感じられ、自分が今後施術をしていくうえでも目標にしたいと思いました。
  • 治療への考え方からはじまって体の使い方までとてもわかりやすい講義でした。自分のやり方や意見だけを患者さんに押し付けるのではなく、相互の理解を高めるという考え方が施術にも出ているなと思いました。実技で体感もさせてもらい、何度でも受けたい講義だと思いました。ありがとうございました。
  • 経験からの感覚を言葉にすることは難しいです。新田先生の人柄、熱意、真剣さ、全て患者さんにとっては心地良いのだろうと思います!

2021年3月20日セミナー開催報告

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方
講師 松下 展平先生(株式会社プロデュース・アクティビスト代表取締役)

■主な内容


松下先生が主催されている治療院の経営・集客を学ぶ通信制の学校「維新会」。全国600人を超える治療家の皆さんが学ばれていますが、最近は以下のような相談が寄せられることが多いそうです。

・コロナで新規集客が減ってしまった
・コロナで離脱した患者さんが戻ってこない
・助成金の有効な使い道を知りたい
・マイビジネス(MEO)対策をしたい
・コロナで今後どうなるか不安

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方 講師 松下展平先生

参加者の皆さんが「今日は何を得たいと思って参加したか」を確認し講義はスタート。
前半は
「コロナで何が変わったのか? 減ったこと、増えたこと」
「患者さんの心理」
「影響がある院とない院の違い」
「離脱した患者さんが戻ってこない理由」
「あなたはどこを目指す?」
「コロナが終わっても続く傾向とは」
「コロナ対策で最初にやるべきこと、逆にやってはいけないこと」

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方 講師 松下展平先生

後半はより具体的に
「コロナでも反応のよいHPとは?」
「動画の活用法」
「コロナ前と比べて患者さんの『○○してみよう』がなくなった」
「Googleマイビジネス(MEO対策)は外注すべきか?しないべきか?」
「Googleの意図を汲み取る」
「口コミの獲得の仕方」
「LINEの活用法」

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方 講師 松下展平先生

これらはテクニック的な話のため、松下先生は「2年後にはまったく違うことを言っていると思います」と仰っておられました。その時の状況に応じ臨機応変に対応していく部分だからです。
「この後半のテクニックだけ活用しようとしてもうまくいかないですよ」とも。前半のワークで書き出した「あなたはどこを目指す?」が明確になっていることが何より大事。この経営の本質に触れる部分については毎回セミナーで言及し変わりません。

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方 講師 松下展平先生

【2021年版】コロナ後でも繁盛する治療院の作り方 講師 松下展平先生

■参加された皆さんの声


  • 「誰にどんな価値を提供するか」はっきりと見えました。今後の仕事に役立てていきます。
  • 今年開業を予定しておりますが、色々それに向けて何をすべきかが分かりました。本当にありがとうございました。
  • 知識を整理することができました!これからもご指導よろしくお願いします。
  • コロナの中での経営、もっと勉強したいと思いました。今後、仕事として広告を考えますが今日習ったことがやりたくなりました。
  • 本日は大変勉強になりました。先が見えない世の中でどのように進めばよいか、道筋を教えていただけた気がします。具体的なノウハウも満載で一つ一つ積み上げて自分の糧にしたいと思います。

2020年11月3日セミナー開催報告

「稼げるカイロプラクターになって理想の未来を手にいれよう!」~治療院戦国時代を生き抜くために~
講師 古川 一就先生(VIDAカイロプラクティック大宮整体院代表)
講師の古川 一就先生【VIDAカイロプラクティック大宮整体院 代表】

■主な内容


広告には「オンライン」としてホームページ、ポータルサイト、PPC広告、ブログ、SNS、動画、メルマガ。「オフライン」に看板、チラシ、ポスティング、DM、口コミ紹介、健康教室、院外イベントなどがあります。
【集客の幅を広げ積み上げる】ために、古川先生が一番得意としているのが「ポータルサイト」による集客とのこと。各サイトの特徴や使い方、攻略法について詳しく解説がありました。
特にこれから最も大事になるのが「Googleマイビジネス」。「Hot Pepper beauty」も近年検索順位が圧倒的に強くなっており、その具体的な活用の仕方も説明。
院の【新規集客実例】【広告宣伝費の内訳】も公開。皆で【ビジネスモデルを見直す】ためのワークも実施。
会場に参加した方のみ聞くことができたマル秘情報も多く、実例を基にした話には沢山の質問も寄せられ、皆さんの関心の高さをうかがい知ることができました。

