2019年9月16日セミナー開催報告

B-reset式 コンディショニング・セミナー
~お腹がほぐれるといろんな症状が改善する!~ 
講師 小山章先生(コンディショニングスペースB-reset代表)
講師の小山章先生(コンディショニングスペースB-reset代表)
はじめに手技をおこなう上でポイントとなる「伸張反射」「ゴルジ腱器官」「相反性神経支配」「拮抗筋」「痛いところは悪いところなのか?」について解説。
骨盤を動かす立位のホームエクササイズ
体のバランスを整える「ホームエクササイズ」を練習。おこなうまえに「自分の重心がどこにあるのか」「足裏全体で体重を支えて立っているか」「両腕がスムーズに挙上できるか」を確認する。それがエクササイズ後どう変化したかを体感。肩周りには一切触れていないにもかかわらず「途端に腕が挙げやすくなった!」という人も。
股関節の動作テスト
B-reset式アプローチは手技の前におこなう動作テストを重視している。例えば股関節は仰向けで円を描くよう他動で動かす。この時どこかに筋肉に順応性短縮があると、可動域の低下が感じられたり動きの偏りが出て楕円を描いたりする。
体幹の捻転の動作テスト
体幹の捻転の動作テスト。動作テストはビフォーアフターとしても活用できる。手技をおこなっている間、頻繁にテストをおこない効果を確認する。効果がいまいちの場合はその都度、アプローチしている部位を変えていく。
内転筋群へのアプローチ
内転筋群へのアプローチ。手技が進むにつれ、患部にはほとんど触れていないにも関わらず可動域はみるみる改善していく。患部に触れている割合は「1割程」。全身の筋肉が繋がっていて関連性があることを示す。
股関節を動かしながら、殿筋や側腹部の筋緊張を緩和していく
B-reset式アプローチの難しいところは筋肉のとらえ方と術者の体の動かし方。押圧の手技に慣れている人は、どうしても筋肉を押し込みたくなる。筋は押しこむのではなくコンタクトして一定の圧を保つだけ。腕や脚を動かしている間接手の動きで圧を調整する。術者は両手を使う。その間、体幹をバランスよく保つことも大切。股関節を動かしながら、殿筋や側腹部の筋緊張を緩和しているところ。
上肢の動きを使って腹部にアプローチ
上肢の動きを使って腹部にアプローチ
実技練習をおこなう参加者の皆さん
実技練習をおこなう参加者の皆さん

■参加された皆さんの声


  • 施術の場でとても役に立つことばかりでした。忘れないため、また、もっと深く学びたいことがあるので、個人的に小山先生の院に行きたいなと思いました。その時はよろしくお願いいたします。
  • 軽い圧でこれだけの効果を出せることに驚きました。
  • 常に拮抗筋を意識しながら施術することも大変参考になりました。
  • 自分のルーティーンに少しずつ取り入れていきたいと思います。
  • 座学あり実技ありの楽しい講義でした。普段やっている手技とは少し違うものでしたので、自分の引き出しが増やせそうでとても嬉しいです。また機会がありましたら参加したいです。
  • 学院の実技とはだいぶやり方が違いました。しかし、今までできなかった部分に対しいろいろとできるようになったのでいい事を教わりました。
  • 現在、まさに自分が悩んでいる内転筋群のゆるめ方など効果的な方法が分かり大変ためになりました。
  • 非常にわかりやすく、また、即使える手技で助かります。早速組み込んでみたいと思います。
  • 施術に取り入れるのはそれなりの努力が必要だと思いますが頑張ります。