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「チャリティーゴルフ大会」に「ワンコイン整体」を出店!

2018年3月12日(月)、神奈川県中郡大磯町のレイクウッドゴルフクラブにて「ポリオ撲滅チャリティーゴルフ大会」が開催されました。同大会に日本ストレスケア協会「ワンコイン整体」のブースを出店。大川グループ直営院からも6名のスタッフが参加し、計9名で多くのプレイヤーの皆様の体をケアさせていただきました。
このイベントの詳細を協会会長の中島順司さん(大川学院卒業生)にお伺いしました。その模様をお届けします。

日本ストレスケア協会から3名、大川グループ直営院から6名が参加して出店した「ワンコイン整体」。多くのプレイヤーの皆さんにご利用いただき大盛況!

――今日は最高のゴルフ日和ですが、どのような大会が開催されていたのですか?
中島)「平塚湘南ロータリークラブ」という団体が主催する「ポリオ撲滅チャリティーゴルフ大会」です。285名もの方が参加されていまして今日のゴルフ場は貸し切りでした。

―― 一大イベントですね! 準備も大変だったのでは?
中島)計画を立てて前日までにそれぞれ役割分担をしていましたから、それほど手間もなく準備できました。

――大会に参加されている方は、皆さんリラックスし、楽しそうにされている方ばかり。このよい雰囲気はゴルフという競技の特徴でしょうか? 
中島)ゴルフの魅力としてそれはあるかもしれませんね。

――施術もやりやすかったのでは?
中島)はい。雰囲気はお互いの気持ちが自然と作り上げていくものと思っています。私たちも一緒に楽しんで施術していました。

――スタッフさんのユニフォームがゴルフ場の雰囲気にピッタリだなと思いました。お医者さんのような白衣ではなく、スポーティーなポロシャツだったところです。
中島)いかにも「スポーツ整体」という感じで良かったと思います。

協会会長の中島順司さん。1階の整体ブース前の様子。

――整体の内容も拝見しましたが、臨機応変に手技を組み立てているように見えました。レベルが高いなと。
中島)10分という短く限られた時間の中で、初めてお会いするお客様にどれだけの満足感を与えることができるか? 個々が持っている引き出しを全て使ったのだと思います。普段とは違う環境で行う施術でしたので、新鮮かつ刺激的でもあり、自然と高いレベルになったのだと思います。

――個々の力量はもちろんですが、それ以上に、チームとしてまとまった時の「力」というものを感じました。
中島)まさに同感です。一つの目標に向かってチームとしてベクトルを合わせることで、想像以上のパワーを発揮するのだと私もあらためて思いました。

――今回施術を担当されたスタッフさんは、皆、現場経験が豊富な方ばかり。ということは、反面、経験が浅い施術者には難しいのかなとも感じたのですが、いかがですか?
中島)「10分で結果を出す!」という事に関しては確かにそうかもしれません。ただ、その分、上昇志向の強い施術家さんにはかなりやりがいのある勉強の場になると思います。

――今日、特に印象に残ったことは?
中島)残り一時間くらいでしょうか。大変混み合いましたので、状況判断から2階のベッド(施術台)を全て1階に降ろし、1フロアで計7台のベッドを使い施術しました。その光景は圧巻でしたね。

2階の整体ブースの様子。日本ストレスケア協会副会長の岡本健太郎さん。お客様の誘導、対応を的確に迅速におこなっておられました。

――受付での誘導、ベッドメイキングなど、施術以外にスムーズな運営も大したものだと思いました。
中島)今回は今まで経験したことのないくらいの大人数のお客様が来られました。初めての試みも多かったのですが、スタッフ全員が臨機応変に動いてくださったんです。今後に繋がるアイデアを出し合ったりもしましたので、大変収穫が多いイベントとなりました。

――今後の活動についてもお聞かせください。
中島)これからも「絆」と「縁」を大切にして「三方笑顔」の活動をしていきたいと思っています。今回、大川グループ直営院の各院長・スタッフの皆さんが、通常業務でお忙しい中、快くイベントに協力してくださいました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

横浜市のイベントに「トリガーポイント整体」を出店!

2018年2月24日(土)、中島順司さん(大川学院卒業生)が会長を務める日本ストレスケア協会が、神奈川労働プラザでおこなわれた横浜市のイベント「プラザフェスタ」で、「トリガーポイント整体」を出店されました。
大川カイロプラクティックセンターいけがみ整体院星野芳輝さんも参加。マッサージテーブル2台を設置し、10分500円で整体を提供されていました。
開始と共に次から次へと予約が埋まっていきます。ラストまでフル回転だったお2人。終了後、会長の中島さんに今日の感想をお聞きしました。

会場の神奈川労働プラザ。横浜市は毎年恒例のイベント「プラザフェスタ」を開催。当日は様々な講座や物産店が出店され多くの来場者で賑わう。今回、日本ストレスケア協会は「トリガーポイント整体」を出店。

――お疲れ様でした。朝から連続での施術、お二人とも忙しそうでしたね。
中島)はい。10時から16時までのイベントでしたが、ほぼ途切れる事無く施術しておりました。それでも、途中ウェィティングがかかり、何人かお断りを出してしまったのが今後の課題です。

――入り口でチラシを配ったり呼び込みをされていたわけでもないのに、どうしてこんなにも予約が次々と埋まっていったのですか?
中島)実はこのイベントは2回目の参加なんです。1回目の昨年にご利用され、今年も受けにいらっしゃったというケースが多かったのですが、そのような皆さんの口コミのお陰もあったと思います。

