2017年3月20日セミナー開催報告①

「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」
  講師 田中喜浩先生 鎌倉整体院グループ 代表

田中喜浩先生は大川カイロプラクティック専門学院の第2期卒業生。
入学された2001年当時、大川学院は東五反田のビル9階に開校していた。
学院で学んだことを実践し、患者様のお役に立つためには現場の確保が必須。
学院併設の付属院を、安藤崇院長(現とごし銀座院)と田中先生の二人で立ち上げることに。果たして、 新規開院後どうだったのか?

「非常に苦しい期間を味わってきました」

セミナー冒頭でのコメント。
学院は創立から日も浅く、付属院の前例はない。
いわゆるモデルとなるものがないため

「何をやっていいのかわからない・・・」

「毎日が試行錯誤の連続」

だったとのこと。

やがて田中先生は神奈川県にある、直営院 逗子整体院の院長に抜擢される。

ご来院者様は、少ない月で約600名、多い月では約1000名。売り上げも400万円/月に迫る大川グループ随一の実績を築き上げるまでとなる。

「私が素晴らしかったわけではなく、スタッフが素晴らしかったということです。私一人ではもちろんできるわけもないですから」

では、スタッフ教育はどのようにされてきたのか?

「スタッフには何事も深く掘り下げなさいと言っていました。
簡単に答えを教えてもらって、ああそうですかと済ましてしまうと、そこから先は何も見えてこないわけですよ。何でも意味があるし、何でも原因がある。深く追求すれば見えてくるものがあるわけです」

「前例がない分、答えは教えてもらえない。だから、考えることが自分の力となり、肥やしになり、そのお陰である程度の結果が残せたのかなと思っています」

「カリスマでも何でもないですよ。深く、深くやってきただけの話。皆さんにも出来ます。私だけが出来たのではない。安藤院長だけが出来たのではない。このセミナーはそのトレーニングです」

「便秘」と「腰痛」が今回のセミナーのテーマ。
実は、その奥には手技療法家としての指針、生き方のヒント、メッセ―ジが隠されていた。

日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
セミナーは「便秘概論」からスタート。「便秘の定義は?」「 便秘は身体にどのような影響を与えると考えられるか? 」。参加者の皆さんといっしょに考えていく講義スタイル。要所要所で飛ぶ質問に皆の目つきが変わった。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
「答えをはじめから言わない」。本当の意味で知識を身に着けるためには自分で考えることが必要不可欠。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
パワーポイントはあえて使わず、ホワイトボードのみを使って説明。どこか懐かしさを感じる講義だった。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
一口に腰痛といっても、痛みの出方には様々なパターンがある。痛みを感じる部位を整理していった。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
「トリガーポイント疼痛パターン」のパネルを使って、トリガーポイントの関連痛域を確認しているところ。「もしツボの位置を半分しか知らない鍼の先生がいたとしたら、その先生に治療してもらいたいと思いますか?」「トリガーポイントもいっしょ。トリガーポイントセラピーをやっているのならば、最低限、このパネルにのっている関連痛の出方は憶えていなければならない」
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
便秘についての知識を一つ一つ確認していったことで、便秘と、ある腰痛との関係が浮かび上がってきた。原因となる筋肉がわかったとしても、手技をおこなうためには、その筋肉がどの位置にあるのか具体的にイメージできなければならない。午後の実技練習は筋肉の触診からスタート。鎌倉整体院グループの五味真由美先生もサポートに入ってくださった。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
標的となる筋肉の検査を練習する参加者の皆さん。テストは坐位、背臥位のいずれでもおこなえるようにしなければならない。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
腰椎CMTについて説明。筋肉だけリリースしても、関節の動きが回復しなければ、筋のこわばりは再発する。筋肉の起始、停止を理解したうえで、関節へのアプローチをおこなうが、操作は何よりも安心・安全におこなうことが重要。脊柱の機能解剖学を元にわかりやすく、どうすれば安全な手技がおこなえるか、ポイントを説明。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
関節へのアプロ―チはスラスト(突発的操作)だけではない。モビリゼーションも有効。ただし、標的とする関節、筋肉にきちんと効かすことができるかどうかが腕の見せ所。知識が伴っていなければ効果は半減する。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
筋肉と関節へのアプローチだけで終わらず、生活習慣の改善も提案する。自宅でできるセルフケア、ストレッチを説明しているところ。筋肉・関節・生活習慣の3本柱を特徴とする大川メソード。このアプローチを極めていくとこうなるという、一つの形を参加者はみることができた。
日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「ガンコな便秘と、ある腰痛との関係を解き明かす!!」講師 田中喜浩先生 (鎌倉整体院グループ 代表)
時に厳しく、またはユーモラスに、起承転結もある講義の運び方はさすが。ご多忙の中、遠方大阪よりお越しいただいた田中・五味両先生には参加者一同、心から感謝。誠にありがとうございました。

 

■参加された皆様の感想


  • 心構え、基本的なことが聞けてよかったです。患者さんに関心を持ち、お話しをするにも知識を一歩さらに深めていくよう心がけていきます。全体的にわかりやすい言葉で理解しやすかったです。
  • 1つのことを掘り下げる。無関心でないこと。経営するうえでの一番基本的で忘れがちな所です。受講して本当によかったです。
  • 便秘で悩んでいる患者さんに是非とも話したい内容がたくさんありました。ありがとうございました。
  • 絶対またセミナーをお願いします。今日は身近なことなのにうっかりではないですが・・・。意識の足りないところが反省でした。
  • 長く現場にいて基礎の手技や実技がおろそかになってしまっていることに気づきました。一流に近づけるように、プロとして当然やるべき努力を怠らないようにします。
  • あいまいにしない、深く追求する、細部をみる、専門知識を学ぶ姿勢を再確認できました。トリガーポイントセラピーの精度高めます。今後ともよろしくお願いします。
  • 基本の意識を確認させていただきました。ありがとうございました。
  • まだ学び始めた身として、少し早い内容のセミナーかと来るまでは思っていましたが、座学、実技も含め勉強になり、さらに今、学んでいる基礎的な面においても、その大切さを再認識することができました。ありがとうございました。
  • 大変わかりやすい経験のつまった資料を頂けてもっと勉強します。

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