これから益々大事になるのが「Googleマイビジネス」

【ビジネスモデルを見直す】ためのワークも実施

院で初回におこなっている工夫について解説
専用のカウンセリングルームを設け、施術プランを具体的に説明

テキストや画像だけよりも、圧倒的に情報が伝わりやすい動画。ユーチューブの活用も今後さらに大切になってくるとのこと。

古川先生が「人生が変わった」と実体験を紹介するファスティング。その他、自信をもってお勧めできる勉強会や商品、団体もセミナーの中で紹介

■参加された皆さんの声


  • 久しぶりのセミナー参加でしたがとても有意義でした。何事も徹底して取り組まれる古川先生の姿をいつも拝見しておりますが、今回のセミナーを聴いて、取り組む覚悟を知れて、明日からの仕事にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
  • 本日はありがとうございました。ファスティング早速やってみたいです。色々と参考になる事トライしてみようと思います。
  • OBで活躍されている古川先生のセミナーを拝聴できて良かったです!
  • 治療計画書は直ぐ実践させて頂きます。今から種をまいて年末~年明けに結果が出せるよう頑張ります!本日はありがとうございました。
  • 将来の開業を考えて参加しましたが、思っていた以上に発見があり、開業に対しての不安よりも期待が高まった。心より参加して良かったセミナーでした。ファスティングや妊活などにも興味が出たので勉強していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。
  • 「集客を頑張る」=「どこにいけばいいのかわからない人を助けることになる」という言葉がとても刺さりました。5年以内に独立できるように努力していきますので、またお話をお聞かせ頂ければ幸いです。ありがとうございました。
  • 「初回でやっていること」「施術計画書」具体的な話しを聞くことが出来てありがたかったです。早速やってみたいと思います。ありがとうございました。
  • 本日は貴重な情報ありがとうございました。とても価値あるセミナーでした!!
  • やはり売上を上げている方はすべからず努力をしていると強く思いました。行動を起こすのにパワーがいりますが、タフな精神で望みたいと思います。ありがとうございました。

2020年9月21日セミナー開催報告

「高齢者への施術・対応力を磨こう!」~センシティブタッチ/押さない施術~
講師  村井雅紀先生 (ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)

主な内容
■ご高齢のお客様の症例紹介■高齢者の特徴(こころと体)■対話上のこころがけ■50~80歳代の体の悩み■骨量の変化に注意!「いつのまにか(圧迫)骨折」していることがある■骨の健康度セルフチェック■私の骨密度検査結果■エストロゲンの減少と症状■アンチエイジングからウエルエイジングへ■感染症と加齢■生活習慣が入り口■高齢者の願い・希望・望み■事故を防ぐために/ヒヤリ・ハットした実例■高齢者に対する技術対応上のこころがけ■センシティブタッチのコツ■実技実演他。

講義をおこなう村井先生
冒頭に座学、後半に「触れるだけ揺らすだけ曲げ伸ばすだけでカラダが変わる=センシティブタッチ」を練習しました。
ご高齢者の施術、対応について「症例紹介/どのような主訴で来院されたか」「ご高齢者の特徴(こころと体)」「対話をする時の心掛け」「50~80歳代の体の悩み/男女の違い」「骨量の変化」を説明。
センシティブタッチでは術者の緊張は禁物。体を変化させる意図は捨て、自分の骨格、呼吸に意識をむけておくのがコツとのこと。
センシティブタッチの実演。押さずに体温を伝えるように手を当てておく。次第に副交感神経が優位になって呼吸が深くなっていくのがわかる。
上肢や下肢を揺らしながら余分な緊張を抜いていく。
外側広筋の過緊張をリリースしているところ、グイグイとは押していない。感覚受容器に働きかけ、内面から緩んでくるのを導く。

セミナーダイジェスト動画もご覧ください!