――2回目の出店だったのですね。ところで「プラザフェスタ」へはどのような経緯で出店しようと思われたのですか?
中島)元々こちらの施設は、普段自分がおこなっている「リンパケア」のセミナー会場として使わせていただいていました。一昨年に当協会を立ち上げた際、こちらの館長様とお話をする機会があり、「今度こちらでイベントがありますので出てみませんか?」とお誘いを受けたのがきっかけです。館長様にはとても感謝しております。

――10分という設定ですが、なかなか本格的な施術だなぁと体験して感心しました。「短時間である程度の満足を」という状況には慣れていらっしゃるのですか?
中島)はい。当協会の大きな柱として「企業訪問型 職場整体リラクゼーション」があります。こちらは、企業で働かれている従業員様の貴重なお時間をいただいて施術をおこないます。ですので、「短時間で最大の効果を!」ということは常に普段から意識しておこなっております。

日本ストレスケア協会会長の中島順司さん。中島さんは神奈川県平塚市のグリーンパールゴルフ練習場で「ゴルフボディケア整体」も開催。ゴルファーの皆さんの健康もサポートしている。
中島さんと共にイベントに参加された星野さん(いけがみ整体院)。確かな技術と穏やかな笑顔で大活躍!

――皆さんが整体を受け終わると、とてもよい笑顔でお礼を述べ、帰っていかれる姿が印象的でした。
中島)今回に限らないのですが、整体の仕事をしていて一番大切にしているのが「三方笑顔」なんです。私たちの「笑顔」の施術を通してご利用者様を「笑顔」にし、このイベントを主催したスタッフの方々にも「笑顔」になっていただく。それを見て、また私たちも更に笑顔になる。この「三方笑顔」のサイクルを今後もどんどん様々な分野に広げていきたいと考えているんです。

――「三方笑顔」、素敵な言葉ですね。
中島)これは当協会の理念でもあります。今後もいろんな活動を通じて「笑顔溢れるストレスゼロ社会」を目指していきたいと思っております。

――今日はお忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。皆様の今後の益々のご発展をお祈りいたします。

講師の金近先生へのインタビュー④/3月21日開催「コアトレによる姿勢改善セミナー」

■自分に適したものを身につける


――短距離の記録が伸びているというのは、使う道具類もよくなっているということもありますか?
金近)あります。シューズもウエアもそうだしグランドもよくなっています。

――フォームについてですが、人類史上最速のウサインボルト選手は結構、体が揺れる、特徴的な走り方をされます。
金近)テレビの特集で彼は側弯があると言っていました。それを前提にするとあの動きが正しいということですよね。従来の基本の型に押し込めるのではなく、側弯がある分、それに対応した形であのような走りをされているわけです。

――持って生まれた体の機能も違う?
金近)それもあるでしょうけど、ただジュニアの頃の記録でいうとサニブラウン・アブデル・ハキーム選手の方が上なんですよ。素質だけでというよりは、それ以上に本当に自分に適したトレーニングを最高にやり、自分にあったパフォーマンスを最大限発揮できるフォームを身につけられたから、あのように凄い人になったんだろうと思いますね。漠然とですが。

――陸上をやっている選手にアドバイスすることもあるんですか?
金近)それはないです。選手としては現役から退いてだいぶ経ちますので技術的にはついていけないと思います。ただ、骨盤の位置など体幹の部分で「ここは気を使った方がいい」などのアドバイスはできるんだろうなとは思います。

■生活に根差したものを変えるお手伝いをしていきたい


――あらためて体幹が安定しなくなるとどんな不都合があるか教えて下さい。
金近)まず一つは姿勢が悪くなりやすい。そのことで腰痛や肩こり、膝の痛みなども出やすくなります。姿勢が歪むと内臓も圧迫されるので、内臓的な問題に発展することもあるでしょう。血液やリンパの流れも滞りやすくなりますから、冷えやむくみにも繋がってきます。あらゆる不定愁訴が姿勢に繋がってくる可能性があるのではないでしょうか。

――それで姿勢を直すために「コアトレ」を使うのですね。
金近)初診時に記入してもらっている用紙(カルテ)に「カイロプラクティックで他に改善したいことはありませんか?」という記入欄があります。そこには「姿勢」と書く方がとても多いです。姿勢は見た目でわかりやすいものですし、皆さん、想像以上に興味、関心が高い。でも「直したいけど自分ではどうしたらよいかわからない」という方が大半なんです。

――私たちの仕事は姿勢という面では特にお役に立てますね。最後に金近先生がいつも心掛けていることをお聞かせください。
金近)その方の生活に根差したものを変えるお手伝いが出来ればと思っています。結局治すのはご自身なんですよね。生活の中から積み重なってきて、それが姿勢の歪みや不調に繋がってくる。だからご自身で治せる力を身につけていただきたいなと。

――院に来て頂く方もそういう方に来ていただきたい?
金近)そうですね。ただお客様は症状があってこちらに「なんとかして欲しい」と言ってこられる方が大半。そのニーズにお応えするということも、もちろん大切にしています。

――今日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。3月のセミナーを楽しみにしております。

2018年2月12日セミナー開催報告

治療者に必要なコミュニケーションスキルとマインド
~患者さんやスタッフとの良い人間関係のために~
 講師 伊藤かよこ先生

■本を読んで腰痛が治る?

