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2023年10月09日セミナー開催報告

症状専門 特別講座 第2弾!
厄介な症状対応で”実践力”を身につける!
前回(3/21)の復習 プラス
新・股関節、膝痛、下肢のむくみの対応

講師 三浦良泰先生(街のカイロプラクティックグループ代表)

■内容


◎  厄介な症状である四十・五十肩の手技をする前に絶対に伝えておかなければいけない3つの項目と手技の定着
◎  ヘルニアの発生機序と対応確認。バックストレッチの復習。

◎  ストレートネックのポンピング療法の練習
◎  猫背矯正”拮抗筋”のトリガーポイントを使ったモビライゼーション療法
◎  新・下半身手技「股関節痛・膝痛」の実践手技

「病院で四十肩と診断され痛み止めの薬と塗りシップをしています。寝ている時かなり辛いです。ここでみてもらえますか?」 「過去にヘルニアと診断されました。腰がまた痛くなってきましたがどうしたらいいですか?」 「首が痛くてレントゲンを撮ったらストレートネックと言われました。腕まで痛みやシビレが広がってきました。ここで施術してもらえば楽になりますか?」 整体院には様々な症状のクライアントさんが来られますが、このように質問されたら、皆さんはどう答え、対応しますか? 前回3月に学んだ内容を、一つ一つ、再度確認していきました。
肩の関節面はとても浅く、他の関節に比べ大きな可動域を持ちます。反面、不安定で、脱臼などのトラブルをおこしやすくなります。この弱点を補うのが、肩の周りを取り囲む棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、いわゆるローテーターカフ(回旋筋腱板)と、上腕二頭筋長頭腱です。肩に強度を与えます。それでも、肩がよく良く動く分、ローテーターカフ(回旋筋腱板)や上腕二頭筋長頭腱も傷つきやすくなります。また、白い組織である腱は血液が通っていないため、年齢と共に強度が低下し、様々な肩のトラブル発生のきっかけともなります。画像は上腕二頭筋長頭腱の触診練習をしているところです。
浅い関節窩を補うローテーターカフ(回旋筋腱板)や上腕二頭筋長頭腱に慢性的な顕微損傷(肉眼ではわからない位の小さな怪我)が繰り返し起きていると「四十・五十肩」を発症しやすくなります。「四十・五十肩」は肩の痛みと関節拘縮が特徴で、その年齢に好発するため通称としてそう呼ばれています。「四十・五十肩」の手技をする前にクライアントさんに絶対に伝えておかなければいけない3つの項目を復習した後、可動域を回復する手技を練習しました。
「肩が痛くて仰向けになれない」というクライアントさんも中にはおられます。どんな体勢でも手技ができること、対応できることは武器になります。画像は棘上筋を狙った手技を練習しているところ。
肩の後面にある棘下筋、小円筋もトリガーポイントが発生しやすく、それが肩の痛みの原因となっていることがあります。肩を動かしながら母指でトリガーポイントをリリース(解除)しているところ。
腰が痛い場合、特にそれが急性の時は「筋肉のほぐし」はあまりしない方がよいです。筋肉は腰を動かさないよう守るためにわざと硬く緊張しています。これを凝っていると勘違いしてほぐしてしまうと逆に動けなくなります。ではどうするか! 三浦先生が院でおこなっている、沢山の成果をあげてきた方法を解説。
メモを取りながら集中して講義を受講する皆さん
ローリングバックストレッチ(RBS)を練習。一人一人見回る三浦先生。
「三浦式 キャット体操」「オットセイ体操」も練習。いずれも椎間板内の髄核の動きを考えたアプローチです。
現代はPCが普及、デスクワークの増加により、頭が前に出て、背中、腰が丸まる「スラウチ姿勢」をとる時間が長くなっています。この姿勢が続くと、頸椎のS字カーブは減少。さらに下を向く作業が増えるとストレートネックになっていきます。画像は頚椎の椎間板の状態(髄核の後方移動の有無)を確認しているところ。
セミナーの後半は「股関節と膝関節のトラブル」について解説。手技は滑液の産生を促進すると同時に軟部組織の柔軟性を維持するためにおこなう。
腸骨筋をターゲットに背臥位で施術。 腸骨筋の付着部であるAIISの内側に母指コンタクト。下肢を他動的に動かしながら緩めていく。
押圧部位は正確に捉えることが重要。クライアントさんの下肢が重く感じる場合は、術者の大腿を台として上手く使い、楽に手技をおこなう。

■参加された皆様の感想


・本日はありがとうございました。RBS(ローリング・バック・ストレッチ)や大胸筋へのアプローチなど、前回のセミナーの際に教えていただいてからよく使わせて頂いていました。今日、復習として実演してもらい、より理解が深まりました。また是非、三浦先生のセミナーがあればお邪魔したいと思います。本日は実りの多い内容を多く詰め込んでいただきありがとうございました。また宜しくお願いします。
・和気あいあいとした雰囲気で楽しく学べました。クライアントさんの将来の体のトラブルを防ぐ有効な方法と思いました。日々の施術に活かしていきたいと思います。
・背骨のナチュラルアーチの大切さを実感。姿勢の歪みを放置することで「元の形に戻れなくなるのが怖い」、その通りだと思いました。
・三浦先生の教えが全国に広がればと思います。面白くためになる授業、また受講したいです。ありがとうございました。
・今日はありがとうございました。授業でやっていること+αで深掘りできてよかったです。手技もどんどん使っていきたいと思います!
・今日は新しく発見できた授業でした!ありがとうございました!
・大変勉強になりました。復習にもなりました。次回も参加したいと思っています。
・忙しかったけど楽しいしわかりやすい。また絶対来てください。

2023年10月9日(月・祝)開催

症状専門 特別講座 第2弾!
厄介な症状対応で”実践力”を身につける!
前回(3/21)の復習 プラス
新・股関節、膝痛、下肢のむくみの対応

講師 三浦良泰先生(街のカイロプラクティックグループ代表)

前回3月のセミナーでは「四十・五十肩、椎間板ヘルニア、ストレートネックなど症状専門特別講座」を開催しました。
正直たった一度のセミナーで、内容を100%理解し、全ての手技を完璧に使いこなすことはなかなか難しいものです。また先生方が実際に使っていく内に見えてくる気づきもあります。前回の「四十肩/ヘルニア/ストレートネック/猫背」対応などを復習しながら手技の定着を狙っていきましょう!
もちろん前回参加できなかった方、初めての方にも機序・手技・使い方を細かく練習するので安心してご参加ください!
そして今回は「下半身」にも注目します!
股関節痛・膝痛・足底痛・むくみ・つり(こむら返り)・・・下肢にもさまざまな主訴があります。どこまで共有できるかは時間次第ですが、愁訴の多い股・膝関節の症状対応を中心に練習していきます。
今回も皆さまの施術家人生の新たな1ページとなりますように!またお会いできるのを楽しみにしています!!

