「B-reset式 コンディショニング・ストレッチ・セミナー」 ”体幹・骨盤を整えて全身の筋バランスを回復! 関節を動かし手で状態を確認しながら、効率よく緩めていきます” 講師 小山章先生(B-reset代表)
■ストレッチの効果
筋肉を伸ばすことで以下の効果が得られます。
・循環の改善⇒リラックス、疲労回復、代謝などの促進 ・筋緊張の緩和⇒筋ポンプ作用の回復 ・関節可動域の改善⇒柔軟性の向上 ・筋の痛みの緩和 ・傷害の予防、パフォーマンスの改善
■ストレッチの種類
主に以下の4種類があります。
・スタティック(静的) ・ダイナミック(動的) ・バリスティック(反動) ・PNF
■ストレッチの使い分け
例えばスポーツをする時は以下のように使い分けます。
・ウォーミングアップ・・・ダイナミックストレッチ ・クールダウン・・・スタティックストレッチ
ダイナミックストレッチは、一方の筋肉が収縮すれば、拮抗する反対側の筋肉は伸長するという筋の性質(相反性神経支配)を利用します。その拮抗筋群を積極的に収縮させる動作で対象の筋群をストレッチしていきます。
スタティックストレッチは運動前におこなうと、筋機能の低下を招くという指摘があります。
バリスティックストレッチは、痛みを伴う強い反動を使うため、伸張反射が起こりやすく筋スパズムを強くします。筋緊張をもたらすため症状の回復には向きません。筋疲労がある時におこなうと怪我のもととなる場合があるので注意が必要です。
※伸張反射・・・筋紡錘の中(筋腹)にあるセンサーによる反射。急激に(必要以上に)筋肉が引き伸ばされた時にダメージを受けないよう、その筋肉を収縮させて保護するよう働く。防御反応として大事。
筋肉をほぐす時に利用したいのはゴルジ腱器官です。ゴルジ腱器官はゆっくりとした動きに反応するため、反動を使うバリスティックストレッチは筋肉をほぐす時には適しません。
※ゴルジ腱器官・・・腱の中にあるセンサー。筋の力、発揮が強い時に働きその筋を弛緩させようとする。
■ストレッチの禁忌
以下の場合、ストレッチは避けましょう。
・急性期のケガ(捻挫、肉離れ、打撲等)の直後 ・筋肉や関節に炎症、外傷がある時 ・体調がすぐれない時、発熱、感染症状がある時 ・オーバーワークなど極度に疲労が激しい時
炎症の5徴候を憶えておくと役立ちます。
発赤 (rubor)・熱感 (calor)・腫脹 (tumor)・疼痛 (dolor)・機能障害
これらがみられる時は禁忌です。
■手技をおこなう際のポイント
1.脱力を意識 2.支点(基点)を作る 3.1種目につき3秒前後を3~5回繰り返す。1回目との比較を意識する 4.最初は「軽く」徐々に「大きく」伸ばす 5.ストレッチをする時は脱力(ため息をつくようなイメージ)。 6.拮抗筋とバランスをとる 7.関節面を軽く牽引する(抵抗を感じた位置でキープ) 8.モビリゼーションも併用する(関節ROMが改善) 9.表層から深層へ(スパズム発生を防止する) 10.近位から遠位へ 11.大きい筋肉から先に伸ばす
「筋トレは筋肉に力を入れる行為! ストレッチは力を抜く行為!」
コンディショニングスペースB-reset
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