2020年9月21日セミナー開催報告

「高齢者への施術・対応力を磨こう!」~センシティブタッチ/押さない施術~
講師  村井雅紀先生 (ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)

主な内容
■ご高齢のお客様の症例紹介■高齢者の特徴(こころと体)■対話上のこころがけ■50~80歳代の体の悩み■骨量の変化に注意!「いつのまにか(圧迫)骨折」していることがある■骨の健康度セルフチェック■私の骨密度検査結果■エストロゲンの減少と症状■アンチエイジングからウエルエイジングへ■感染症と加齢■生活習慣が入り口■高齢者の願い・希望・望み■事故を防ぐために/ヒヤリ・ハットした実例■高齢者に対する技術対応上のこころがけ■センシティブタッチのコツ■実技実演他。

講義をおこなう村井先生
冒頭に座学、後半に「触れるだけ揺らすだけ曲げ伸ばすだけでカラダが変わる=センシティブタッチ」を練習しました。
ご高齢者の施術、対応について「症例紹介/どのような主訴で来院されたか」「ご高齢者の特徴(こころと体)」「対話をする時の心掛け」「50~80歳代の体の悩み/男女の違い」「骨量の変化」を説明。
センシティブタッチでは術者の緊張は禁物。体を変化させる意図は捨て、自分の骨格、呼吸に意識をむけておくのがコツとのこと。
センシティブタッチの実演。押さずに体温を伝えるように手を当てておく。次第に副交感神経が優位になって呼吸が深くなっていくのがわかる。
上肢や下肢を揺らしながら余分な緊張を抜いていく。
外側広筋の過緊張をリリースしているところ、グイグイとは押していない。感覚受容器に働きかけ、内面から緩んでくるのを導く。

セミナーダイジェスト動画もご覧ください!

(※会員の方は「支援サイト」で全編視聴できます)

■参加された皆さんの声


  • 神経的、動きの関連性が聞けてよかったです。新たな気付きになりました。
  • 普段気にも留めなかった身体の感覚を体感できました。実際の治療にも取り入れて患者様満足につなげたいです。
  • 実技の時間は一つにつきペアで交代してやる時間が欲しかった。ですがシンプルで分かりやすかったので頭に残りました。ありがとうございました。
  • 今後は高齢者が多数。どうやって経営をしていくのかがポイント。
  • もっと一つ一つの手技について練習できるとよかった。緩消法(筋肉を軟らかくする治療法)についての見解も聞いてみたかったです。
  • 楽しかったです。もう一度家で勉強してものにします。
  • 「後頭部~頚椎」「仙骨」、それぞれに手を当てて5分。押しこまず体温を伝えるだけ。すると次第に手が患者さんの呼吸が深くなることや、組織の緩みを感知する。手を当てている部位を解剖、生理学的にみても、体を副交感神経優位にもっていくやり方になっているのでなるほどと思いました。ワルツのリズムで上肢や下肢を動かし弛緩させるという方法も参考になりました。