講師の金近先生へのインタビュー③/3月21日開催「コアトレによる姿勢改善セミナー」

■陸上競技から考える筋肉の質の違い


――金近先生はプライベートでは陸上競技の大会の審判もされているとのこと。
金近)はい。学生時代、短距離走(100m、200 m)をやっていた経験もあり、審判として参加することがあります。

――100m走といいますと、昨年は桐生祥秀選手が日本人史上初の9秒台を出しました。昔は「日本人には10秒の壁は越せない」と言われていたと記憶しているんですが、それが年々記録が更新され、ついにはメダルも不可能ではなくなった。どのような感じで見ておられますか?
金近)日本人に合った走り方が確立されてきたのでは、と思って見ています。日本人は欧米の選手とは筋肉の使い方といいますか、筋肉の質が違うと思うんです。例えば欧米の人は伸筋の方が強く、日本人は屈筋の方が強くなる傾向があるなど。

――西洋では狩猟で槍を使ったり、代々「押す」力を利用してきた。日本人は農耕民族なので身をかがめて作業することが多く、鍬などの道具で「引く」力を利用してきた。たから、例えば日本のノコギリは「引く」ときに切れるように作ってある。そんな説明を聞いたことがあります。
金近)そのような話があるように、そもそも筋肉の質が違うから、欧米人の走り方を参考にしてもなかなか日本人には合っていなかったのだと思うんです。そして日本人の体にあった走り方の研究が進んできた。桐生選手の前に日本記録をもっていた伊東浩司選手がその研究をされた走りではないかと思います。男子400mの日本記録保持者、高野進選手もそうですね。

■日本人に合うようにアレンジを


――日本人に合うかどうかが大切なんですね。
金近)運動指導のことで言えば、有吉先生も実は同じことを言っています。日本人に合ったやり方、形が必要なんだと。いろんな方法をくみ上げていって、昔は運動指導の世界でも割と欧米から入ってきたものをそのまま取り入れるという形だったそうです。しかしそれだと日本人には合わない。短期集中型エクササイズのビリーズブートキャンプもそうでしたね。「やはり日本人にあった形に仕上げていかないとダメだね」と仰っていました。

■一つ一つの動きをより正しくやる


――研究が進んで選手の走り方も変わってきたんでしょうね。
金近)理論自体だいぶ違うようです。昔は後ろに蹴るようにと言われていたのが、今は捕まえにいくなど。
審判として大きな大会からローカルな大会までいろいろ担当するんですが、例えば中学生の大会などを見ていると、昔からある練習をそのまま模倣している子が多いなと感じます。とくに考えずにやっているなと。効率よくという意味で「ここは変えた方が・・・」と内心思うこともあるんです。
動きというのは、これは「コアトレ」にも通じるんですが、ただ形をやればいいのではないんです。「一つ一つの動きをより正しくやる」。これを自分で考え身に着けていった子はすごく強くなるんじゃないかなと思いますね。

――走ることに理論も必要と。
金近)そうですね。学年ごとで理論の捉え方というのは違ってくるんでしょうけどね。自分が出来ていたかどうかは別にしてですが(笑)。

(次回のインタビュー④では、コアトレをおこなうメリット、整体と組み合わせて出来ることなどのお話をお届けします。)

講師の金近先生へのインタビュー②/3月21日開催「コアトレによる姿勢改善セミナー」

■「コアトレ」を試してみて


――体幹の強化というとピラティスが有名ですが、ピラティスとは違うんですか?
金近)違います。「コアトレ」はリセットという考え方が特徴的です。筋肉の「使い過ぎ」と「使わなさ過ぎ」を分けてアプローチをするところですね。

――筋のリセットはせずに再教育だけやるところは多い?
金近)ピラティスやスポーツジムで開催している体幹強化のクラスなどは基本的にはそういうところが多いと思います。

――金近先生自身も「コアトレ」をやってその効果を実感したとお聞きしました。
金近)有吉先生のところで学んで毎日の生活の中に取り入れました。腰痛はなくなりましたね。肩こりも気にならないです。体調の変化を感じています。