■内容


◎  厄介な症状である四十・五十肩の手技をする前に絶対に伝えておかなければいけない3つの項目と手技の定着
◎  ヘルニアの発生機序と対応確認。バックストレッチの復習。

◎  ストレートネックのポンピング療法の練習
◎  猫背矯正”拮抗筋”のトリガーポイントを使ったモビライゼーション療法
◎  新・下半身手技「股関節痛・膝痛」を中心に、むくみやだるさの対応と実践手技

*例えば、ラーメン店の店主がいくら人柄が良くて優しくても、美味しくないラーメン店にはなかなかリピートをしにくいように、施術の世界でも、いや施術の世界だからこそ、貢献できる技術力と知識は必須です。セミナーはより臨床的に、効果の出る内容の濃いものに仕上げています。繰り返し練習を重ね、強力な武器を身につけていきましょう!
学んだ技術を大事な仲間に伝えたい。大切な家族を楽にしたい。多くのお客様・患者様に頼って来てもらいたい。そのようなお気持ちにぜひご予約を。三浦拝

<一緒に実感したいゴール!>

=================
● 1つ1つの手技の意図を明確にし、
●  相手にささる施術に自信が持て、
●  相手はメリットを感じるから、
●  競合への圧倒的差別化が実現する!
=================

■講師


三浦良泰(よしやす)先生
街のカイロプラクティックグループ代表)

<プロフィール>
「困っている人のお役に立ちたい・治せる整体」を合言葉に、下北沢に「街のメディカル整骨院」「街のカイロプラクティック整体院」 また世田谷区豪徳寺に「街のカイロ 豪徳寺整体院」など、街のカイロプラクティックグループを経営。2014年『神の手を持つ15人』に選出。 『腰痛は逆に「のけぞりばいするだけ」で気持ちよく治せる』を主婦の友社より上梓。 雑誌「健康」等の記事の執筆活動、各教育機関や企業などのセミナー多数。整体アカデミー客員講師。日本ナチュラルライン協会 会長

<その他の経歴紹介>
・大川カイロプラクティック専門学院卒
・花田学園 日本柔道整復専門学校卒
-厚生労働省公認 柔道整復師
-(公益社団法人) 日本柔道整復師会より「3年次首席表彰」を受ける。
-整復研修試験財団認定 卒後臨床研修終了。
・米国WSCC大学(ウェスタンステイツカイロプラクティックカレッジ)にて解剖実習課程修了
・東京医科歯科大学 解剖実習・運動解剖学過程修了
・教職員 (中学高校) 免許
・剣道3段/柔道初段
-剣道では、中学時代は愛知県代表、 大学では全日本学生選手権出場。
・東京リエイチ整体アカデミー (旧ウィルワン整体アカデミー) 客員講師
-実技指導、解剖生理学、愁訴理論、基礎学科等担当。

■開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、一般…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステシャン他、様々な方にお越しいただいています。

■参加される方へ


発熱や咳などの症状がある方、当日体調が悪い方は参加をご遠慮ください。
実技は近距離でおこないますので「マスク着用」を推奨します。
ヘッドピースに敷くフェイスタオルもお持ちください。
参加者多数の場合は申し込みを締め切る場合がございます。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。
当日の開場は10時20分~です。
会員以外の方 → 受講料は当日ご来場時に受付いたします。

2023年7月17日セミナー開催報告

■私の腰痛・坐骨神経痛の経験


私は整体師になって19年目になります。中学2年生ぐらいからの腰痛持ちで、高校1年生の春にはぎっくり腰になりまして、それから坐骨神経痛になったんですね。
大学病院で保存療法を受けました。鍼灸治療も受けてまして、頭の先から足先まで、たくさん鍼を入れて。しばらくは緩むんですけど、また痛みを繰り返しまして。左脚は「火箸を差し込まれてグリグリやられているんじゃないか」という厳しい痛みでした。
病院に入院して、しばらく寝たきりで牽引を1週間程度やりましたけれども、症状が治まらないので手術ということになりました。もう当時はひどかったですね。手術後2ヶ月間ベッドに張り付けです。抑制帯で縛られて動かしちゃダメと。お盆を胸の上に置いて食事は鏡を見ながら食べるという。
脚はガリガリに痩せてそこからリハビリしました。そういう時代でした。今はね、日帰りの手術もありますから、そんなことはないと思います。
その後は無事回復しまして、大学生の時は4年間、大会の剣道部で活動するくらいの体力も戻っていたんですけど、社会人になってから、1年目でまた出張先で「ぎっくり腰」になりまして、病院に搬送されてブロック注射を打ちました。
社会人1年目で、手術から8年経過した頃にまた同じような痛みが出てきたということです。病院で治療して今回のように同じことになったら嫌だなと思ったので、その時は病院には行かず、本屋に行っていろいろ読みあさってですね「世の中には整体っていうものがあるんだ」と知りました。
仙台駅前の整体院でしたけども、その時整体に行って確か10回ぐらい良くなったんですよね。20代前半の頃です。まあ、そんなこんながあっての今の私でございます。
今日は午前中座学ですが、体の使い方が大事なので、午前中の内に座り方、立ち方、歩き方をやり、皆さんの患者さん教育に役立てていただきたいと思います。午後の2時間は手技の練習を中心にやりたいと考えていますので、よろしくお願いします。

若い頃の腰痛・坐骨神経痛で苦しんだ経験を話す村井先生

■手術が必要と言われた方でも


ということで内容に入っていきますが、端的に行っていろいろ苦労したんですけれども、最近は自信を持って対応できるようになりましたので、それを皆さんにお伝えできたらといいなと思っています。
私も未熟なところはありますので「ここは違うんじゃない」「もっとこうした方がいいんじゃないの」というご意見がありましたら、皆さんから積極的にいただいて、本当にパーフェクトのものにできるといいなと。
対応が難しくなってくるのは、手術が必要とされている、働き盛りから高齢者の方です。でも40から50代の方で、お医者様から「すべり症です」「分離症です」「狭窄症です」「手術が必要です」との診断を受けた方、なんと整体で対応したらクリアできたりするんですね。どうやって症状を消失させたのか、また、なぜ楽になったのかっていうことを皆さんにお伝えしていきたいと思います。

■坐骨神経痛の事例紹介


実際、私が無我夢中でやったこと「何で結果が出たんだろう」って後からね、検証したようなことでもありますけども、裏付けとなる知識も加えて少しでもお伝えできたらいいなと思います。
坐骨神経痛の患者さんの例、いくつか書いていますけれども、バッテンがあるのがうまくいかなかった人。そうじゃない下から2つは「手術必要だよ」って言われた方なんですが「整体でよくなっちゃいました」というケースです。このお2人を中心に事例紹介していきたいと思います。

■坐骨神経痛の原因は?