(※会員の方は「支援サイト」で全編視聴できます)

■参加された皆さんの声


  • 神経的、動きの関連性が聞けてよかったです。新たな気付きになりました。
  • 普段気にも留めなかった身体の感覚を体感できました。実際の治療にも取り入れて患者様満足につなげたいです。
  • 実技の時間は一つにつきペアで交代してやる時間が欲しかった。ですがシンプルで分かりやすかったので頭に残りました。ありがとうございました。
  • 今後は高齢者が多数。どうやって経営をしていくのかがポイント。
  • もっと一つ一つの手技について練習できるとよかった。緩消法(筋肉を軟らかくする治療法)についての見解も聞いてみたかったです。
  • 楽しかったです。もう一度家で勉強してものにします。
  • 「後頭部~頚椎」「仙骨」、それぞれに手を当てて5分。押しこまず体温を伝えるだけ。すると次第に手が患者さんの呼吸が深くなることや、組織の緩みを感知する。手を当てている部位を解剖、生理学的にみても、体を副交感神経優位にもっていくやり方になっているのでなるほどと思いました。ワルツのリズムで上肢や下肢を動かし弛緩させるという方法も参考になりました。

2020年7月23日セミナー開催報告

「現場で役立つ! うらやす院 実践テクニック講座」
講師 松田映二先生(うらやす整体院 院長)

※新型コロナウイルス感染防止のため、マスク着用と手の消毒を皆様にご協力いただきました。

【内容】
■体の治す力を高めるには?
■痛みが楽になる理由
■整体でよくなる「しびれ」、よくならない「しびれ」
■頭痛のメカニズム
■関節の痛みの治し方
■タオルと小物をつかった触診練習法
■担当者が施術中に考えていること
■私たちの仕事の目的
■必要とされる施術者になるには?

 

■参加された皆さんの声


  • 今日は基本に戻れました。ありがとうございました。楽しかったです!
  • 仕事は「的確が大事」出来るところからすぐ実行します。
  • 「血液が流れれば治るんです」という言葉がここまで響いたのは初めてでした。
  • 患者さんとのコミュニケーションはタイミングが重要と感じました。相手の体が変化した時にこちらも説明を入れることで頭に入るのだと。
  • トリガーポイントセラピー(TPT)を日々正確に出来るよう大事に施術しようと思い直しました。ありがとうございました。
  • トリガーポイント、硬結を探す、具体的に点数をつける練習方法は分かりやすく助かりました。
  • 「必ず押すポイント」はとても実践的でわかりやすかった。実技でその場で押圧できたので効果が体感できた。
  • 手技の技術は練習で上達しますが、患者さんに対する考え方、ICP(集中施術)、メンテナンスについてはそうはいかないと思っているのでお話しを聞けてよかったです。ありがとうございました。
  • 延べ3万人の臨床経験からくる揺るがない自信を感じました。手技の検査をいつもやっていて慣れていることの重要性もそうだなと思いました。おかしいと思って病院の受診を勧め脳の病気が見つかった実例は参考になりました。牽引をかけながら関節を動かすモビリゼーションや硬結の押圧、実技は上手な人ほどいとも簡単にやってしまうな~と感心しました。

2020年1月13日セミナー開催報告

「新規が少なくてもOK!紹介・再診で繁盛する院の作り方」
~長期的に繁盛する治療院構築メソッド~ 
講師 松下展平先生(株式会社プロデュース・アクティビスト 代表取締役)

講師の松下展平先生。松下先生の講義はポイントが明快でとてもわかりやすいと毎回好評!
1人治療院から全国展開するチェーン店まで、治療院に特化したコンサルタントとして活躍されている松下先生

■最近増えてきた相談


今日はですね、はじめに、いろいろな先生とお会いする中でこの1、2年とても増えてきた相談をご紹介します。
「広告費が10万、20万になり、今30万円使っている。費用が増えたものの利益が減少した」
「初回限定割引をしていった結果、割引目的の来院が増えてリピートにつながらない」
「去年、一昨年のSEO大変動で新規来院の数が減った」
「ホームページをしっかり作ったので集客は伸びたけど、Web集客に頼り切りだからうまくいかなくなった時が怖い」
「SEOの順位が落ちた」など。
これらは全部、新規の話なんですよね。治療院の仕事というのは、地域に根差して、地域の患者さんに健康を提供するという地域ビジネス。どちらかというとリピート商売です。ですから、それが新規依存になってくるとやっぱり経営は苦しくなるし利益率も下がってしまう。今日は「新規依存の経営になっていませんか?」というテーマで話をさせていただきたいなと思っています。

■理想の治療院とは?