■整体に「コアトレ」を取り入れる


――筋の再教育というのは患者さんに運動指導をしていく形になるのだと思いますが、実際の施術の中で時間配分はどのようにされていますか?
金近)当院には主に「コアトレ」と「リセット」というコースがあります。トリガーポイントセラピー(TPT)を組み合わせるのが「リセット」コースで、こちらは60分の内、「TPT」「コアトレ」それぞれを30分でおこないます。何回かリピートしていただいて家でも「コアトレ」が出来るようになっていただくんです。やっている内にだんだん自己流になっていくことがありますから、その修正も入れたりしながら進めています。

――「コアトレ」の指導というのは皆同じベーシックなものをやるんですか? それとも個々違うもの?
金近)基本的には個々違うのですが、共通しているものもあります。例えば「正しい呼吸」。これは皆さんに指導し家でやってもらっています。

――胸式呼吸や腹式呼吸などのこと?
金近)きちんと筋肉の使い方を意識した呼吸という意味です。腹部には前に腹直筋、横に腹横筋がありますが、腹式呼吸というと腹直筋を使ってお腹をペコペコと動かす呼吸をやる方が多いんです。姿勢の安定のために必要なのは腹横筋の活性化。よって「お腹の横を意識した呼吸をしてください」などと指導します。

――難しそうですね。
金近)促通といいますけども、そこに手を添えて少し突ついてみたり、刺激を与えて活性化をはかりながら練習します。ご自宅でやってもらっているうちに「私ね、そこ動いたのよ!」という感想を下さる方も。繰り返していれば感覚はつかめるようになってくるんです。

――からだを変えていくのに呼吸は欠かせない?
金近)必須です。当院では、たいていどのコースでも呼吸についてアドバイスします。

――整体院で「コアトレ」を取り入れているところは珍しいのですか?
金近)そう思います。協会に学びに来ている方は運動指導のインストラクターの方が多く、他は医療関係では理学療法士の方です。整体で「コアトレ」を学んだのは協会側からいうと私がはじめてのようです。

(次回のインタビュー③では、陸上競技を例に、日本人の筋肉の質についてお話されている内容をお届けします。)

講師の金近先生へのインタビュー①/3月21日開催「コアトレによる姿勢改善セミナー」

■鍛えるのではなく「整える」


――今回のセミナーのテーマ「コアトレ」についてお聞かせください。
金近)「コアトレ」というのは、簡単に言いますと「からだのバランスを整える」トレーニングです。一般的な傾向として筋肉は「鍛える」ものと考える方が多いと思いますが、「鍛える」だけではどうしても機能が回復しきれない場合があります。「コアトレ」は「整える」という考え方でおこなうトレーニングで、結果、姿勢がよくなったり体調が回復します。

――どのように「整える」のですか?
金近)当院では姿勢の歪みを前面に打ち出していますので、姿勢で説明します。姿勢の歪みは「使いすぎ」ている筋肉と「使っていない」筋肉によるアンバランスで生じます。前者はオーバーユースで縮んで硬くなります。後者は逆にうまく動かないために伸びっぱなしで硬くなります。いずれも日常生活の中に原因がありそれが積み重なって出来たものです。
「使いすぎ」ている筋肉は、疲れを抜いて本来あるべきやわらかい状態に回復させる必要があります。「使っていない」筋肉は、使い方を再教育し、筋肉の質を高めて状態をよくします。

講師を担当する金近道純(かねちかみちよし)先生。金近先生の施術は「はちおうじみずき通り整体院」で受けられます。

■「コンディショニング」とは


――「コアトレ」を開発された方がおられるのですね。
金近)はい。コンディショニングトレーナーの有吉与志恵先生です。普及を推進している一般社団法人日本コンディショニング協会という組織もあります。
実は「コンディショニング」というのが元々のメソッドの名前なんです。疲れを取り除いていくのを「リセットコンディショニング(Reset Conditioning)」、再教育するのを「アクティブコンディショニング(Active Conditioning)」と言います。ただ、「コンディショニング」という言葉が一般的にはあまり馴染みがないと思い、当院では「コアトレ」という言葉を使っています。有吉先生も「コンディショニング」について語った本を出版する時、当時はまだその名称が一般的ではないとのことで、代わりに「コアトレ」という名前で本を世に出していったという経緯もあります。