坐骨神経痛になりやすい方はどんな方か。体を酷使している方が多かったです。
中には華奢で運動不足などの方もおられるんですけど、症状が重かった方は皆、体を酷使していました。座り仕事で、もしくは体を使う仕事で、趣味で酷使している。オーバーワークでメンテナンス不足の頑張り屋さんが多かったと思います。
坐骨神経痛の原因は何でしょうか? 皆さんはどうお考えですか?
結論を先にいってしまうと「血流が足りてないから」。だから「酸素が供給できたらいいんだな」っていうところにたどり着くわけです。
これは別に私だけが言っているんじゃなくて、多くの研究者とかね、学者の先生もそう仰っています。神経生理学的に何かの圧迫で痛くなる、しびれるというよりは虚血状態。酸素が足りてない、栄養が足りてないから痛みやしびれが出ている、そう考えた方が妥当じゃないかっていうふうに言われています。
データに基づく話をすると、ある大学の研究チームが2000人以上を対象に脊柱の画像診断の結果を調べたそうです。そしたら脊柱や椎間板の変形、変性をもっている人が男性では8割、女性でも7割くらいもあったと。でも痛みがあるよっていう人は2、~3割だった。
内外の他の研究でも同じようなデータがあります。
ですから変形、変性があるから、それが即、痛みの原因ですよ、とは科学的には言い切ることはできませんという事実があるんです。ここまでよろしいでしょうか。

坐骨神経痛の原因について解説

■例えるなら凍結したバナナ


ちょっと視点を変えると、坐骨神経痛が出る人って体がガチガチに硬いじゃないですか。脚だけじゃないですね。腕も肩も首もガチガチになっています。
これは「ぎっくり腰セミナー」の時に使った画像なんですけど、私がよく説明しているのは「1本のバナナを考えてみてください」「あなたの体が1本のバナナだと思ってください」「フリーザーで凍結させたバナナだと思って下さい」「そんなバナナを曲げ伸ばししたら簡単にクラッシュしたりしますよね」「常温のバナナだったら多少曲げ伸ばししようとしてもなんともないですよね」という話をします。
施術しながらそういう話をすると「あ、それ納得感あります」と急性腰痛の方、坐骨神経痛の方はおっしゃってくださいますので、この例え話は使って頂いていいんじゃないかなと思います。イメージ沸きますかね?
でも、患者さんと対応する時「体が柔らかくなったらいいですよ」「血流が上がればいいですよ」とだけ言ってると「専門性が足りない」と思われることもありますので、多少はこう専門知識的なことを踏まえてヒアリングすることも大事だと思います。

■急性腰痛のガイドライン


「急性腰痛のガイドラインというのが学術的にはあって、赤信号、黄信号、青信号があるんですよ」と。骨折や悪性腫瘍、感染症、あるいは排便、排尿障害。便意はあるけど便が出ない、尿意があるけど尿が出ない。灼熱感があって焼けつくような痛み、ひりつくような痛み、そういったものがあると、手術が適用だったり、手術以外でも迅速な処置が必要な場合があります。
それからイエローフラッグ。不安感、恐怖心、重圧感、精神的ストレスが過剰に続いていると、なかなか回復が遅いと言われることがありますので「この辺はどうですかね」と。まあ、あんまり最初からいろいろ聞けない状況とは思いますが、これらを踏まえてお話する。こういう区別があることを知っている人が施術しているんだと伝わることが大事かなと思います。

■痛みは悪いもの?


「痛みの悪循環」の話です。何かストレスがかかると交感神経優位になって、筋肉は過剰に緊張して血流が悪くなるので、栄養、酸素がなくなります。そうすると、いろんな症状が出て、症状緩和修復のために炎症性の物質が発生します。
それは発痛物質を含んでいるので、また痛くて、その痛みがまたストレスになってさらに痛みが継続してしまいますっていうね。「こういう中にあなたはいるかもしれないですよ」という話を皆さんもきっとされていることと思います。
ところで「痛みって本当に悪いもんですか?」ともお話するようにしています。いろんな症状が出ますけど、基本的に損傷を修復するために免疫が働いていることですので、痛みというのは悪いことのように思われて鎮痛剤を使うことになりやすいんですが、それは本来は最悪な状態を脱出するためのもの。眠れないと回復が遅れますから、眠れるようにしてあげるなど。本質的に痛みは悪いことじゃなくて、体を回復する修復プロセスで、体がきちんと働いてくれてるということだから、そこは信頼した方がいいんだよっていうことも伝えてあげるのは大事だと思います
痛みが出ているのは、むしろ体の使い方とか考え方、生活習慣に無理があったんじゃないですか、それを見直すきっかけだという風に前向きに捉えましょうという話をしています。

■血流に注目


血流というと血管なわけですね。ヘルニアに注目せず、椎間板に注目せず、私は血管に注目してみました。
このホースを血管だと思ってください。大動脈はもっと太いですが、このような血管が体の奥を通ってるんです。大動脈は脊柱の前を通っています。
「腰痛体操はやめといた方がいいよ」っていう話もあります。「腰に意識が行き過ぎて、それで痛みが増すから」との理由ですが、それは全身のこわばり、凍結バナナの状態で体操するからうまくいかないわけであって、うまく緊張解除して動かしてあげたらいいんです。
体を曲げ伸ばしする時、例えば反らした時には血管がこう圧迫され細くなり、緩めて曲げると圧迫が解放されて血管は拡張する。圧迫、開放、圧迫、開放、これを繰り返すことで血流は回復しやすくなると思いませんか。この血管から枝分かれしている細い血管の血流量も上がる。実はそれが体操の効果なんじゃないかなというふうに思いました。
ストレッチって筋線維を伸ばすイメージがあるけど、ある本によれば、血管が引き伸ばされて細くなったり、撓んで太くなったりを繰り返すことで血流が上がることもストレッチの効果だよ、運動の効果だよと言われていて、それはそうなんじゃないかなと思っています。
だからマッケンジー体操やキャットエクササイズや有名な腰痛体操って、椎間板に作用している面ももちろんあると思いますけども、むしろ血管の収縮拡張を補助しているんじゃないかな、という風に考えました。