私は鍼灸師なのですが、一昨年の11月に『腰痛学校』という本を出版しました。この本を読んでくださった方はわかると思いますが、これは「腰痛を読んで治す」という内容です。
「本を読んで腰痛が・・・」と聞くと、書いた私ですら「え~っ」と思います。なぜ治るのか? 結局、何を変えているのかといいますと、実は「考え方」なんです。
「考え方を変える?」「何それ?」と思いますよね。でも、皆さんは心と体が影響し合っていることは知っていることと思います。例えば美味しい物のことを考えたりすれば、何もしていなくても唾液が出たり、お腹がグーッとなったりします。じゃ、この「考える」というのはどこでおこなっていますか?

講師の伊藤かよこ先生(鍼灸師)

■痛いと感じるのも、考えるのも「脳」

頭、脳ですよね。では痛いと感じているのは? これも脳、いっしょなんです。
私たちには先入観というものがありますから、考えただけで痛みが治ったりするはずはない、普通はそう思うんです。でもここで冷静に考えてみてください。
痛いと感じるのは「脳」ですよね。本を読んで理解するのも「脳」。であれば「本を読んで腰痛が治る」というのも、そうおかしな話ではないと思いませんか? 最近は科学的にもそのようなことが言われているんです。

治療者が患者さんに与える影響は決して小さくない。具体的な事例をもとに治療者が気をつけるべき点を解説。

■心と体って別々?

そもそも、なぜ私は鍼灸師なのにこのような活動をしているのか? 元々心理学が好きだったんですね。大学生の頃から心理学を勉強して「心と体は影響しあっている」「なら、心から体を治せるじゃないか」。そう思って勉強を続けてきました。
たいてい心と体は分けて考えると思います。私は「心から」でしたが、この業界(整体)の方は「体から」治そうとする方が多いと思います。でも、そもそも心と体ははっきりと分けられるものではないんですよ。
「脳は心、体、どっち?」と聞かれたらどう答えますか。物質的には体なんですよね。でも痛みを感じるというのは脳の神経が「興奮すること」。体の「変化」なんです。心ですか体ですか、と分ける発想自体がもう古いといいますか・・・。時代は変化しているんです。

■やれば出来る、「慣れ」です!

心からアプローチするけど、同時に体にもよい影響を与えている。そのようなことが治療の中でできたらいいなと思っています。その具体的方法がコミュニケーションなのです。患者さんに「言葉」や「態度」で伝わるものがあります。今日はこのテーマで勉強します。
コミュニケーションスキルを実際に練習します。どんどんワークもやります。「ワークはちょっと苦手だな」と思う方はいらっしゃいますか? 苦手な方は、もしかしたら「他の人は楽しくワークやっているのに自分は・・・」と思うかもしれませんね。
私は今、人前に立ってこんな風に話をしていますが、「人前で話すなんて苦手・・・」、そう思っている方もおられることでしょう。違うんです。得意そうに見えますけど、皆、はじめは苦手なんです。実はわたしもそう。でも、やればできるんです。「慣れ」ですよね。

■まずは好感を持たれること

コミュニケーションには深め方というのがありまして、最初はやっぱり「好感を持たれる」というのが大事。例えば、同じ治療技術を持ったA先生とB先生がいたとします。「なんとなく好きだわ~」と思うA先生と、「なんとなく合わないわな~」というB先生に治療されたら、効果は一緒だと思いますか? 「違うだろうな~」というのは皆さんもなんとなくわかりますよね。
それはそうですよね。嫌いな人に触られるとなればちょっと引きますもんね。好きな人であれば「ふぁ~っ」と嬉しいし。だから、この
「好感を持たれる」というのは治療者にとってはとても大事なことなんです。練習するとある程度は出来るようになります。

コミュニケーションにもいろいろなレベルがあります。まずは「好感を持たれるコミュニケーション」の成立が必要。そのために、治療者として態度、姿勢はどうあるべきか? 大切な「マインド」について説明

■第一印象をよくするワーク

好感を持たれるために大切なこととして第一印象があります。皆さん、ここで軽く目を閉じて想像してみてください。
皆さんは今、治療院にいます。受付や入り口付近にいます。ドアが「シャーッ」と開きました。はじめて初診の患者さんと目が合いました。その時に、どんな態度、姿勢、表情で、何と声をかけていることが多いですか?
毎回違うかもしれませんけど、ちょっとイメージしてみてください。はい、ありがとうございます。早速皆さんがどんな感じでやられているのか、ワークをやってみたいと思います。

最初におこなったワーク。皆さん普段通りに患者さんへの挨拶を実演。

■人は見た目が9割?

『人は見た目が9割』(竹内一郎著)という本があります。確かに第一印象は大事。表情はどんな感じがいいと思いますか? 笑いすぎてはいけないけど、ムスッともしていない方がいいですよね。
服装は? 仕事なのでだいたい決まっていると思いますが、大事な点はなんだと思いますか? そうです、清潔感です。髪型もです。髪型はあまり変わっていない方がいいかなと(笑)。
姿勢は? 今ワークを見ていたら、お互い恥ずかしいのもあってちょっと背中が丸い感じになっていた人が多かったです。姿勢は少し堂々としている方がいいですよね。ここで初診の患者さんに必要なのは安心感ですから。

■安心感を与える挨拶

それから目線。これは皆さんきちんと相手を見て挨拶しておられました。挨拶する時は、パタパタと何かをしながらするのは落ち着かない感じがします。相手の目を見て「こんにちは」って言ってから軽く礼をされるのがいいと思います。これらを一個一個止めておこなう感じでやると、相手に安心感を与えます。
このような練習はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、治療院でスタッフがいる方は、たまにお互いにおこなうといいですね。「その笑顔爽やかだね」「いいね!」と。
一人で経営している先生は今日のような勉強会に来た時に他の先生と組んでやってみてください。それから声。これも皆さんまあまあ出来ていました。暗いよりは明るい方がいいと思います。