――「コアトレ」と「コンディショニング」は同じ意味ということですか?
金近)そういう使い方を私はしています。「コアトレ」のコアというのは、いわゆる体の軸となる部分。体幹を安定させるためのトレーニングということです。その目的に向けて筋肉のリセットや再教育をおこなう。全部ひっくるめたものが「コアトレ」で、つまり「コンディショニング」と同じと考えています。協会では厳密には違うと説明されますけどもね。

(次回のインタビュー②では、実際に「コアトレ」を試してどのような体の変化が感じられたか、どのような形で整体に「コアトレ」を取り入れておられるのか等の内容をお届けします。)

世界初!読んで治す『人生を変える幸せの腰痛学校』の紹介

2017年10月9日におこなわれた日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「カラダの使い方を深める!」の一コマです。
講師の安藤崇先生とごし銀座院)が、伊藤かよこ先生(鍼灸師)の著書『人生を変える幸せの腰痛学校』を紹介しているところです。

『人生を変える幸せの腰痛学校』はある腰痛の患者さんがグループセッションをおこなう様子を描いた小説で、認知行動療法を使った腰痛治療のことがわかりやすく書かれています。「痛み」に対する考え方が世界的にこのように変わってきたと知ることができる内容です。
当協会では、伊藤かよこ先生を講師としてお招きし、2018年2月12日(月・祝)セミナーを開催します。詳細はこちらをご覧ください!

『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)
伊藤かよこ先生は、2016年11月、世界最先端の慢性疼痛治療法、認知行動療法のグループプログラムを小説化した『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)を上梓。2018年2月、日本カイロプラクティック医学協会主催のセミナーを開催予定。

 

 

埼玉県さいたま市に「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」開院!

古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院を開院し13年、豊富な経験を積まれた古川一就先生が、2017年11月22日、大宮駅東口徒歩3分の新築ビルに「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」をオープンしました!

不妊治療・妊活をサポートする「子宝整体コース」、妊婦のケアや人気のトコちゃんベルト販売&着用指導OKの「マタニティ整体コース」や、出産後ケアで好評の「産後の骨盤矯正コース」、美容やダイエット効果も高くデトックスが出来ると最近話題の「ファスティング(断食)コース」、痛みやしびれ等の様々なお悩みに対応する「カイロプラクティック整体コース」を揃えておられます。赤ちゃんやお子様連れも《見守り保育》サービスで歓迎とのこと!

「VIDA」というのはスペイン語で「命」という意味だそうです。ロゴマークもカッコよく、とても素敵な院内でした。最先端の施術機器も揃えておられます。

古川一就先生は勉強熱心でとてもフレンドリーな先生。大宮にお住いの方に「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」自信をもってお勧めできるカイロプラクティック整体院です!

 VIDAカイロプラクティック大宮整体院
 さいたま市大宮区宮町1-34-3 大宮M1ビル4F
 TEL 048-871-6033 (※予約制)
 埼玉県さいたま市大宮駅東口3分

セミナー前の安藤院長へのインタビュー③/2017年10月9日開催「カラダの使い方を深める!」

■R2を入れた三つ巴の関係はバランスがとりやすい


――なるほど。一人で頑張っている治療家の先生も多いですが、心からというケースですと、「1対1」では時には厳しいことがあるといいますか、「1対チーム」の方がお互い楽なのかなとも感じます。

安藤)そう、そうなんですよ。非常に思いますね。やっぱり「1対1」というのは逃げ場がないんでね。カウンセリングでもグループで、というのがあるんです。何人か集まり、患者さん同士で自分の悩みを吐き出し聞いてもらう。人が集まった方が話しやすいというか、1対1の方がいいという患者さんも、もちろんおられるんだけれども、時に行き詰ってしまうこともあり得る。自分自身もしんどくなることがあると思います。逃げ場じゃないですが、ちょっと横にそれるにはスタッフさんがいないよりは、いた方が楽でしょうね。