腰の痛みや神経痛が強い方は起き上がるのも大変。悪化させず、楽に介助する方法を実演する村井先生
後半は主に実技練習。脊柱を触診し歪みを確認
後頸部~仙骨テクニックを練習しているところ

■参加された皆さんの声


  • 坐骨神経痛についてもっと勉強しなければならないと思いました。これからもよろしくお願いします。
  • 久しぶりのセミナー参加でしたがとても有意義でした。
  • 体の使い方や考え方を今一度見直し、考え直すよい時間となりました。ありがとうございました。
  • 血管や神経などの説明が理にかなっていて、とても腑に落ちる講義でした。
  • 患者さんだけでなく施術者にも優しい技術なので是非取り入れて健全な体作りを心掛けたいと思います。
  • 色々と刺激になり施術の幅が広がるセミナーでした。
  • 自分の体を見直すきっかけにもなり大変勉強になりました。
  • 「治してやろう」というエゴを捨てることは大事だと共感しました。
  • 力を抜くことの大切さを感じました。姿勢と足についての内容が興味深かったです。

2023年7月17日(月・祝)開催

坐骨神経痛パーフェクト対応術
講師 村井 雅紀先生
ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)

あなたは坐骨神経痛の施術に自信が持てますか?
「お任せ下さい!大丈夫ですよ」
「楽になりますよ!」
と言えて、この言葉通りの結果を出せているでしょうか?
また、このようなお悩みをお持ちではありませんか?

□坐骨神経痛の対応にニガテ意識がある
□施術後はよくなってもまたすぐにぶり返してしまう
□なぜぶり返してしまうのかを説明できない
□再発予防の方法がよく指導できない
□体操指導しても効果を実感いただけないので実行してもらえない

結果が出たとしてもすぐぶり返したり、もっと悪化したり・・・。技術を磨いてもなかなか結果がついてこず、坐骨神経痛の対応が嫌になる経験をされた方もあるかと思います。
私は中2の頃からの腰痛持ち。高1の春には椎間板ヘルニアの手術を受けた重度の坐骨神経痛患者でした。社会人になってからも回復・悪化を繰り返す辛い日々でしたが、治療家になって体の仕組みを学び、YOGAや古武術の先生の指導を受けて腰痛を克服。坐骨神経痛の患者さん対応も自信を持って出来るようになりました。
今回のセミナーでは、多くの患者さんを楽にして喜ばれている「坐骨神経痛クリアー法」をご紹介します。これは「情報3割、技術3割、生活指導4割」の坐骨神経痛対応メソッドで、再発予防に最適な「YOGA・古武術応用の姿勢・動作技術」を含んでいるのが特徴です。
当日は楽しみながら皆様と練習したいと思います。お待ちしております!

■内容


・治りにくい人の身体的な特徴とは?
・カウンセリングと解説の要点
・トリガーポイントセラピーの効かせ方
・微弱圧セラピーの効かせ方
・これが完全解決の最重要ポイント「脱力身体術・姿勢術・立ち居振る舞い」

■講師


村井雅紀先生
ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長
【経歴】
剣道3段。趣味は抜刀・YOGA・ウォーキング。
2007年より武蔵小山整体院の院長就任。
2019年春に微弱圧整体にYOGA呼吸・武術的身体術を取り込んだ「ニュートラルゾーンセラピー(NZT)」を創作・提供しはじめ、来院された多くのクラアントさんから「魔法」「不思議」「面白い」と好評を博している。
2022年2月・10月にはJACMセミナーとして「慢性頭痛・顎関節症・寝違えの対処法」「ぎっくり腰パーフェクト対応術」を開催。技術の向上には余念がない。

■セミナー開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、非会員(学生・卒業生・一般)…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステサロン他、様々な方にお越しいただいております。

■参加される方へのお願い


● 実技は近距離でおこないますので「マスク着用」を推奨します。
● ヘッドピースに敷くフェイスタオルをお持ちください。
● 当日、体調がすぐれない方は参加をご遠慮ください。
● セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。

2023年3月21日セミナー開催報告

「四十・五十肩、椎間板ヘルニア、ストレートネックなど症状専門 特別講座 ~厄介な症状対応で”実践力”を身につける~」
 講師 三浦良泰先生(街のカイロプラクティックグループ代表)

■主な内容


◎四十・五十肩の病態解説・対応法(5つの手技)
◎椎間板ヘルニアには、ローリングストレッチ(座学・実技)
◎ストレートネック対応、ポンピングテクニック(座学・実技)
◎猫背・円背、フロントマッスルを狙え!(座学・実技)
◎座位・側臥位・仰臥位と幅広いアプローチで。

四十肩・五十肩 の症状について解説。
四十肩・五十肩 の症状について解説。 好発は40~60代。これといったきっかけなく(慢性的な顕微損傷は起きている)徐々に発症し、肩や肩甲部の痛み、運動制限が見られる。運動制限は挙上や内・外旋が顕著で、結帯、結髪動作が困難になる。痛みは寒冷時や夜間に強く感じる(夜間)。肩だけでなく上腕や 肘が痛いと放散痛を訴える場合も多い。
四十肩・五十肩の対応
四十肩・五十肩の対応では、病態を説明し、五十肩がどのような症状経過をたどるのか、施術を受けるとどうなるのか、受けないとどうなるか、双方で共有することが何より重要。説明、共有なしに手技をおこなってはならない。四十肩・五十肩対応の以下の手技「上腕二頭筋長頭腱(結節間溝)」「肩部回旋(アプロキシメーション)」「 PNF(内転・外転・挙上)」「 肩部モビライゼーション」を練習。
「上腕二頭筋長頭腱(結節間溝)」を触診
「上腕二頭筋長頭腱(結節間溝)」を触診練習
ローテーターカフ
肩関節へ手技をおこなう前にローテーターカフなどの筋肉の位置や作用を確認
側臥位の四十肩・五十肩対応
側臥位の四十肩・五十肩対応を練習。 どんな体勢でも対応できることは武器となる
PNFで等尺性筋収縮を使い可動域を広げていく
PNFで等尺性筋収縮を使い無理なく可動域を広げていく
椎間板内の髄核の動きを説明
腰の屈曲が続くとどうなるか、椎間板内の髄核の動きを説明
「ローリングバックストレッチ」(RBS)で調整
痛みのあるヘルニアの場合、患部の「筋肉のほぐし」はおこなわない。椎間板内の髄核へのアプローチ「ローリングバックストレッチ」(RBS)で調整する
腰を曲げる動作に伴う椎間板内の動き
腰を曲げる動作に伴う椎間板内の動きのイメージ図
椎間板内の髄核
頚椎も腰椎と同じように、生活内で屈曲動作が多いと椎間板内の髄核は後方に移動する
頚椎のテスト
ストレートネックがあると首が後ろに倒れなくなってしまう(伸展制限)。頚椎のテストを実演
頚部両側母指圧迫
腹臥位(うつぶせ)での頚部両側母指圧迫により頸椎を調整
キャットエクササイズ
キャットエクササイズは腰椎を伸展させる時も頸椎を反らせるのがポイント。首。腰は連動している