それぞれが患者さん役、治療者役を演じ「ロールプレイ」。ワークは毎回ペアを変えます。

■割と相手には伝わってしまう

「好感を持たれるコミュニケーション」というのは、まとめますと「第一印象が大事」「挨拶は止まってする」「話を聞く時は集中して」です。
この中でついやりがちなのは、話を聞きながら他の事を考えちゃうこと。「次の患者さんは○○時だな~」「あ~、あそこ掃除してない」とか(笑)。これって割と相手に伝わっちゃうんです。「あれ、この先生、話聞いてくれているけどなんか距離があるな」と。
このような印象は患者さんに好感を持ってもらえるかどうかにも関係します。それを伝えたくて先ほどのワークで「話は聞いているけど、心は別なことを考えて」をやってもらったんです。

■傾聴は必ず身につけたいスキル

これらが出来ると「この先生、まあまあ安心できるな」となるでしょう。その次の段階は、コミュニケーションをより深めていくことです。
方法として傾聴という話の聞き方があります。ひたすら人の話を聞くんです。皆さんは職業柄、私もそうなんですが(笑)、ついついしゃべりすぎます。傾聴というのは練習しないと出来ないんですよ。
理由として、私たちはそういう訓練を受けていないということがまず一つ。それから、実際の治療現場は忙しいので「ずっと聞いていられない」ということもありますね。聞いていると際限ないこともありますから。
その辺の対応は後ほどお伝えするとして、まずは「ふ~ん」「そうか~」とあいづちや合いの手を打ちながら相手の話をずっと聞けるかどうかです。傾聴は治療者が必ず身につけた方がよいスキルです。

治療家に必要なのは「信頼関係を築く聴き方」。多くの人は、つい「しゃべりすぎてしまう」傾向があるとのこと。傾聴は意外と難しい!

■聞いてもらうと心が落ち着く

傾聴では自分の意見や考えも述べません。例えば患者さんが腰痛ですごく痛く辛い時、先生から「自分も腰痛で・・・」と言われたらどう感じますか? それを嬉しく思う場合もあるでしょうけど、深刻な話をしている時にそう言われて、中には「え? そんな・・・。こっちの方がもっと深刻だよ」と思われてしまう場合だってあり得ます。
「あ~、一緒です」「わかります、わかります」というのは日常会話では使うと思いますが、傾聴では使わないんです。質問もせずただひたすら聞く。するとどうなるか? 「とても心が落ち着く」んですね。皆さんにもこの落ち着くということを体験してもらいたくワークをやります。では傾聴をやってみましょう。

伊藤先生の15分間のカウンセリングデモ。話しやすい雰囲気作りから、解決策へ導く質問の仕方まで、具体的な手法の一例を実演。
「スキルは本を読むだけでは身につきません!」上達するには、手技を身につける時と同様、反復練習が必要。今回は9個のワークをおこないました。
患者さんの話をお伺いするにしても現実的には時間は限られているため、そんな時に役立つのが「要約力」。お聞きした内容をまとめて一言で表現する。 

■参加された皆様の感想


  • 本日はありがとうございました。「ワーク」と「講義」のバランスがとてもよかったです。またお願いします。
  • 今日はありがとうございます。勉強になりました。
  • 聞く事は大切。でも出来ていない自分。今日から前進だ。
  • 初めて伊藤先生に会ってお話させていただきましたが、オーラや包み込む雰囲気、伝える能力もすごいなぁと感心させられました。良好な人間関係を築いていきます。ありがとうございました!
  • 大変勉強になりました。実生活で応用してみようと思います。
  • ワークも豊富で楽しく参加できわかりやすかったです。今後とも楽しみにしています。
  • 是非とも又セミナーをお願いします。色々なアプローチ法を知りたいです。
  • 今日をずっと楽しみにしていました。とてもわかりやすくて、すぐに実践できる内容で、参加できてよかったです。今の自分がどんなコミュニケーションをしているのか実感できました。まずベビーステップとして、『一旦止まる』を始めます。ひとつひとつ丁寧に、自分自身と相手に向き合えそうです。ありがとうございました。
  • コミュニケーションという事にチェックする必要がたくさんあり、それをワークで皆で考えるというスタイルはとても面白かったです。又、心理学のデモはとても興味深く、とても面白く、もっと勉強してみたいと思いました。
  • 今まで気にしていたつもりでもうまくできてなかったことが再確認できました。施術の時だけでなく常にコミュニケーションを意識して練習をつみかさねることが大事だと思った。まずは妻とのコミュニケーションで練習します。大変ためになりました。ありがとうございました!

世界初!読んで治す『人生を変える幸せの腰痛学校』の紹介

2017年10月9日におこなわれた日本カイロプラクティック医学協会(JACM)主催セミナー「カラダの使い方を深める!」の一コマです。
講師の安藤崇先生とごし銀座院)が、伊藤かよこ先生(鍼灸師)の著書『人生を変える幸せの腰痛学校』を紹介しているところです。

『人生を変える幸せの腰痛学校』はある腰痛の患者さんがグループセッションをおこなう様子を描いた小説で、認知行動療法を使った腰痛治療のことがわかりやすく書かれています。「痛み」に対する考え方が世界的にこのように変わってきたと知ることができる内容です。
当協会では、伊藤かよこ先生を講師としてお招きし、2018年2月12日(月・祝)セミナーを開催します。詳細はこちらをご覧ください!