――この点はチームとして経営している強みでしょうね。

安藤)実はR2【一人の患者さんを前半(R1)、後半(R2)の2人で担当するしくみ】、これが大川メソッドのとても優れているところだと思うんですよ。治療者がいて慰安者がいる、患者さんとの三つ巴の関係はバランスがとりやすいんです。
例えば、私がR1に入ってもあまり話さない患者さんがおられるんですが、R2で他のスタッフに変わった途端、ワーッと話し始めたり。患者さん自身が使い分けているというか、院をどう使うかが段々わかってくるという。
前回のセミナーでも私たちの仕事を居酒屋を例にして説明したんですが、それに近いものがあるんじゃないかと。料理屋でいえば、主人がいておかみさんがいる。主人は料理を作って出すんだけれども、それが美味しければお客さんは満足する。おかみさんに話を聞いてもらえることで心はもっと楽になる。そのような関係が院でもできるといいのかなと思います。

■アドラー心理学は患者さんのためというよりも自分のために


――卒業生の方からの相談ということに戻りますが、一人で経営されている先生も、患者さんに本当によくなっていただけるよう、いろいろと工夫されているんでしょうね。

安藤)なにより自分自身がよい状態でいることは大切ですね。「人のために!」と頑張りすぎて、いつの間にかがんじがらめになってしまっている方がたまにおられます。「疲れちゃった」という治療者の方、時々おられるんですよ。「最近治療に入りたくなくて・・・、来て下さるのは嬉しいけど・・・」って。
「まずは休みなよ」と言いました。「予約も別に断ってもいいんだし、それは自分でバランスをとっていいんだよ」と。自分の時間も作るべきだと思いますよね。ただ一心不乱にやるんじゃなくて。継続していくには、心にゆとりが持てるくらいのペースの方がいいのかもしれません。

――施術者はいつも、よい心の状態を保っていたいものです。

安藤)結果が出ないと「まだ足りない!」って自分を責めてしまうことがあるんです。アドラー心理学は、どちらかといえば患者さんのためというよりも自分のためになると思います。私は自己受容という言葉を最初に聞いて勉強をはじめたんですが、自分自身すごく責めてしまうところがあるんです、「まだまだっ!」「出来てないっ!」って。それで段々と自分を傷つけるようになり、しまいには他人に対してもそういう言葉を吐いてしまったりする。
まずは自分を傷つけない、自分に対し厳しくしすぎないこと。それらをアドラー心理学で学ぶと非常に楽になれます。実はそっちの方がうまくいったりするんですよ。
学生時代、運動部などを経験しているとつい自分を虐めてしまうんです。短期的にはいいんだけれども長期的にはもたないですね。ついつい自分に厳しくする習慣を患者さんに押し付けてしまったりもする。お互いに「これぐらいでいいんだよ」というくらいの方がいい関係性が保てることがあります。疲れないし楽ですし、そのようなことをアドラー心理学から活かしていますね。

■考え方、見方を変える。当たり前のことを見直してみる


――アドラー心理学はこの数年ブームになっていますが、求めている人が沢山いるということなんでしょうね。

安藤)非常にシンプルなんですよ、内容は。フロイトやユングのように難しくない。個人心理学といって自分自身の在り方を変えれば変わってくるよという、哲学に近いのかな。寛容になるというか、受け入れやすくなるといいますか、自分自身をダメ出しするんじゃなくて「まぁいいんじゃない」と。

――本で読むだけでも違いますか?

安藤)違いますね。難しいことを勉強しなくても読むくらいでもいいと思います。性格は変えられなくても、考え方、見方を変えるだけで違うと。当たり前のことなんですけどね。その当たり前のことを見直してみるんです。それがまた、いろんな人の話を聞いてみると「それ仏教にもあるよ」と言われました。アドラー心理学は東洋的な思想にも近いんでしょうね。
このようなことも当日はお話します。「体の使い方を深める」といいましたが、体と心は一緒と考えれば、心の部分を深めるというのもありではないかと。

――なるほど。お話が思いがけず臨床でのとても興味深い部分にも入りました。セミナーが益々楽しみになりました。本日はお忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。

セミナー前の安藤院長へのインタビュー②/2017年10月9日開催「カラダの使い方を深める!」

■「緊張し続けないこと」が重要


――システマは、究極的には「非常事態でも平常心を保てるようにするメソッドである」と聞いたことがあります。

安藤)そこまでの強いストレスですと、実際その場になってみないとわからないですが、ただ、システマの考えとしては緊張してはいけないということではないんですよ。何かあったら人は緊張するのが当たり前の現象なんです。「緊張し続けないこと」が重要で、「なるべく早くその緊張から普通の状態へ回復」していく。その訓練をするのがシステマなんです。

――なるほど。例えば心身症といいますか、心から体に症状が出ていると推測される方がおられた場合、これらは活用していけるものでしょうか。

安藤)心を変えるというのは私たちの仕事ではないし、なかなか難しいことです。でも、体の方から入ってあげて、結果的に心が少しゆとりをもてる状態になり、よい雰囲気でお話も出来るようになることがあります。まずは「落ち着いて」もらうこと。そして自分を見つめ直せるような状況を作ってあげるというか、一緒に作るということですね。

■「なかなか症状がよくならない」理由


――そのような患者さんに対してテクニックだけを追い求めても無理がある?

安藤)意識せず自然によい方向にいっていることもあるんです。施術のお陰で深くリラックスできて、患者さんも気がついたら心が楽になっていたと。手技だけでなく、施術者がよい言葉かけ、対応をし、それがよい結果に繋がっていることも実は多い。無意識におこなって効果を発揮しているわけですから、こちらがきちんとわかったうえでおこなえば尚更よいのかなと。

――沢山の患者さんをよくしていかれる先生というのは、その辺りが自然と出来ているんでしょうかね。

安藤)新人のスタッフさんでも意外と出来ている人がいるんですよ。R2(慰安操作)に入ったところ、患者さんがとてもリラックスされ、ぐんぐんよい方向に向かっていく。気がつかないうちに癒してくれる、そんな状況が作れればお互いよいと思いますね。
心身症という言葉が出ましたけれども、心身症に対しても今回はお話をしようと考えています。森田療法、認知行動療法、最近勉強したアドラー心理学など。私は専門家ではないんですが、これらを頭に入れておく、知っておくと役に立つよということです。突っ込んで勉強したければ専門のところに行った方がいいんだけれども、ちょっとした紹介ということですね。
心と体は切っても切り離せません。実際、十何年この仕事をやっていて、ご来院される方の多くは「心から体へ」という部分を含みます。それを表立っては言わないけれども、背景には何かあるのかなということを頭に入れながらやっていかなければならない。「なかなか症状がよくならない」という悩みは、そこも見ないといけないわけです。手だけでなんとかしよう、物理的、器質的なもので改善しようとしても、そこじゃないんですよね。見方を少し変えてみるといいのかなと思います。

■入り口の部分で私たちはお役に立てる


――今年の7月に開催した「多次元操体法」、大内先生のセミナーもご覧になられたそうですね。

安藤)ビデオで見させていただきましたが、面白いなと。自分の言いたいことの何割かがすでに入っていたので、セミナーでは重なってしまう部分があるかもしれません。私は操体法は使わないのですが、考え方としてはすごくいいなと思いましたね。

――結局「よくしていこう」と思えば、最終的には同じところにたどり着く?

安藤)そうなんですよ。森田療法や行動認知療法、アドラー心理学も結局似てくるんです。仏教もそう。人間が悩みから抜け出したい時にいろいろ考えるわけですから。専門家が見たら違うと言うと思いますが、一般の人からみればそんなに変わりはないのかなと。その手法がいろいろあるということですね、
一つ言えるのは、心の問題がサインとして体に出やすい人は、私たちのようなところがお役に立てるということです。神経症や心身症、本当にその入り口の部分ですよね。深いところに入ってしまうと、それはもう逆に触れない方がいい。病院で治療してもらうしかないんだけれども、ご来院される方の多くは、その入り口というか、体にサインが出ているよ、くらいの方たちです。
手技で症状を楽にして差し上げて、その中で自分自身との、また、自分のからだとの向き合い方をいっしょに考えてあげる。それは非常によいと思いますね。良好な人間関係にもなって長いお付き合いになることも多いんです。本来なら職場の人間関係や家族の中で解決できることも多いんでしょうけれども、なかなかそこがうまく出来ていないわけですから。私たちの仕事が一つのきっかけになればということです。

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セミナー前の安藤院長へのインタビュー①/2017年10月9日開催「カラダの使い方を深める!」

■「仕事」としての手技・スキルの活かし方を紹介


――10月9日(祝・月)の見所をお尋ねしたいと思います。はじめに2016年9月におこなった前回のセミナーについて、あらためて感想をお願いします。

安藤)協会でのセミナーは久しぶりだったので緊張しましたが、まあまあ上手くできたかなと。基本的なことをやり、皆さんには忘れていたことを思い出してもらえたのではないかと思います。何より楽しくやってくれていたのがよかったです。

――今回、皆さんに一番伝えたいことは?

安藤)「からだの使い方を深める」というテーマにしたんですが、実際には体だけでなく、体と心との関係、患者さんとのコミュニケーションの取り方なども含みます。技術的なこと、手技もおこないますが、単に手技を紹介し練習するのではなく、患者さんとの関係を交えながら「私はこう考えて使っていますよ」と。あくまでも「仕事」としてこう考えて使っています、ということをお伝えしたいです。

■施術者と患者さんとの関係性を今一度考えてみる


――ところで、大川学院やグループで学んだ皆さんが全国で活躍されていますが、いろいろと相談を受けられることも多いのでは?

安藤)そうですね。症状から経営的な相談までいろいろあります。傾向としては、若い方からは「なかなかよくならないんです」という質問が多いです。ただ、聞いているとテクニックどうこうという問題ではない気がするんです。皆と同じ勉強をしていますし、それなりに手も出来ている。技術の向上はもちろん大事なのですが、テクニックだけを見続けても限界があると思います。施術者と患者さんとの関係性を今一度考えてみる。このあたりのバランスをとりながらテクニックを使うというのが一つの解決策になることがあるんです。
私もそのように悩んでいた時期があります。いろいろやってみたけど手技だけでは難しいと。自分自身の「患者さんとの向き合い方」、それから「自分自身との向き合い方」。これらをあらためて考え直し、実践したことで変化が出てきたことがあったんです。手技というよりも、よりこのような内容をお伝え出来ればとも考えています。具体的な項目として「トリガーポイント」など6つ案内で出していますが、順々に説明するというよりはミックスしながらやっていきます。

■システマの臨床への活かし方


――安藤先生はシステマの勉強会を定期的に開催されていますが、システマを手技療法に活かしている例というのは国内でも珍しいと思います。

安藤)システマというのは元々は格闘技なんです。私は格闘技を習っているわけではなく、システマ的な身体の使い方・考え方、これがとても参考になるので続けているんですよ。システマには4つの原則というものがあります。「呼吸」「姿勢」「動き続ける」「リラックス」です。この4つをうまく使うんです。1つだけポンと飛び出てもいいんですが、なるべく全てバランスよく出来ると、体はより心地よくなれると思います。

――これらの原則を臨床に組み合わせているのですね。

安藤)手技自体にというよりも、患者さんに「こういう動きをしたらいいですよ」「姿勢に対してこんな考え方がありますよ」と、つまり大川メソッドの3つ目の柱、「生活習慣の改善へのアプローチ」のところです。
また、自分自身も仕事をしていればどんどん疲労が溜まってきます。その時に呼吸などシステマで学んだことを役立てています。これらを意識すると日々の疲れ具合も変わります。

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愛媛県松山市に「松山オレンジ整体院」開院!

大川カイロプラクティックグループの直営院にて、院長として10年以上活躍された神野晋輔先生が、2017年9月13日、地元である愛媛県で「松山オレンジ整体院」をオープンしました!

日本カイロプラクティック医学協会/愛媛県松山市に「松山オレンジ整体院」開院!

場所は国道196号線の通り沿い、愛媛新聞住宅展示場パルさんの向かい、ソフトバンク鴨川店さんの隣、オレンジ色の看板が目印です。

「松山オレンジ整体院」「心が落ち着き、身体が軽くなれる空間」をお客様に提供。日々のセルフケアを重視しており、身体の不調を予防・メンテナンスしていく本格的な施術が受けられます。

日本カイロプラクティック医学協会/愛媛県松山市に「松山オレンジ整体院」開院!

神野晋輔先生は勉強熱心でとても誠実な先生です。東京でも多くのお客様から慕われていました。松山にお住いの方に「松山オレンジ整体院」自信をもってお勧めできる整体院です!

 

 松山オレンジ整体院
 愛媛県松山市鴨川1-9-20
 TEL 089-909-6685 (※予約優先制)
 国道196号線の通り沿い、愛媛新聞住宅展示場パルさんの向かい、ソフトバンク鴨川店さんの隣