■参加された皆さんの声


  • 肩まわりの動かしながらの施術がとてもよかった。痛みの原因は首、背中、腰を丸めるから。心にとめておきます。ありがとうございました。
  • 講義の構成がよく感心しました。質問があった時はその内容を皆さんにわかるよう要約してから回答されますし、今日おこなったことを、最後にまとめてわかりやすくポイントで示して下さり、内容がより理解しやすくなりました。説明も聞き取りやすかったです。
  • 「反り腰」という言葉についてどことなく悪いものというイメージがありましたが、どういう機序で腰痛が発生するのかを分かりやすく教えていただき捉え方が変わりました。実践的で、かつ取り組みやすい内容でした。ありがとうございました!
  • 普段臨床の現場に立たれている先生ならではの参考になる話が多かったです。患者さんへの声掛け一つとっても、ただやみくもに「痛いですか」と聞くのではなく、「痛みの程度と質を聞く」こと。また、エクササイズはただ「やってください」と言うだけではほとんどの人はやらないという現実があり、ではどう声掛けしたらよいのかなど、明日からすぐ活かせるヒントが満載でした。
  • 明日から臨床で使える内容でした。通われている患者さんとコミュニケーションを取りながら使って見ようと思います。とても専門性の高い内容で、また三浦先生が講師をされる際には受講したいと思います。
  • 別のテーマでも是非、参加させていただきたいです。ありがとうございました。
  • 今日は大変実りの多いセミナーでした!また実施して欲しいです!
  • 明日の施術から即使える事も多くよかったです。ありがとうございました。
  • 伸展が良い事だとわかりました。早速教わった手技を使っていきます。細かく教えて頂きありがとうございました。かなり先生の本気が身にしみ、これからの施術が楽しみです。

2023年3月21日(火・祝)開催

四十・五十肩、椎間板ヘルニア、ストレートネックなど症状専門 特別講座
~厄介な症状対応で”実践力”を身につける~
講師 三浦良泰先生(街のカイロプラクティックグループ代表)

症状に合わせて1つ1つ手技と説明をおこないます。実践力が身につくので、現場での対応力が圧倒的にのびていきます。改善の“結果を求める”アプローチで、リピート獲得のフックにもなる特別講座です。

◎こんな方におすすめ

● 厄介な症状である四十・五十肩の手技をする前に絶対に伝えておかなければいけない3つの項目を知っておきたい方
● 頚椎・腰椎ヘルニアの対処法を増やしたい方
● ストレートネックの対処法を知りたい方
● 猫背矯正”拮抗筋”のアプローチを知りたい方
● 側臥位や仰臥位の手技を増やしていきたい方

このアナウンスを読んでいただいている皆様は、すでに手技や専門知識が豊富な方々だと思います。今までの熟練した技術を活かしながら、よりいっそう症状対応の幅を広げたい方、結果にこだわりたい方にお勧めです。5万人以上の症例を元にした、速攻使える即効手技を、一緒に習得していただきます。

実は私がカイロプラクターになりたての頃、良かれと思って首をいじっていたら「腕がシビレてきた」、肩を動かしていたら「次第に可動域が減ってきてしまった」など、症状対応で焦ることがたくさんあり、四苦八苦な日々でした。手技や経営がうまくいかないときは、コンビニの時給を眺めながら「ここで働いたらいくら借金が返せるか」計算しながら出勤していました。

そんな中助けになったのが、“ナチュラルライン”という施術理念、ヴィジョンです。
それらの経験や整体アカデミーでの講義内容をもとに、今回はより“実践的”な内容に仕上げています。四十・五十肩や、頚椎椎間板ヘルニアストレートネックなど、病院で「様子をみましょう」と言われ放置されがちな症状に、今まで以上に対応できるようになります。

また体位も腹臥位だけでなく、側臥位、仰臥位など、高齢者や妊婦さんなどにも対応可能な、状況に合わせた施術方法を、この機会にぜひ増やしておきましょう。
「学んだ技術を大事な仲間に伝えたい」「大切な家族を楽にしたい」「多くのお客様・患者様に頼って来てもらいたい」、そのようなお気持ちにご予約を。

■内容


◎  四十・五十肩、これ・・を伝えておくだけで、喜んで通ってくれる(座学・実技)
◎  椎間板ヘルニアには、ローリングストレッチ(座学・実技)

◎  ストレートネック対応、ポンピングテクニック(座学・実技)
◎  猫背・円背、フロントマッスルを狙え!(座学・実技)
◎  座位・側臥位・仰臥位と幅広いアプローチで。

*また日々の疑問や質問などをお持ちよりください!
 できる範囲で質問にこたえる努力を致します!m(_ _)m

<整体学校の授業や各種セミナーで、このテクニックを学んだ参加者の回答>

● 四十肩のお客さんはなかなか良くならず焦りますが、今回のやり方で安心して対応できます。横向きのやり方が新しかったです。
● 五十肩の手技をパターン化して教えてもらえたので、帰って練習してみます。
● 首のヘルニアは恐かったけど、気持ちのいい首へのテクニックがわかってよかった!
● ストレートネックの人にビフォーアフターで実感してもらえるのはすごいと思いました。さっそく試してみたいです。
● 猫背がストレートネックの原因とは知らなかった。拮抗筋アプローチは効果が出やすく、すぐに使いたいと思いました。

<一緒に実感したいゴール!>

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●  1つ1つの手技の意図がはっきりし、
●  相手にささる施術に自信が持て、
●  いっそうお役に立てるから、
●  この仕事が楽しくなる。
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■講師


三浦良泰(よしやす)先生
街のカイロプラクティックグループ代表)

<プロフィール>
「困っている人のお役に立ちたい・治せる整体」を合言葉に、下北沢に「街のメディカル整骨院」「街のカイロプラクティック整体院」 また世田谷区豪徳寺に「街のカイロ 豪徳寺整体院」など、街のカイロプラクティックグループを経営。2014年『神の手を持つ15人』に選出。 『腰痛は逆に「のけぞりばいするだけ」で気持ちよく治せる』を主婦の友社より上梓。 雑誌「健康」等の記事の執筆活動、各教育機関や企業などのセミナー多数。整体アカデミー客員講師。日本ナチュラルライン協会 会長