『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)
伊藤かよこ先生は、2016年11月、世界最先端の慢性疼痛治療法、認知行動療法のグループプログラムを小説化した『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)を上梓。2018年2月、日本カイロプラクティック医学協会主催のセミナーを開催予定。

 

 

2018年3月21日(水・祝)開催

「コアトレ」による姿勢改善セミナー
~体調とスタイルを改善するコンディショニングメソッド~
 講師 金近 道純先生 (はちおうじみずき通り整体院

 

はちおうじみずき通り整体院 院長
講師 金近道純(かねちか みちよし)先生  プロフェッショナルコンディショニングトレーナー はちおうじみずき通り整体院院長

腰痛、肩こり、膝痛、冷え、むくみ他、クライアント様から訴えられる不定愁訴の数々。 これらの根本的な背景には「姿勢の歪み」が潜んでいます。
歪みの原因は「筋肉のアンバランス」です。当院では体幹を整えるコンディショニングメソッド
「コアトレ」を取り入れ、クライアント様の本来あるべきカラダを取り戻し、体調とスタイルを改善します。
「コアトレ」は別名「頑張らない運動」と呼ばれるほど「簡単」に出来るのが特徴。自分のカラダの使い方に気づき、見直すことができるため、「生活習慣改善へのアプローチ」として活用できます。
筋肉を「鍛える」のではなく「整え」てたどり着けるバランスのとれた心地よいカラダ。ぜひ皆様も体感して下さい!

■内容


【座学】
姿勢はなぜ歪むのか
「コアトレ」(コンディショニング)の考え方
「鍛える」のではなく「整える」
【実技】
自分のカラダの状態に気づく「モニタリング」
筋肉と骨格をあるべき状態に戻す「リセットコンディショニング」
筋肉を再教育し動作を改善する「アクティブコンディショニング」
正しい呼吸を身につける「ブレストレーニング」

姿勢や動きを観察する「モニタリング(からだ分析)」 「コアトレ」で筋肉を再教育。筋肉のアンバランスが修正され、体調とスタイルが改善する。

MEMO ◎ 「コア」とは ・・・ 体の深いところで体を支え安定させる筋肉群。コアトレでは、「体幹の深部にある4つの筋肉(腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群・多裂筋)」、「背骨 1本1本をつなぐ単関節筋」、「関節を構成する隣り合わせの骨をつなぐ単関節筋」の3つを「コア」としている。 ◎ コンディショニングとは ・・・ 筋肉に働き掛けて体の調子を整えるトレーニングのこと。頑張って体を鍛える運動とは違い、簡単で心地よい「頑張らない運動」のため、どなたにも安心して取り組んでいただる。

■講師/プロフィール


金近道純先生
大川カイロプラクティック専門学院卒。つなしま院(直営院)副院長を経て、2010年4月に「はちおうじみずき通り整体院」を開院。2011年「コアトレ」の提唱者である有吉与志恵先生のもとでコンディショニングを学ぶ。

トリガーポイントセラピーとコアトレを融合させた施術が特徴。姿勢の改善に力を入れている。

<資格>
JACM認定カイロプラクター。
一般社団法人日本コンディショニング協会認定プロフェッショナルコンディショニングトレーナー・コンディショニングインストラクター。
財団法人日本コアコンディショニング協会(JCCA)認定コアコンディショニングベーシックインストラクター。

一般社団法人 日本コンディショニング協会の公式サイト (https://www.e-nca.jp) 有吉与志恵先生( 日本コンディショニング協会会長)の著書『コンディショニング スタートブック』。他にもコンディショニング関連の本を多数出版されている。

セミナー開催場所


大川グループ ケアシステムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■開催日時


3月21日(水・祝)【11:00am~4:00pm/昼休憩あり 開場は10時20分~】

受講料


JACM会員…無料、非会員(一般参加承ります)…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。

■参加される方へのお願い


実技フロア(床)で座位や仰臥位で行います。お手数ですがバスタオルフェイスタオルをご持参くださいますようお願いいたします。また、動きやすい服装でお越しください。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。

2018年2月12日(月・祝)開催

治療者に必要なコミュニケーションスキルとマインド
~患者さんやスタッフとの良い人間関係のために~
 講師 伊藤かよこ先生 

「心と身体を好きになる」を伝える鍼灸師 伊藤かよこ先生
伊藤かよこ先生(「心と身体を好きになる」を伝える鍼灸師)

毎日のお仕事、お疲れさまです。
みなさんは日々、患者さんと向きあう中でいろんなことを感じられていると思います。

「ストレスがたくさんありそうだなあ。もう少し楽に生きればいいのに」
「悲観的、不平不満、イライラ、それは身体も調子を崩すでしょう」
「身体を動かすとか、睡眠をとるとか、まずは生活を変えないとね」
「その思い込み、それがネックになっていると思うのだけど」

伝えたいけど、うまく言葉にできない。
または伝えてみたけど、伝わらない。

そんな時に、「コミュニケーションスキル(技術)」は役立ちます。
そして「スキル」と同時に大切なのは「マインド(治療者としての態度や姿勢)」です。

このセミナーでは、実技・実習で「スキル」を身につけるのと同時に、
人と人の「関係性」「言葉」「コミュニケーション」の重要性、
そして、「治療者」としての「あり方」についてもお話をしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

■内容


【実習・実技】
信頼関係を築く「話の聴き方」
患者さんの行動変容をうながす「質問力」
短時間で深いコミュニケーション「要約力」
患者さん役、治療者役を経験「ロールプレイ」
カウンセリング実習など