いろんな先生に「どんな治療院を作りたいですか?」とお伺いすると、「紹介でまわる治療院を作りたいですよね」と言われる先生がほとんどです。一度も「新規でまわる治療院作りたいね」という方とは会ったことないです。
そう言っている先生が多いのに、実際のところ、紹介だけでは回っている治療院というのは皆さんの周りに見当たらなくないですか? 知っているという方いらっしゃいますか? 僕もいろんな先生と会って仕事をしていますけども、紹介だけで回っている治療院って五つくらいしか知らないです。じゃあそれを作るにはどうしたらいいのか? ちょうど1、2年位前から考え始めていました。
僕がやっている治療院経営の学校、維新会というのがあるんですけども、そこは今600人くらいの先生方が入っています。そこでいろいろな実験をしたんです。これをやったら増えるかなと。そうやって実験をしてきた結果「これだったら紹介と再診で繁盛できるよね」という方法論が確立されたので、それを今日ご紹介したいと思います。

熱心にメモを取りながら講義を聞く参加者の皆さん
熱心にメモを取りながら講義を聞く参加者の皆さん

多くの治療家が理想とする、再診と紹介で回る院を作るためのステップを説明。
多くの治療家が理想とする「再診と紹介で回る院」を作るためのステップを説明

■先ずは新規を増やしリピート率を上げる


これから新規に頼らない院の作り方ということで話を進めていこうと思うんですけれども、前半は繁盛院を作るための全体像です。集客を増やしたり、リピート率をアップさせるための話をします。
これはなぜかというと「患者さんが少ないと紹介も再診も少ない」からです。この理屈は皆さんもおわかりですよね。
なので、順番としては先ずは「新規を増やしてリピート率を上げて繁盛院を作りましょう」と。その後に、徐々に広告費を減らしていって紹介と再診だけでまわるような治療院を作っていく。そういう順番です。では話を進めていきます。

院の現状を数字で把握(計測)する重要性を説明。すると改善すべきこと、その優先順位がわかる。
院の現状を数字で把握(計測)する重要性を説明


2020年以降、経営で重要になるポイント。繁盛している院のHPはどこも似てきているため、患者さんはどこにいったらいいのかわからない。よってアイデンティティーを明確にすることが一層大切になる

■参加された皆さんの声


  • 1年前にも松下さんのセミナーを受けました。その後、ホームページを手直しして、PCC広告を始め反響もよくなりました。今回も参考になる話だったのでやってみようと思います。
  • すべての話が理論で解説されて非常に分かりやすかった。本当に繁盛院は、科学的に作れるのだと思いました。教えていただいた事も少しずつクリアできるよう早速取り組みます。貴重なセミナーありがとうございました。
  • LINEやYouTubeなど、それぞれのコンテンツをつなげることで再診、紹介の流れができるし、ご縁があった方々にお役に立てることが出来ることを知って、役立てていこうと思いました。
  • 本日はありがとうございました。数字の計測はしていたのですが、より細かいチェック方法がわかりやすかったです。紹介はまずマインドが大事なことだと伺えたので、考えてみようと思います。LINE、YouTubeで、やる事は細かく大変そうですが、一つ一つトライしてみます。
  • 今日はありがとうございました。計測での院の現状を見直すことと、情報発信の大切さを深く心に刻みました。LINEを活用することは自分の院を起ち上げたら是非、使いこなしたいと思います。まずは集客UPを目指し頑張ることを目標に!
  • 昨年とまた違った内容もあり、勉強になりました。
  • いつか独立する時にはまた時代背景と共に変わっているでしょうが、とてもありがたいお話をありがとうございます。まずは院に伝えてやってみるよう相談してみます。将来のために数値などの計測も意識してみようと思います。
  • 松下先生のお話はとてもわかりやすく、簡潔、ポイントを押さえており大変勉強になりました。「繁盛院は科学的に作り出せる!」という言葉が非常に印象に残りました。あとは実行するのみ。1年のはじめにこの講義を受けられてとてもよかったです!
  • とてもわかりやすいセミナーでした。早速、LINE、YouTubeを取り入れてみたいと思います。
  • 自分が今、何をしたらよいのかが明確になりました。まずはやってみます。今まで何となく数字を計測していましたが、使えていませんでした。どのように改善していけばよいのかとてもわかりました。