<その他の経歴紹介>
・大川カイロプラクティック専門学院卒
・花田学園 日本柔道整復専門学校卒
-厚生労働省公認 柔道整復師
-(公益社団法人) 日本柔道整復師会より「3年次首席表彰」を受ける。
-整復研修試験財団認定 卒後臨床研修終了。
・米国WSCC大学(ウェスタンステイツカイロプラクティックカレッジ)にて解剖実習課程修了
・東京医科歯科大学 解剖実習・運動解剖学過程修了
・教職員 (中学高校) 免許
・剣道3段/柔道初段
-剣道では、中学時代は愛知県代表、 大学では全日本学生選手権出場。
・東京リエイチ整体アカデミー (旧ウィルワン整体アカデミー) 客員講師
-実技指導、解剖生理学、愁訴理論、基礎学科等担当。

■開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、一般…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステシャン他、様々な方にお越しいただいています。

■参加される方へ


発熱や咳などの症状がある方、当日体調が悪い方は参加をご遠慮ください。
入場時の手指のアルコール消毒、室内でのマスク着用をお願いします。
ヘッドピースに敷くフェイスタオルもお持ちください。
参加者多数の場合は申し込みを締め切る場合がございます。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。
当日の開場は10時20分~です。
会員以外の方 → 受講料は当日ご来場時に受付いたします。四十・五十肩、椎間板ヘルニア、ストレートネックなど症状専門 特別講座 ~厄介な症状対応で”実践力”を身につける~    2023年3月21日(火・祝) 講師 三浦良泰(よしやす)先生 街のカイロプラクティックグループ代表

2023年1月9日セミナー開催報告

施術の効果を最大限に高める!
姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
講師 成田 貴徳先生
(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

■主な内容


・そもそも「正しい姿勢」って何?
・世界一座っている時間が長いのは実は○○人
・正しい姿勢だけ指導しても続けられない理由
・姿勢教育に興味を持ってもらえるコンテンツ作りのコツ
・姿勢分析4つの分類/ロードシス・カイホロードシス・スウェイバック・フラットバック
・4つの分類それぞれの改善エクササイズ

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
成田先生は施術ではDRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)を使っている。DRTは、上原宏先生(お茶の水カイロプラクティック)が30年前に開発した手技で、両手で背骨を一つずつ押し揺らしして、ズレを調整していく。背骨を整えると脳からの神経の流れが正常化される。私たちが本来持っている自分で治す力「自然治癒力」が高められ、様々な症状が改善していく。成田先生はこのDRTをおこなうようになって「自然治癒力」の凄さにあらためて気が付いたという。
DRTをおこなうと「早くよくなる人」と「よくなるけど遅い人」が出て来る。中には「よくならない人」もいる。どうしてそれらの違いが出てくるのか。それは、体をよくしていくためには、どうしても、患者さんが自ら努力しなければならない部分が日常生活の中にあることが多いから。人によって食生活だったり、普段の姿勢のとり方であったりする。成田先生は姿勢に特に注目し、姿勢分析、姿勢指導を普段から施術に取り入れている。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
国民の有訴者率を調べると、男女とも「腰痛」「肩こり」が上位に入る。データによれば、生涯、腰痛を経験したことがある人は8割。その内の4人に1人が腰痛で仕事を休んだことがある。現在、日本の年間医療費は44兆円にまで膨らんでいる。姿勢改善で腰痛で悩む人が少なくなって病院にかかる人が減ることは国の医療費削減にもつながる。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
「正しい姿勢とは?」小学校や中学校で教わる機会も少なく、簡単そうで実はすぐに答えるのが難しい質問。姿勢について、セミナーではレジュメを使って理解を深めていった。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
姿勢を良くする上で重要なことは「体の仕組みを知ること」。姿勢が大切なのは背骨が大切だから。「背骨の働き」について復習。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
「座る」とどうしても骨盤は後ろに倒れやすくなる(骨盤の後傾)。腰も丸まり腰痛の原因となりやすい。骨盤の形状をみると、座るのに適していない不安定な形になっている。坐位でよい姿勢を保つには、様々な工夫がいる。その一つとして、骨盤の下に畳んだタオルを入れるのは簡単に出来る効果的な方法。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
ペアになって姿勢分析の練習をおこなう参加者の皆さん。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
左右の骨盤の位置(腸骨稜)を調べているところ。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
成田先生は院では「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」というアプリをタブレットにインストールして使い、姿勢分析をおこなう。タブレットの他、このように壁を背にして立ってもらった状態でも姿勢をチェックする。骨盤の傾きや胸・腰椎のカーブ、頭の位置を主にみる。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
スライドを使って【ロードシス】【カイホロードシス】【スウェイバック】【フラットバック】の4つの姿勢の特徴や見分け方を説明。その後、各姿勢を改善していくセルフケアとして、短縮している筋にはストレッチ、十分使われていない筋には動きを与えるための刺激の入れ方、強化法を計24個練習。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
スウェイバックやフラットバックなど、骨盤後傾を改善しやすくするハムストリングのストレッチ
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
ロードシスやカイホロードシスなど、骨盤前傾を改善しやすくする腸腰筋ストレッチ

■参加された皆さんの声


  • 本日はありがとうございました。より患者さんの「自分から積極的に改善に向かわせる意識」を育むためにも、とても大切な指導であることを再度認識できました。また、見た目から筋肉の硬結をイメージングするのにも有用な知識であると感じました。より深く復習し、道行く人を観察しながら、カウンセリングに活かせるようにしていきます。
  • 姿勢についていろいろな知識を得ることができ、非常に有意義な時間になりました。
  • ありがとうございました。日常で取り入れてみます。まずは自分で実行していきます。
  • 非常にわかりやすかったです。家に帰りましたらもう一度勉強します。
  • とてもいいセミナーでした。もっと多くの人が受講すべきと思いました。
  • 問題のある姿勢ごとの対処、ストレッチの方法を学べて勉強になりました。
  • O脚矯正での指導にも使ってみたいと思いました。エクササイズや姿勢矯正を続けられるような伝え方も勉強になりました。

成田貴徳先生(千歳烏山整体院)インタビュー②/姿勢分析・姿勢指導について

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

講師、成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院)にセミナーのテーマ「姿勢」について伺いました!