【講義】
人はなぜ治るのか?
「病は気から」を科学で考える
目標を明確にする
患者心理と治療者にできる心理的アプローチ
アドラー心理学で考える「幸せ」について

■講師/プロフィール


『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)
2016年11月、世界最先端の慢性疼痛治療法、認知行動療法のグループプログラムを小説化した『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)を上梓。

伊藤かよこ先生
1967年生まれ。大阪府出身。東京都品川区在住。
慶応義塾大学を通信教育で卒業後、リクルートフロムエー入社。会社員時代に「椎間板ヘルニアによる腰下肢痛」の診断を受け、その後2年にわたり、3度の入院と手術、数多くの代替療法を受けたが改善せず、最終的に自分の心理的要因に気づき、向き合うことで自らの腰下肢痛を克服した経験を持つ。

自身の経験がきっかけで心身医療に興味を持ち、鍼灸専門学校へ進学。在学中に、『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療』ジョン・E・サーノ(春秋社)と『癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか』アンドルー・ワイル(角川書店)に出会い、心身医療の専門家になろうと決意、ホリスティック医学、東洋医学、心理学、各種心理療法、瞑想や催眠などを学ぶ。

2000年はり師・きゅう師免許取得後、神奈川県で鍼灸カウンセリング治療院を開業。腰痛をはじめさまざまな心身面での不調に悩む多くの患者さんと対話を重ねる。

出産と引っ越しを機に、「こども専門鍼灸師」として、主に夜泣きとかんしゃくの改善に取り組む。

2016年11月、世界最先端の慢性疼痛治療法、認知行動療法のグループプログラムを小説化した『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社)を上梓。

現在は、心と身体、アドラー心理学に関する講演や執筆、「腰痛学校」読書会などを中心に活動している。

日本アドラー心理学会会員 東京スキンタッチ会会員
【公式ホームページ】https://www.itokayoko.com/

セミナー開催場所


大川グループ ケアシステムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

受講料


JACM会員…無料、非会員(一般参加承ります)…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。

■参加される方へのお願い


セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。

2017年10月9日セミナー開催報告/ウェイトトレーニングと体の使い方

■ウェイトトレーニングのことは知っておこう


皆さんの中でスポーツジムで体を鍛えているという方はどれだけいらっしゃいますか?
私はウェイトトレーニングについては、知らないよりは知っておいた方がいいと思っています。というのも、今これだけ健康がブームになっていて、ジムに通っているという方が患者さんでも多くなっているからです。
最近は「こういうトレーニングを教えてください」「今ジムでこういうことをやっているんですけどどうなんですかね?」などと患者さんから聞かれることも増えました。
ウェイトトレーニングというのは簡単にいうと筋肉に「負荷をかける」トレーニングです。バーベルを持ったりマシンを使ったり、後は自重ですね。自分の体の重みを生かしてトレーニングする。目的は筋肉を大きく強くすることです。
やったことがある人はわかると思いますけども、続けていると力が段々ついてきます。挙げられなかったものが挙げられるようになり、今までよりも見た目ががっちりして強くなった気がします。患者さんたちもいろんな目的があってジムに行っているんだと思いますが最近は女性の方も多いですよね、「腹筋を割りたい」「筋肉をつけたい」と言って。

■あえてきつく「非合理」に動かす


代表的なトレーニングにスクワットがあります。バーベルを担いだりマシンを利用して、グーッとゆっくり大腿四頭筋や大殿筋を意識しながら負荷をかけて鍛えていく。あえて「非合理」に体を動かすんですよ。
例えば「しゃがむ」という動作があります。普通、人はこう「パッ」としゃがみますよね。でもスクワットはそうじゃない。あえてゆっくりしゃがむんです。
わざと「筋肉が疲れるようにきつく」している。それは筋肉にストレスをかけたいから。ゆっくりと動かすのは「血流を制限したい」からです。皆さん、筋肉をグッと緊張させると血液の流れはどうなりますか?
悪くなりますよね。そういう状態を作って動かすから非常に辛いんです。諸説あって、血流を制限させた方がストレスで代謝物が出て筋肉がつきやすいと。加圧トレーニングなんかもそうです、加圧ベルトで絞めて血流をあえて悪くする。このようにウェイトトレーニングというのは、あえてきついことをやるんだということを憶えておいてください。

■トレーニングの弊害「効かし癖」


患者さんの中には一生懸命このようなトレーニングをしている人も多いのだけれども、合理的ではない動きを体に憶え込ませているものだから、時に弊害が出てくることがあります。「効かし癖」というものです。
しゃがむので下にスッとしゃがめばよいのに「いちいち力を入れて」しゃがんでしまう。物を取るのもそう。「いちいち力を入れて」取ってしまう。
スポーツもです。トレーニングして筋肉がついて体重が増えたけれど「何かヘッドの周りが悪い」「うまく走れない」そんな話を聞くことがあります。
なぜそうなるか? ウェイトトレーニングの動きが合理的じゃないからです。目的が全然違うんですよ。

■「合理的な動き」を身につけるには


ウェイトトレーニングはあくまでも筋肉を太く強くするためにおこなうもの。だからそれ以外のことに体を使える状態にするには、スキルトレーニングも同時進行させていかないといけない。そうしないとなかなか「合理的な動き」は出来てこないです。
「合理的な動き」とは? しゃがむという動作にしてもスクワットでは「ジワーッ」と負荷をかけますが「合理的な動き」では必要最低限の筋力で「スッ」としゃがみます。スクワットのように大腿四頭筋を意識して「いちいち効かせる」「いちいちきつい」ということはない。
立ち方もそう。体を前にゆすったり、ちょっとした反動を使って立ち上がる。自分でブレーキをかけながら「ギギギギ」って立ち上がるのと、リラックスして、ただ頭の反動や重みを利用して「スッ」と立ち上がるのとの違いです。

■うまく体を使うために「スキルトレーニング」を!