2019年10月14日セミナー開催報告

カラダの使い方を深める!
生涯歩けるカラダでいるためにカイロプラクターが出来ること 
講師 安藤崇先生(とごし銀座院院長)

【内容】
「筋肉」「関節」「生活習慣の改善」
の3つの柱でアプローチする大川メソッド「生涯歩けるカラダ」「自由に楽に歩ける」というテーマでこのメソッドを使うとどうなるか。

股関節、膝関節のモビリゼーション、ストレッチ
「自由に楽に歩ける」ために体を整えていく。まず股関節や膝関節の動きを手技で調整。仰向け、横向き、うつ伏せでの下肢のモビリゼーション、ストレッチを練習。コツは「脚を脚と思わず、3本目、4本目の腕と考えて手技をおこなうこと」意識を変えるだけ手技はその効果が変わります。 膝や股関節は、日常生活でほぼ縦の動き、屈伸にしか使われていないことも多く、本来の自由な可動が制限されがちです。その制限を手技で回復していきます。
膝がまっすぐ伸ばせない「伸展制限」をリリースしていく手技を実演
膝がまっすぐ伸ばせない「伸展制限」をリリースする手技。「楽に歩く」ためには膝が伸びることが必要なので「伸展制限」がある場合は、時間をかけて手の感覚を頼りに少しずつ圧をかけながら伸ばしていく。急に無理におこなうと痛みが出ることがあるので状態を把握しながら圧を加減することも大切。
仰向けで膝の伸展制限をリリースしているところ。「目的がわかっていればいろいろな体勢で手技はできる」
仰向けで膝の「伸展制限」のリリースを練習。
下肢の動きを使って側副(脇腹)を緩めていく手技を実演
「楽に自由に歩けない」原因として「側腹(脇腹)」や「腰~骨盤部分」が硬くなっていることがよく見受けられる。脚の動きを使って側腹(脇腹)を緩める手技を実演。
腰部~骨盤を牽引でリリース
大腿の前部を伸ばし、さらに腰部~骨盤へ術者の重心移動を使って牽引をかける。
クライアントさんの脚の重みを使い、側腹、腰~骨盤にかけてストレッチ
クライアントさんの脚の重みを使ったストレッチ。手技は微妙な角度で伸び具合が変わる。「腰椎の配列をイメージしながらおこなう」のがコツ。
体の使い方、重心のかけ方を解説
走っている選手のフォームをスローモーションで確認。体の使い方、重心のかけ方を参考にする。
身体に楽な歩き方
「体に楽な歩き方」は「足が先に前に出る」のではなく「体がまず前」に出て、続いて「足は自然に出る」というイメージ。うまくできない方にはゴムチューブを使った練習も効果的。チューブを骨盤後方に引っ掛けて体が前に出るのを誘導し、この歩き方を体験してもらう。 脚の運び方はほとんど注意しない。脚に意識がいくと「顔が下を向いて」しまったり「動きがぎこちなくなってしまう」ため。
怪我を最小限にとどめるための転び方
「なぜ転倒で大腿骨頸部を骨折しやすいのか?」「防ぐにはどうしたらよいか?」 対策として「怪我を最小限にとどめるための転び方」を習得しておくのも方法の一つ。ロシアの格闘術システマからヒントを得た転び方を実演。
怪我を最小限にとどめるための転び方
脱力し体を固めないようにして「転がるように」転ぶ。この「いざというときに脱力できるかどうか」が重要。 転ぶ練習は通常、恐怖感があるためなかなかはじめからできる人はいない。布団の上で正座の状態からはじめるなど段階を追って練習していくとよい。
現在の生活は「しゃがむ」機会が減ったためできない人も少なくない
「自由に楽に歩く」ために生涯、脚の関節の柔軟性は保っていたい。そのために有効な「しゃがむ」動作。足裏は浮かさず床につけたまま。現代の生活スタイルは「しゃがむ」機会が減ったため、うまくしゃがめない人が少なくない。「しゃがんで拭き掃除をしたり、習慣として毎日10回程しゃがんだり立ったりという機会を作るだけでも、股関節まわりの柔軟性は変わってきますよ」
頸部の手技を実演
頸部の手技を模型を使い解説。よい姿勢をとる時に頭の位置が後方にいきづらいことがある。その調整として使える手技。
頸椎の関節の動きを感じながら調整していく
頸椎の関節の動きを感じながら繊細に調整していく。受けた参加者さんは首から肩にかけてのコリが随分と軽減した。

