2025年10月13日セミナー開催報告

カイロプラクティックが苦も楽も与えてくれました
~院長の18年間を本音で振り返る~
講師 中井 譲治先生(カイロプラクティックあざみの院

■主な内容

1)リタイア後に何をするかを考えました
2)施術方針(差別化)をどうしたか
3)施術の順序はどうしたか 二指押圧を取り入れた
4)集客とリーピートに重要と考えたこと
5)治療家として心がけたこと
6)患者さんとのコミュニケーションで失敗して気をつけたこと
7)マッサージ機では満足できん、整形外科では治らん、と患者さんがおっしゃった
8)対応できなかったケースは自分の限界を認めた
9)根本的改善(再発しない)が難しかったケースとその対処
10)私が必須と考えた実技を見て下さい
11)カイロプラティックが与えてくれました

講師の中井譲治先生
貿易商社のニューヨーク支店駐在中、腰痛でカイロプラクティックを受診し治癒。後の転職のきっかけとなった。
骨盤の歪みからくる腰痛の方が多く来院。よくない座り方が原因で後方に骨盤が歪んでいるため、骨盤の修正に加えて0-100体操などの姿勢改善のエクササイズをよく活用している。
ギックリ腰対応の失敗について。現在は症状を予約段階で詳しくお聞きし、急性期の場合は炎症がおさまるまで無理をしないよう努めている。
二指押圧の実演。中井先生の恩師、山口博先生(青山一丁目カイロプラクティック)は「二指押圧にはじまり二指押圧に終わる」とお話されるほど多用している脊柱の緩和操作。中井先生は18年を振り返り、この手技を取り入れてよかったと感想を述べられた。
「他院ではあまりやってもらったことがない」としてお客様に好評の胸鎖乳突筋のリリース。その効果についても解説。
頸部から肩にかけてストレッチをおこない筋緊張を緩めているところ

■参加された皆さんの声


  • 普通であれば言いたくないような(悪い?)点まで赤裸々にお話いただけて大変参考になりました。また、先生の熱心さに心動かされました。
  • 高齢になっても社会貢献されていて素晴らしいと感じました。整体のプロとしてやっていく事は色々と大変な事があると思いますがパワーをもらいました。楽な方に流される自分に気合が入りました。ありがとうございました。
  • 先生の実体験からの話、例えば「脊柱管狭窄症による腰痛は全然痛みが違う」「腰が抜けるような、ジーンとくる歩けない痛み」「当院では骨盤の歪みからくる腰痛の方が多い」など興味深く拝聴しました。実技面でも胸鎖乳突筋のリリース、二指押圧など、最近おこなっておらず、あらためて導入しようかとヒントを頂くことができました。ありがとうございました。