考え方が筋力重視になって「脚の筋肉をつければスッと立ち上がれるはず」と思っている人がいるけれども実はそうじゃない。ウェイトトレーニングは非常にいいものなんですよ、さっきお話したように。それはそれでいいんだけれども、逆に体の動きを邪魔してしまうようであれば本末転倒かなと。
もし「ウェイトトレーニングをしているけどなかなかうまく体を使えない」という人がいたら「スキルトレーニング」つまり「体の使い方」を教えてあげるといいですね。
今、皆さん椅子に座っていますよね。イスから立ち上がってみましょうか、一切反動を使わずに。グーッと脚に力を込めて脚の筋肉だけで立ってみてください。呼吸もあまりせずに。
しゃがむときも一緒、なるべく反動を使わずにやってみましょうか。これが「効かせ癖」がついている人の体の動かし方です。

■体を「かばっている人」も非合理な動きをする


「効かせ癖」がついている人と特に連動するのはどこか体を「かばっている」人。
「腰が痛い」「膝が悪い」「股関節が痛い」など体に痛みがある人、体のどこかが悪いと思い込んでいる人って先ほどのウェイトトレーニングをしているかのような立ち方をすることが多くないですか? 「ウッウッウッ・・・」とこんな感じで。
さっきのスクワットの動きとあまり変わらないですよね。自分の体だけ持ち上げればいいのに、何か重い物を担いでいる感じ。実際には反動をつけた方が間違いなく楽なんですよ。
「いや、反動つけると腰が痛いんじゃないか・・・」って思うかもしれないですけど、よく考えてみてください。

■「身体動作トレーニング」


皆さん、反動をつけて立ち上がってみましょうか。思いっきり反動をつけてみてください。どっちの立ち方が楽ですか?
呼吸も入れてみましょう。さっき呼吸、練習しましたね、鼻から吸って口からフッーと吐く。
「フーーーーーーッ」(イスから立ち上がる)
「フーーーーーーッ」(イスに座る)
どうですか? 反動つけた方が楽だった方? あまり変わんなかった方? たいていの方は楽なんじゃないですかね。
ウェイトトレーニングをやって「効かせ癖」がついている人も「かばう動き」の癖がついている人もあまり変わらないって考えています。じゃ、どう合理的な体の使い方を伝えればいいのか。「身体動作トレーニング」という言い方をしていますけども、こんな感じでいっしょに体の使い方を練習してるというのを次にやってみます。

■スポーツでは「反動」を使う


スポーツはどちらかというと「反動」を利用します。筋肉は立ち上がりの時、初動に必要なんです。ただそれ以降は筋肉のブレーキを外してあげないと動けなくなります。
ボール投げる時に力いっぱい投げようと思ったら腕は振れないです。振る時にちょっとだけ筋力は必要だけれども、後は「抜く」のがコツ。ゴルフのスウィングもそう。瞬間的には筋力を必要とするけど、後は「流れを止めない」ようにします。

■呼吸・反動を使い「全身」で立ち上がる


日常生活の動きも同じ。
「腰が痛い」「腰が悪い」と思い込んでいる人、たいていイスから立ち上がるのがきついですよね。そんな時はさっきの呼吸を使いましょう。
まず1回吸って、「フーーーーーーッ」と吐きます、リラックスしながら。
2回目の呼吸の力、吸ってー、吐いて~で「スト―ン!」と立ちます。
頭を振って反動をつけて。なるべく筋力は使いません。
全身を使って1か所に集中させないようにします。ウェイトトレーニングは1か所に集中させるんです。体をかばっている人も1か所に集中しています。これを分散させます。
「フーーーーーーッ」(イスから立ち上がる)
「フーーーーーーッ」(イスに座る)

■トレーニングだから1回で出来なくてもよい


皆さん凄く軽くないですか! やっていると段々わかってきますよ。
何でもそうだけど1回で出来なくてもいいんです。1回で出来ないから回数やる価値がある。患者さんとこのような練習をすればいいんです。
おそらく強く腰やいろんなところに「不安を抱えている人」「不合理な動きをする癖がついている人」はこれをすぐに理解することはできない。だから一緒にやるんです。何回も何回も時間かけて。出来なければ1ヶ月位のスパンでね。

それだけやっているとさすがに上手くなりますよ。「立ち上がるのはこんなに楽だったのか!」と患者さん自身が感じられたらそれでOK。もう自分の力で何でもできます。1回で何でも変えようとしないということ、トレーニングですからね。

埼玉県さいたま市に「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」開院!

古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院を開院し13年、豊富な経験を積まれた古川一就先生が、2017年11月22日、大宮駅東口徒歩3分の新築ビルに「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」をオープンしました!

不妊治療・妊活をサポートする「子宝整体コース」、妊婦のケアや人気のトコちゃんベルト販売&着用指導OKの「マタニティ整体コース」や、出産後ケアで好評の「産後の骨盤矯正コース」、美容やダイエット効果も高くデトックスが出来ると最近話題の「ファスティング(断食)コース」、痛みやしびれ等の様々なお悩みに対応する「カイロプラクティック整体コース」を揃えておられます。赤ちゃんやお子様連れも《見守り保育》サービスで歓迎とのこと!