■参加された皆さんの声


  • 目的を明確に持って手技をおこなうことを意識しようと改めて思いました。「自分らしく」「楽しく」来院する人を勇気づけていきたいと思います。
  • ウォーキング、転び方のところは非常に有意義で今後の参考にしたい。
  • 学院で習ったことがより実践的に使えるようになりました。効果の上がるやり方と上がらないやり方の違いに気付けました。怪我をしない転び方は今習えたことで、年をとる前に覚えることができてよかったです。
  • 年をとってからだけではなく、40~50代から学んでいく体の作り方は、痛みを作りづらくする体の使い方を教える上でとても役立つ考え方だった。患者さんの今の体の使い方を否定せずに、楽しく教える事によって患者さんとの関係も良くなり、自然に長続き(継続しての来院)するようになると感じました。
  • 側臥位でおこなった側腹をゆるめる手技、仰向けの頸椎の手技は微妙に角度が違うだけで効果に大きな差が出ました。これらは感覚的なもので説明が難しい職人技だとあらためて感じます。基本の立ち方の姿勢指導を一からみられたのもよかったです。

2019年9月16日セミナー開催報告

B-reset式 コンディショニング・セミナー
~お腹がほぐれるといろんな症状が改善する!~ 
講師 小山章先生(コンディショニングスペースB-reset代表)
講師の小山章先生(コンディショニングスペースB-reset代表)
はじめに手技をおこなう上でポイントとなる「伸張反射」「ゴルジ腱器官」「相反性神経支配」「拮抗筋」「痛いところは悪いところなのか?」について解説。
骨盤を動かす立位のホームエクササイズ
体のバランスを整える「ホームエクササイズ」を練習。おこなうまえに「自分の重心がどこにあるのか」「足裏全体で体重を支えて立っているか」「両腕がスムーズに挙上できるか」を確認する。それがエクササイズ後どう変化したかを体感。肩周りには一切触れていないにもかかわらず「途端に腕が挙げやすくなった!」という人も。
股関節の動作テスト
B-reset式アプローチは手技の前におこなう動作テストを重視している。例えば股関節は仰向けで円を描くよう他動で動かす。この時どこかに筋肉に順応性短縮があると、可動域の低下が感じられたり動きの偏りが出て楕円を描いたりする。
体幹の捻転の動作テスト
体幹の捻転の動作テスト。動作テストはビフォーアフターとしても活用できる。手技をおこなっている間、頻繁にテストをおこない効果を確認する。効果がいまいちの場合はその都度、アプローチしている部位を変えていく。
内転筋群へのアプローチ
内転筋群へのアプローチ。手技が進むにつれ、患部にはほとんど触れていないにも関わらず可動域はみるみる改善していく。患部に触れている割合は「1割程」。全身の筋肉が繋がっていて関連性があることを示す。
股関節を動かしながら、殿筋や側腹部の筋緊張を緩和していく
B-reset式アプローチの難しいところは筋肉のとらえ方と術者の体の動かし方。押圧の手技に慣れている人は、どうしても筋肉を押し込みたくなる。筋は押しこむのではなくコンタクトして一定の圧を保つだけ。腕や脚を動かしている間接手の動きで圧を調整する。術者は両手を使う。その間、体幹をバランスよく保つことも大切。股関節を動かしながら、殿筋や側腹部の筋緊張を緩和しているところ。
上肢の動きを使って腹部にアプローチ
上肢の動きを使って腹部にアプローチ
実技練習をおこなう参加者の皆さん
実技練習をおこなう参加者の皆さん

