2017年10月9日セミナー開催報告

大川カイロプラクティックセンターとごし銀座院セミナー
「カラダの使い方を深める!」
 講師 安藤崇先生とごし銀座院院長

■講義内容


1年ぶりの安藤崇院長のセミナー。今回は「仕事」としてのカイロプラクティックを深く掘り下げていきました。システマのエッセンスを取り入れた生活習慣の改善アプローチほか、認知行動療法、森田療法、アドラー心理学などの活用法も紹介。「患者さんとの向き合い方についてとても参考になった」との喜びの声が多いセミナーとなりました。以下が主な内容です。

講師を担当した安藤崇院長(とごし銀座院)/日本カイロプラクティック医学協会
講師を担当した安藤崇先生(大川カイロプラクティックセンターとごし銀座院 院長)。参加された皆さんへのメッセージ→『質問があればお答えしますので、お気軽にご連絡ください』

◎体のバランスを体感する
 視界が変わるだけで変化する
 呼吸によっても変化する

◎呼吸の力を使った姿勢矯正法
 3回の呼吸で姿勢を変えてみる

◎私が考える「正しい姿勢」
 緊張するポイントは人それぞれ違う
 その改善の仕方

◎患者さんの主訴とどう向き合うか?
 話を聞くときに大切な「共感」と「共有」
 症状の変化に一喜一憂しない
 目標をどこにもっていくか?

◎自分の手、言葉で相手をコントロールしようとは思わない
 やがて行き詰まる

◎感じる練習
 手を当てて呼吸を合わせてみる

からだの変化を感じる練習/日本カイロプラクティック医学協会
手を当てて患者さんのからだの変化を感じる練習。呼吸も合わせていく。
参加者の皆さんの練習風景/日本カイロプラクティック医学協会
お互いがペアになってからだの変化を感じる練習

◎痛みが出る原因
 外的な負荷だけではない

◎ウェイトトレーニング
 そのメリットとデメリット
 「効かせ癖」の弊害

◎楽に動ける「身体動作トレーニング」
 椅子からの立ちあがりで練習

◎「かばい癖」とは?
 体の動きにブレーキをかける
 「かばい癖」の取り方を歩き方を使って練習

◎システマの4原則とは?

◎考え方の癖「スキーマ」を見直してみる

◎感情とは?
 認知行動療法と森田療法の捉え方の違い

◎なぜ「不安」や「心配」は減らないのか
 「痛み」に置き換えて考えてみる

◎当院の最終的な目標は「予防で通ってもらうこと」ではない

◎アドラー心理学の活かし方
 この仕事は自分自身が商品
 どう自分を高めていくか

実技練習風景/日本カイロプラクティック医学協会
実技練習も織り交ぜながらの講義。体勢をいろいろ変えながらも圧を一定に保つ練習をしているところ。この課題ができると、やわらかい圧の入れ方が可能になる。

■参加された皆様の感想


  • いつも安藤院長のお話を聞くと初心に帰ることができ、これからも頑張ろうと元気づけられます。今回も考え方の講義が多かったですが、なるほどなぁと思うことがいっぱいありました。ありがとうございました。
  • この仕事はやはりミッションのとらえ方が大事で、その中に手技のテクニックも含まれるということですね。全人的なアプローチの大切さ、大変勉強になりました。
  • 精神面の対人対応がより参考になりました。
  • 認知行動、これは役に立つ。認知行動療法、システマ、レリゴー!
  • とてもおもしろかったです。もっと実技的な要素のセミナーをイメージしていましたが手技の内容、結果、今は自分の手技を受けて患者さんはどういう気持ちなのか等、施術の前、中、後に及び、結構深く考えたり、落ち込むことが多いので、安藤院長の話を聞いてとてもホッとした自分がいました。頸部CMTの応用の所でも触れられている手がとてもやわらかく感じ、いつも指先に力が入りすぎと言われる自分とは明らかすぎるくらい対極的でした。しかも、頸部を軽く動かして伸ばすだけで首のつらいのが取れたのも感動的でした。また講義されるときは是非受講したいと思いました。
  • 自分が悩んでいたことに対するヒントがたくさん聞けました。たくさんメモしたので行き詰ったら見直します。どうもありがとうございました。
  • やり方よりも在り方の大切さをいつも学ばせていただいていますが、特に今回は長い時間をかけてより深く学ばせていただきありがとうございました。
  • 定期的な講義をお願いします。
  • 私自身対人という部分で得意ではなく、弱点だと思っています。今日一日ですっきりという訳ではありませんが、アイデアや自分を見直すきっかけと材料になりました。
  • 内容は少しむずかしかったけど治療家としてのあり方がわかる講義でとてもためになりました。
  • お疲れ様でした。自分が嫌でした。でも、これからはそんな自分を受け入れて、上手に相手と向き合える様になれればと思えました。ありがとうございました。
  • ICP(集中施術)などで、どうしても「治さなくては」と思ってしまいがちですが、あまりそこにこだわらない様にというスタイルはとても参考になりました。
参加された皆様の感想