「VIDA」というのはスペイン語で「命」という意味だそうです。ロゴマークもカッコよく、とても素敵な院内でした。最先端の施術機器も揃えておられます。

古川一就先生は勉強熱心でとてもフレンドリーな先生。大宮にお住いの方に「VIDAカイロプラクティック大宮整体院」自信をもってお勧めできるカイロプラクティック整体院です!

 VIDAカイロプラクティック大宮整体院
 さいたま市大宮区宮町1-34-3 大宮M1ビル4F
 TEL 048-871-6033 (※予約制)
 埼玉県さいたま市大宮駅東口3分

2017年10月9日セミナー開催報告

大川カイロプラクティックセンターとごし銀座院セミナー
「カラダの使い方を深める!」
 講師 安藤崇先生とごし銀座院院長

■講義内容


1年ぶりの安藤崇院長のセミナー。今回は「仕事」としてのカイロプラクティックを深く掘り下げていきました。システマのエッセンスを取り入れた生活習慣の改善アプローチほか、認知行動療法、森田療法、アドラー心理学などの活用法も紹介。「患者さんとの向き合い方についてとても参考になった」との喜びの声が多いセミナーとなりました。以下が主な内容です。

講師を担当した安藤崇院長(とごし銀座院)/日本カイロプラクティック医学協会
講師を担当した安藤崇先生(大川カイロプラクティックセンターとごし銀座院 院長)。参加された皆さんへのメッセージ→『質問があればお答えしますので、お気軽にご連絡ください』

◎体のバランスを体感する
 視界が変わるだけで変化する
 呼吸によっても変化する

◎呼吸の力を使った姿勢矯正法
 3回の呼吸で姿勢を変えてみる

◎私が考える「正しい姿勢」
 緊張するポイントは人それぞれ違う
 その改善の仕方

◎患者さんの主訴とどう向き合うか?
 話を聞くときに大切な「共感」と「共有」
 症状の変化に一喜一憂しない
 目標をどこにもっていくか?

◎自分の手、言葉で相手をコントロールしようとは思わない
 やがて行き詰まる

◎感じる練習
 手を当てて呼吸を合わせてみる

からだの変化を感じる練習/日本カイロプラクティック医学協会
手を当てて患者さんのからだの変化を感じる練習。呼吸も合わせていく。
参加者の皆さんの練習風景/日本カイロプラクティック医学協会
お互いがペアになってからだの変化を感じる練習

◎痛みが出る原因
 外的な負荷だけではない

◎ウェイトトレーニング
 そのメリットとデメリット
 「効かせ癖」の弊害

◎楽に動ける「身体動作トレーニング」
 椅子からの立ちあがりで練習

◎「かばい癖」とは?
 体の動きにブレーキをかける
 「かばい癖」の取り方を歩き方を使って練習

◎システマの4原則とは?

◎考え方の癖「スキーマ」を見直してみる

◎感情とは?
 認知行動療法と森田療法の捉え方の違い

◎なぜ「不安」や「心配」は減らないのか
 「痛み」に置き換えて考えてみる

◎当院の最終的な目標は「予防で通ってもらうこと」ではない

◎アドラー心理学の活かし方
 この仕事は自分自身が商品
 どう自分を高めていくか

実技練習風景/日本カイロプラクティック医学協会
実技練習も織り交ぜながらの講義。体勢をいろいろ変えながらも圧を一定に保つ練習をしているところ。この課題ができると、やわらかい圧の入れ方が可能になる。

■参加された皆様の感想


  • いつも安藤院長のお話を聞くと初心に帰ることができ、これからも頑張ろうと元気づけられます。今回も考え方の講義が多かったですが、なるほどなぁと思うことがいっぱいありました。ありがとうございました。
  • この仕事はやはりミッションのとらえ方が大事で、その中に手技のテクニックも含まれるということですね。全人的なアプローチの大切さ、大変勉強になりました。
  • 精神面の対人対応がより参考になりました。
  • 認知行動、これは役に立つ。認知行動療法、システマ、レリゴー!
  • とてもおもしろかったです。もっと実技的な要素のセミナーをイメージしていましたが手技の内容、結果、今は自分の手技を受けて患者さんはどういう気持ちなのか等、施術の前、中、後に及び、結構深く考えたり、落ち込むことが多いので、安藤院長の話を聞いてとてもホッとした自分がいました。頸部CMTの応用の所でも触れられている手がとてもやわらかく感じ、いつも指先に力が入りすぎと言われる自分とは明らかすぎるくらい対極的でした。しかも、頸部を軽く動かして伸ばすだけで首のつらいのが取れたのも感動的でした。また講義されるときは是非受講したいと思いました。
  • 自分が悩んでいたことに対するヒントがたくさん聞けました。たくさんメモしたので行き詰ったら見直します。どうもありがとうございました。
  • やり方よりも在り方の大切さをいつも学ばせていただいていますが、特に今回は長い時間をかけてより深く学ばせていただきありがとうございました。
  • 定期的な講義をお願いします。
  • 私自身対人という部分で得意ではなく、弱点だと思っています。今日一日ですっきりという訳ではありませんが、アイデアや自分を見直すきっかけと材料になりました。
  • 内容は少しむずかしかったけど治療家としてのあり方がわかる講義でとてもためになりました。
  • お疲れ様でした。自分が嫌でした。でも、これからはそんな自分を受け入れて、上手に相手と向き合える様になれればと思えました。ありがとうございました。
  • ICP(集中施術)などで、どうしても「治さなくては」と思ってしまいがちですが、あまりそこにこだわらない様にというスタイルはとても参考になりました。
参加された皆様の感想