■参加された皆さんの声


  • 施術の場でとても役に立つことばかりでした。忘れないため、また、もっと深く学びたいことがあるので、個人的に小山先生の院に行きたいなと思いました。その時はよろしくお願いいたします。
  • 軽い圧でこれだけの効果を出せることに驚きました。
  • 常に拮抗筋を意識しながら施術することも大変参考になりました。
  • 自分のルーティーンに少しずつ取り入れていきたいと思います。
  • 座学あり実技ありの楽しい講義でした。普段やっている手技とは少し違うものでしたので、自分の引き出しが増やせそうでとても嬉しいです。また機会がありましたら参加したいです。
  • 学院の実技とはだいぶやり方が違いました。しかし、今までできなかった部分に対しいろいろとできるようになったのでいい事を教わりました。
  • 現在、まさに自分が悩んでいる内転筋群のゆるめ方など効果的な方法が分かり大変ためになりました。
  • 非常にわかりやすく、また、即使える手技で助かります。早速組み込んでみたいと思います。
  • 施術に取り入れるのはそれなりの努力が必要だと思いますが頑張ります。

2019年7月15日セミナー開催報告

「口下手でも患者さんがリピートしてしまう問診術」
~元営業マンが教える心を掴んで離さない会話術~ 
講師 高田勝博先生(ふじさわ整体院院長

本日はご来場いただいた皆様ありがとうございました!

主に以下の講義がおこなわれました。
◆インプットとアウトプットはどちらが大事?
◆問診術を活用してどのような結果が出たか、スタッフの実例紹介
◆治療業界は新たなフェーズに
◆「〇〇度-〇〇度」の方程式
◆リピートを増やす方法
◆問診術の極意5ステップ
◆いきなり話を切り出さない
◆問診時の注意/心には〇がある
◆〇〇ニーズの引出し
◆施術者が陥りやすい失敗
◆あまり話をしてくれない患者さんへの対応
◆患者さんが押し売りに感じてしまう時は何が出来ていない?
◆私に出来た「とっておきの方法」とは?

講師の高田勝博先生
携わった3つの職業、それぞれから学んだことも解説
とくに営業マンとしての経験が現在の仕事にも大きく役立っているとのこと
ペアをつくりお互いに問診の練習。患者さん、術者それぞれの心理面も考えておこなう
練習はペアを替えて再びトライ

後半はお互いがペアになって問診をおこなう実践練習をおこなったため、皆さん、早速実践でも活かせそうです!参加された「皆様の感想」もお届けします。

■参加された皆さんの声


  • 「問診術」というテーマでしたが、ハウツーだけではない「人を診る」という本質的な内容でした。施術者で何かしらの壁にぶつかっている人はヒントがもらえるセミナーだと思いました。
  • 実践で使える内容がたくさんあり参考になりました。
  • 他の方の問診も聞けて更に問診を大切にしていきたいと思いました。本当にありがとうございました。
  • 院経営のことについて、他のジャンルでもセミナーして下さい!
  • 「主語を症状から生活へ変換させる」ところがポイントだと気付かせていただきました。ありがとうございました。
  • 自分の問診が説明過多になっていると明確に気付きました。以前から考えていた部分がハッキリ分かりました。試行錯誤したいと思います。
  • 誰しも「心には扉」があり、否定されるとその扉は閉じてしまう。そして皆「自分で決断したい」。これらの知識は、対患者さんはもちろんですが、家族や友人など身近な人とのコミュニケーションにも応用できると思い聞いていました。円滑な人間関係を作るにはとても使えるのではないでしょうか。
    また「トップ成績の営業マンは商品の説明をほとんどしていなかった」という話も印象的でした。潜在ニーズをつかんでいる人こそが、人の心に響く提案ができる。患者さんのリピートも同じなのですね。興味深い講義、ありがとうございました。
  • 今まで意識していなかった潜在、顕在ニーズを意識して話をするだけで、今までと違った展開になると思いました。また、それによって引き出される患者さん自身も気付いていなかった要望にも応えられると思います。非常に有益な講義でした。
  • 丁寧な講義でした。先生ありがとうございます。

2019年3月21日セミナー開催報告

「越谷BASEセミナー」
~こども整体・下肢のスポーツ障害・ウォーキング指導~ 
講師 松田タカシ先生(越谷BASEオーナー

講義は「1 こども整体、2 LINE@の有効活用、3 治療デモンストレーションと実践、4 ウォーキング実践」の流れで進行しました。

整体、かけっこ教室他、様々な活動をおこなっている松田先生。これまでの活動実績を紹介
整体、かけっこ教室他、様々な活動をおこなっている松田先生。これまでの活動実績を紹介
「こども整体」をはじめた経緯について説明。「かけっこ教室」は大人数でおこなうため個別の対応ができない。よって「パーソナル指導」を案内するようにしたところ、子供たちの体に起きている猫背や足の歪みの想像以上の多さに驚く。スポーツをしている子ほどそれが顕著。それから「こども整体」の必要性を痛感するようになった。
「こども整体」をはじめた経緯について。「かけっこ教室」は大人数でおこなうため個別の対応ができない。よって「パーソナル指導」を案内するようにしたところ、子供たちの体に起きている猫背や足の歪みの想像以上の多さに驚く。スポーツをしている子ほどそれが顕著。それから「こども整体」の必要性を痛感するようになった。
LINE@の活用について。LINE@のメリットは何といってもメルマガなどと比べ既読率が高いこと。大きく分けて「新規顧客開拓」と「既存顧客」に対する使い方があるが、越谷BASEでは主に「既存顧客」に対し有効に使っている。
LINE@の活用について。LINE@のメリットは何といってもメルマガなどと比べ既読率が高いこと。大きく分けて「新規顧客開拓」と「既存顧客」に対する使い方があるが、越谷BASEでは主に「既存顧客」に対し有効に使っている。

LINE@の活用について

実技は足底筋膜炎へのアプローチを紹介。まずは痛みを緩和することが大事。急性期の場合のアイシングの重要性を説明。テーピングの貼り方も実演。
実技は足底筋膜炎へのアプローチを紹介。まずは痛みを緩和するため急性期はアイシングが重要。テーピングの貼り方も実演。
足の検査法を練習しているところ。セミナーでは見ていくポイントを説明。
立位での足の診方を解説
下肢の筋肉・関節へのアプローチを練習。何層にも重なっている筋肉の谷間を狙う、筋膜の滑りを回復させるなどコツも公開。
下肢の筋肉・関節への手技を練習。何層にも重なっている筋肉の谷間を狙い、筋膜の滑りを回復させるようにおこなう。

■参加された皆さんの声


  • 松田先生は色々なことを勉強なさっているので次は何が出てくるのか楽しみです。
  • すべて興味のある内容でしたので勉強になりました。
  • 子供整体に興味があり、自分でもやりたい事だったので楽しかったです。
  • LINE@の話はとてもタメになりました。2軸の体の使い方は、体の無意識の動きが出来ていないと気づかされました。
  • 足底筋膜炎に対するアプローチとウォーキングを早速実践してみたいと思います。
  • 2軸のウォーキング指導が大変興味深かったです。よく目にするキレイに歩くための1軸を保った歩行指導とは別物と感じました。自然界の四つ足の動物は確かに揺れながら歩いています。どこにも力みがない状態、体にとってどちらがより自然かと考えれば、2つの軸の方かと感じました。ただ、「2軸がよい」ということではなく、「1軸と2軸を交互にその時々で使い分けることが大切」ということがわかってよかったです。
  • 思いっきり走ったり大声をあげたりできる遊び場が少ない現状の反映か、ここまで「かけっこ教室」の需要があることに驚きました。また、行き過ぎたスポーツ指導の問題点も知りました。「子供の骨は思ったよりも弱い」。今日のような講義内容が子供たちの運動指導をする人たちの間に、もっと知識として広まっていくことを望みます。