 ■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析
 ■姿勢の見方がどう変わってきたか
 ■姿勢検査の実際(1)
 ■姿勢検査の実際(2)

■姿勢検査の実際(1)

――成田先生は施術ではDRTをメインで使っておられると思います。どのタイミングで姿勢検査・指導を組み込んでいるのですか?
成田)姿勢検査は初回に行います。2回目に現状の姿勢評価の説明をおこないます。
普段の身体の使い方をチェックする「チェックシート」を初回にお渡ししていまして、これを自宅で記入してもらい、2回目に持参して頂きます。この「チェックシート」の内容を分析して3回目以降に姿勢指導を行います。
(※DRTとは・・・「D=ダブルハンド」「R=リコイル」「T=テクニック」の略で「両手で背骨を押し揺らして、反動で背骨を調整する」テクニック)

――「チェックシート」を見せていただきましたが、かなり詳しく普段の姿勢の状態を確認されるのですね。これも「ポスチャ―スクリーン」の機能の一部ですか?
成田)いいえ、これは「姿勢教育指導士」の勉強をしている時に協会からいただいたものです。セミナーではこの「チェックシート」をお見せすることが出来ますし、このようなものを作ればよいというヒントにもなろうかと思います。

――初回来院時に検査をおこなうということがわかりましたが、通院を継続されている方に対しては?
成田)長年通われている方に対しては「もう面倒なので」ということで姿勢検査はやらないこともあるのですが、まだ通い始めの方には10回や20回と、10回単位の来院ごとに再度、姿勢分析をしています。「ポスチャ―スクリーン」の中に以前撮った写真が保存されていますから、現在の姿勢と比較が出来るんです。「改善していっている!」というのが一目でわかるんです。

――もしこの「ポスチャ―スクリーン」を使わないとしたら、成田先生にとって姿勢検査はやりにくくなりますか?
成田)そうですね。患者さんにとっても記憶に残りにくくなるかと思います。こちら側の主観として診る分には、視診や触診で補える部分もあるのですが、形として目に見えるものがないと患者さんには伝わりにくくはなりますよね。「ポスチャ―スクリーン」を使わない場合でも、姿勢の写真は撮るかと思います。

■姿勢検査の実際(2)

――ご来院される方の中には「姿勢にはあまり関心がない」「検査より早く施術して欲しい」というような方もおられるかと思います。そのような場合は姿勢検査はしない?
成田)いいえ、姿勢指導はほぼ全ての患者さんに行っています。確かに「早く施術して」という方もおられるので、そこで「姿勢」「姿勢」と度々言うことはありませんが、「ポスチャ―スクリーン」を使った撮影はあっと言う間ですので、やはりおこないます。
そもそも、DRTは「背骨を正しい形に戻しましょう」という考えでおこなっています。施術で体が楽になったら、その後、この状態を維持していくのにはどうしても姿勢が大切なのです。姿勢に関心がない方の場合、まず体をしっかり治してあげてからですね、姿勢のことを詳しく解説するのは。段々とその方向にもっていくということです。

セミナーでは内容を習得しやすいよう配布物も用意

――姿勢分析を整体院の経営面でも活かすとすると、大切なことは何だとお考えですか?
成田)今、治療院は沢山あり、業界は群雄割拠の戦国時代です。となると、いかに患者さんから「ここまで詳しく診てもらったことなかったです」との言葉を引き出せるかどうかだと思います。
「巻き肩」「猫背」など、患者さん自身が悪いと思っていることをいくら並べて述べても他院との差別化は出来ません。患者さんに「ここまで詳しく診てもらえるんだ!」と感動して頂くことです。感動すると、人はその思いを周囲に話したくなります。そこで「ご紹介」が生まれます。
「ポスチャ―スクリーン」のような印刷して形として残るお土産があれは余計よいですよね。周りに紹介しやすくなるかと思います。
先ほど、初回に姿勢検査、2回目に説明をし、3回目以降に姿勢指導を行うと述べました。単純接触効果を考えても、3回に分けることで患者さんからの信頼も得やすくなるのです。
(※単純接触効果とは・・・繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ、知られるようになった)

――最後にセミナーに向けて参加される方へメッセージをお願いします。
成田)患者さんの身体の使い方は多岐に渡ります。施術者は様々なバリエーションの座り方や立ち方を指導する方法をストックしておく必要があります。今回のセミナーでは一つの姿勢指導を学ぶのではなく、どのような人が来院されても対応できるようなヒントをお届けできると思います。
当日は内容が習得しやすくなる配布物も用意しています。その中で「姿勢タイプ別ストレッチの資料」があるのですが、その部分を、参加者で希望される方にはデータでプレゼントしようと思います。患者さんの姿勢分析をしたら、後はこの資料を渡すだけで姿勢改善のストレッチ指導ができます。このデータも参加される方にはメリットになると思いますで、ご興味のおありの方は是非会場にお越しください!

参加者の方でご希望の方には「姿勢タイプ別ストレッチ資料」のデータをプレゼント!
参加ご予約受付はこちら

成田貴徳先生(千歳烏山整体院)インタビュー①/姿勢分析・姿勢指導について

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

講師、成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院)にセミナーのテーマ「姿勢」について伺いました!

 ■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析
 ■姿勢の見方がどう変わってきたか
 ■姿勢検査の実際(1)
 ■姿勢検査の実際(2)

■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析

――姿勢検査は、プラムラインを使ったり写真を撮ったりと、いろいろやり方があると思いますが、成田先生はどのような方法でおこなっていますか?
成田)タブレットにインストールした「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」というアプリを使っています。このアプリで患者さんの立位の写真を撮って姿勢を分析します。壁を背にして立ってもらった時の姿勢も見ますが、この時はアプリは使いません。

――「ポスチャ―スクリーン」は、姿勢を撮影すれば自動的に分析してくれるのですか?
成田)姿勢の指標となるポイントは画面上で自分で打ちます。ポイントを打つと「肩が〇mmズレていますよ」「頭の位置が〇㎝前方に行っているので物理的にかかる重さは〇㎏ですよ」などと数字が自動計算されて出てくるんです。

――「ポスチャ―スクリーン」を導入したきっかけは?
成田)知り合いの先生が使っていて、それで実際に見せてもらって「いいな」と思いましたので使うことにしました。

――「ポスチャ―スクリーン」の利用料は?
成田)導入時に4800円かかります。毎月の利用料はなく、クレジットというのを購入して使います。100クレジットで1800円です。患者さんの写真を撮って1回分析するのに1クレジット使うので、1回の分析料は18円です。

――想像よりだいぶお手軽な価格ですね。
成田)そうですね。一度導入してしまえばそれほど負担にはならないかと思います。

――姿勢分析は「ポスチャ―スクリーン」導入前からおこなっておられたと思います。その時はどのようなやり方を?
成田)鏡(姿見)に向かって患者さんといっしょに立ち、共に姿勢を見ながらいろいろ解説していました。ですが、患者さんは鏡を見ると、どうしても無意識も含め姿勢を補正してしまうことがあるんです。
また「寝違え」の患者さんですと、首が痛いので側方からの姿勢分析で鏡側を向くことが出来ません。後ろ姿も鏡では見ることができないですよね。なので、やはり姿勢は写真で撮影するのが重要だなと考えが変わってきました。

講師 成田貴徳先生
姿勢分析をおこなう成田先生

姿勢の見方がどう変わってきたか

――「姿勢教育指導士」の資格を取得したことで、以前と比べて姿勢の見方は変わりましたか?
成田)姿勢はこの仕事をするようになってから必ずチェックするようにはしていました。ただ、大川学院の授業で習った「プラムライン分析」を基に、その理想の姿勢から「どれくらいズレているか」という分析をしているだけで、それを効果的に施術に結び付けられていたかというと、それは出来ていなかったかと思います。
現在は、大まかに姿勢を4つの分類「ロードシス」「カイホロードシス」「スウェイバック」「フラットバック」に分けています。その分類をすると「この部分の筋肉を使い過ぎている」「この筋肉が使えていない」という分析が出来ます。それで使いすぎている筋肉は「緩め」て、使っていない筋肉は「強化する」という指導が出来るようになりました。
また、以前は「猫背」や「巻き肩」など姿勢を部分で見ることが多かったのですが、今は全体を見る重要性を感じています。そのお陰で隠れた根本原因にも気が付くようになりました。
姿勢指導のバリエーションも増えたので、様々なパターンの方に対し「これがダメならこれは?」と対応の幅も広がりました。

――セミナーでは筋肉の調整のためのストレッチと筋力強化のエクササイズを解説されるそうですが、ストレッチには押圧(トリガーポイントセラピー)を併用してもよいわけですね。
成田)はい。使い過ぎの筋肉にトリガーポイントセラピーは有効です。姿勢分析をおこなうとトリガーポイント(TP)を見つける効率化も図れます。触診能力も上がると思います。

成田先生
姿勢を分析することで触診も効率よくできるようになる

――「猫背」や「巻き肩」についてですが、ある先生は楽に動けるのであれば「そのままで問題ない」と言います。成田先生の見解は?
成田)「猫背」や「巻き肩」を部分でみると、「スポーツする際に適している」「機能的には良い」という意見は聞いたことがあります。私の見解としても、「猫背」や「巻き肩」は必ずしも悪いものではないと考えています。
「0-100体操」というエクササイズがあります。思いっきり猫背をとってもらう「0の姿勢」、これ以上胸を張れないという程の姿勢をとってもらう「100の姿勢」。これを繰り返すのが「0-100体操」です。
デスクワークで「猫背」や「巻き肩」が続くと、本来の「100の姿勢」が取れなくなり「0-80体操」になってしまいます。つまり背骨、肩甲骨の「可動域が制限される」ことに問題があると考えています。

参加ご予約受付はこちら

2023年1月9日(月・祝)開催

施術の効果を最大限に高める!
姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
講師 成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

先生はこんなことでお困りではありませんか?
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・施術には自信があるのに中々良くならない患者さんがいる

・姿勢指導をしても「この姿勢じゃあ仕事に集中出来ないよ」と言われる
・そもそも「正しい姿勢」って何?
・プラムライン分析は知っているけど、それから外れた姿勢はどうすればいいの?
・施術直後はとても良くなっているのに次回来院時には元に戻っている
・子供や家族の姿勢がどんどん悪くなっているので姿勢改善の方法が知りたい
・施術以外にも提供できるサービスを増やしたい
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もし、これらのことでお悩みでしたら、ご安心ください!!
今回のセミナーでしっかり解決していきましょう!

カイロプラクティックの施術をする上で重要なサブラクセーション(背骨のズレ)のリリースと姿勢は大きな関連性があります。そもそもサブラクセーションが起こる理由のいくつかある内の最大の原因は「姿勢」です。せっかく施術が上手くいっても、普段の姿勢に無頓着では中々患者さんの身体の状態は良くなっていきません。

今回のセミナーでは、理想的な姿勢【ニュートラル】から外れた姿勢を、4つの姿勢分類【ロードシス】【カイホロードシス】【スウェイバック】【フラットバック】に分け、その分類改善方法(セルフケア)をお伝えします。
これらを学ぶことで、患者さんの姿勢がニュートラルからズレている場合に「どのような施術、セルフケアをすると改善できるのか」が判断できるようになります。
その他にも「院内姿勢教室」を開催し、施術以外にも患者さんに喜んでいただけるコンテンツを作成するヒントをたくさんお伝えしていきます。ご期待ください!

※当日は実際にセルフケアを実践して頂くため、ストレッチなどに適した服装、バスタオルをご持参ください。

■内容


・そもそも「正しい姿勢」って何?
・世界一座っている時間が長いのは実は○○人
・正しい姿勢だけ指導しても続けられない理由
・姿勢教育に興味を持ってもらえるコンテンツ作りのコツ
・姿勢分析4つの分類
・4つの分類それぞれの改善エクササイズ)

■講師


成田貴徳(なりたたかのり)先生
大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院 院長)
【経歴】
高校1年生の時に「授業中、座っていられないほどの腰痛」を経験。後にカイロプラクティックを学び、姿勢が腰痛に関係していたことを痛感する。
2017年より千歳烏山整体院の院長に就任し、月間300人を超える施術を行う。昨今、来院される多くの小中高生の姿勢の悪化、起立性調節障害などの自律神経系の不調をみて「姿勢=健康」と考えるようになり、日本姿勢教育協会主催の「姿勢教育指導士」のセミナーを受講し資格を取得。施術に活かすだけでなく、姿勢指導の院内教室も開催するなど地域社会への貢献にも力を入れている。

■開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、一般…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステシャン他、様々な方にお越しいただいています。

■参加される方へ


発熱や咳などの症状がある方、当日体調が悪い方は参加をご遠慮ください。
入場時の手指のアルコール消毒、室内でのマスク着用をお願いします。
ヘッドピースに敷くフェイスタオルもお持ちください。
参加者多数の場合は申し込みを締め切る場合がございます。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。
当日の開場は10時20分~です。
会員以外の方 → 受講料は当日ご来場時に受付いたします。

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー