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2023年1月9日セミナー開催報告

施術の効果を最大限に高める!
姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
講師 成田 貴徳先生
(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

■主な内容


・そもそも「正しい姿勢」って何?
・世界一座っている時間が長いのは実は○○人
・正しい姿勢だけ指導しても続けられない理由
・姿勢教育に興味を持ってもらえるコンテンツ作りのコツ
・姿勢分析4つの分類/ロードシス・カイホロードシス・スウェイバック・フラットバック
・4つの分類それぞれの改善エクササイズ

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
成田先生は施術ではDRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)を使っている。DRTは、上原宏先生(お茶の水カイロプラクティック)が30年前に開発した手技で、両手で背骨を一つずつ押し揺らしして、ズレを調整していく。背骨を整えると脳からの神経の流れが正常化される。私たちが本来持っている自分で治す力「自然治癒力」が高められ、様々な症状が改善していく。成田先生はこのDRTをおこなうようになって「自然治癒力」の凄さにあらためて気が付いたという。
DRTをおこなうと「早くよくなる人」と「よくなるけど遅い人」が出て来る。中には「よくならない人」もいる。どうしてそれらの違いが出てくるのか。それは、体をよくしていくためには、どうしても、患者さんが自ら努力しなければならない部分が日常生活の中にあることが多いから。人によって食生活だったり、普段の姿勢のとり方であったりする。成田先生は姿勢に特に注目し、姿勢分析、姿勢指導を普段から施術に取り入れている。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
国民の有訴者率を調べると、男女とも「腰痛」「肩こり」が上位に入る。データによれば、生涯、腰痛を経験したことがある人は8割。その内の4人に1人が腰痛で仕事を休んだことがある。現在、日本の年間医療費は44兆円にまで膨らんでいる。姿勢改善で腰痛で悩む人が少なくなって病院にかかる人が減ることは国の医療費削減にもつながる。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
「正しい姿勢とは?」小学校や中学校で教わる機会も少なく、簡単そうで実はすぐに答えるのが難しい質問。姿勢について、セミナーではレジュメを使って理解を深めていった。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
姿勢を良くする上で重要なことは「体の仕組みを知ること」。姿勢が大切なのは背骨が大切だから。「背骨の働き」について復習。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
「座る」とどうしても骨盤は後ろに倒れやすくなる(骨盤の後傾)。腰も丸まり腰痛の原因となりやすい。骨盤の形状をみると、座るのに適していない不安定な形になっている。坐位でよい姿勢を保つには、様々な工夫がいる。その一つとして、骨盤の下に畳んだタオルを入れるのは簡単に出来る効果的な方法。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
ペアになって姿勢分析の練習をおこなう参加者の皆さん。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
左右の骨盤の位置(腸骨稜)を調べているところ。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
成田先生は院では「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」というアプリをタブレットにインストールして使い、姿勢分析をおこなう。タブレットの他、このように壁を背にして立ってもらった状態でも姿勢をチェックする。骨盤の傾きや胸・腰椎のカーブ、頭の位置を主にみる。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
スライドを使って【ロードシス】【カイホロードシス】【スウェイバック】【フラットバック】の4つの姿勢の特徴や見分け方を説明。その後、各姿勢を改善していくセルフケアとして、短縮している筋にはストレッチ、十分使われていない筋には動きを与えるための刺激の入れ方、強化法を計24個練習。
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
スウェイバックやフラットバックなど、骨盤後傾を改善しやすくするハムストリングのストレッチ
施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
ロードシスやカイホロードシスなど、骨盤前傾を改善しやすくする腸腰筋ストレッチ

■参加された皆さんの声


  • 本日はありがとうございました。より患者さんの「自分から積極的に改善に向かわせる意識」を育むためにも、とても大切な指導であることを再度認識できました。また、見た目から筋肉の硬結をイメージングするのにも有用な知識であると感じました。より深く復習し、道行く人を観察しながら、カウンセリングに活かせるようにしていきます。
  • 姿勢についていろいろな知識を得ることができ、非常に有意義な時間になりました。
  • ありがとうございました。日常で取り入れてみます。まずは自分で実行していきます。
  • 非常にわかりやすかったです。家に帰りましたらもう一度勉強します。
  • とてもいいセミナーでした。もっと多くの人が受講すべきと思いました。
  • 問題のある姿勢ごとの対処、ストレッチの方法を学べて勉強になりました。
  • O脚矯正での指導にも使ってみたいと思いました。エクササイズや姿勢矯正を続けられるような伝え方も勉強になりました。

成田貴徳先生(千歳烏山整体院)インタビュー②/姿勢分析・姿勢指導について

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

講師、成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院)にセミナーのテーマ「姿勢」について伺いました!

 ■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析
 ■姿勢の見方がどう変わってきたか
 ■姿勢検査の実際(1)
 ■姿勢検査の実際(2)

■姿勢検査の実際(1)

――成田先生は施術ではDRTをメインで使っておられると思います。どのタイミングで姿勢検査・指導を組み込んでいるのですか?
成田)姿勢検査は初回に行います。2回目に現状の姿勢評価の説明をおこないます。
普段の身体の使い方をチェックする「チェックシート」を初回にお渡ししていまして、これを自宅で記入してもらい、2回目に持参して頂きます。この「チェックシート」の内容を分析して3回目以降に姿勢指導を行います。
(※DRTとは・・・「D=ダブルハンド」「R=リコイル」「T=テクニック」の略で「両手で背骨を押し揺らして、反動で背骨を調整する」テクニック)

――「チェックシート」を見せていただきましたが、かなり詳しく普段の姿勢の状態を確認されるのですね。これも「ポスチャ―スクリーン」の機能の一部ですか?
成田)いいえ、これは「姿勢教育指導士」の勉強をしている時に協会からいただいたものです。セミナーではこの「チェックシート」をお見せすることが出来ますし、このようなものを作ればよいというヒントにもなろうかと思います。

――初回来院時に検査をおこなうということがわかりましたが、通院を継続されている方に対しては?
成田)長年通われている方に対しては「もう面倒なので」ということで姿勢検査はやらないこともあるのですが、まだ通い始めの方には10回や20回と、10回単位の来院ごとに再度、姿勢分析をしています。「ポスチャ―スクリーン」の中に以前撮った写真が保存されていますから、現在の姿勢と比較が出来るんです。「改善していっている!」というのが一目でわかるんです。

――もしこの「ポスチャ―スクリーン」を使わないとしたら、成田先生にとって姿勢検査はやりにくくなりますか?
成田)そうですね。患者さんにとっても記憶に残りにくくなるかと思います。こちら側の主観として診る分には、視診や触診で補える部分もあるのですが、形として目に見えるものがないと患者さんには伝わりにくくはなりますよね。「ポスチャ―スクリーン」を使わない場合でも、姿勢の写真は撮るかと思います。

■姿勢検査の実際(2)

――ご来院される方の中には「姿勢にはあまり関心がない」「検査より早く施術して欲しい」というような方もおられるかと思います。そのような場合は姿勢検査はしない?
成田)いいえ、姿勢指導はほぼ全ての患者さんに行っています。確かに「早く施術して」という方もおられるので、そこで「姿勢」「姿勢」と度々言うことはありませんが、「ポスチャ―スクリーン」を使った撮影はあっと言う間ですので、やはりおこないます。
そもそも、DRTは「背骨を正しい形に戻しましょう」という考えでおこなっています。施術で体が楽になったら、その後、この状態を維持していくのにはどうしても姿勢が大切なのです。姿勢に関心がない方の場合、まず体をしっかり治してあげてからですね、姿勢のことを詳しく解説するのは。段々とその方向にもっていくということです。

セミナーでは内容を習得しやすいよう配布物も用意

――姿勢分析を整体院の経営面でも活かすとすると、大切なことは何だとお考えですか?
成田)今、治療院は沢山あり、業界は群雄割拠の戦国時代です。となると、いかに患者さんから「ここまで詳しく診てもらったことなかったです」との言葉を引き出せるかどうかだと思います。
「巻き肩」「猫背」など、患者さん自身が悪いと思っていることをいくら並べて述べても他院との差別化は出来ません。患者さんに「ここまで詳しく診てもらえるんだ!」と感動して頂くことです。感動すると、人はその思いを周囲に話したくなります。そこで「ご紹介」が生まれます。
「ポスチャ―スクリーン」のような印刷して形として残るお土産があれは余計よいですよね。周りに紹介しやすくなるかと思います。
先ほど、初回に姿勢検査、2回目に説明をし、3回目以降に姿勢指導を行うと述べました。単純接触効果を考えても、3回に分けることで患者さんからの信頼も得やすくなるのです。
(※単純接触効果とは・・・繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ、知られるようになった)

――最後にセミナーに向けて参加される方へメッセージをお願いします。
成田)患者さんの身体の使い方は多岐に渡ります。施術者は様々なバリエーションの座り方や立ち方を指導する方法をストックしておく必要があります。今回のセミナーでは一つの姿勢指導を学ぶのではなく、どのような人が来院されても対応できるようなヒントをお届けできると思います。
当日は内容が習得しやすくなる配布物も用意しています。その中で「姿勢タイプ別ストレッチの資料」があるのですが、その部分を、参加者で希望される方にはデータでプレゼントしようと思います。患者さんの姿勢分析をしたら、後はこの資料を渡すだけで姿勢改善のストレッチ指導ができます。このデータも参加される方にはメリットになると思いますで、ご興味のおありの方は是非会場にお越しください!

参加者の方でご希望の方には「姿勢タイプ別ストレッチ資料」のデータをプレゼント!
参加ご予約受付はこちら

成田貴徳先生(千歳烏山整体院)インタビュー①/姿勢分析・姿勢指導について

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

講師、成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院)にセミナーのテーマ「姿勢」について伺いました!

 ■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析
 ■姿勢の見方がどう変わってきたか
 ■姿勢検査の実際(1)
 ■姿勢検査の実際(2)

■「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」を使った姿勢分析

――姿勢検査は、プラムラインを使ったり写真を撮ったりと、いろいろやり方があると思いますが、成田先生はどのような方法でおこなっていますか?
成田)タブレットにインストールした「ポスチャ―スクリーン(Posture Screen)」というアプリを使っています。このアプリで患者さんの立位の写真を撮って姿勢を分析します。壁を背にして立ってもらった時の姿勢も見ますが、この時はアプリは使いません。

――「ポスチャ―スクリーン」は、姿勢を撮影すれば自動的に分析してくれるのですか?
成田)姿勢の指標となるポイントは画面上で自分で打ちます。ポイントを打つと「肩が〇mmズレていますよ」「頭の位置が〇㎝前方に行っているので物理的にかかる重さは〇㎏ですよ」などと数字が自動計算されて出てくるんです。

――「ポスチャ―スクリーン」を導入したきっかけは?
成田)知り合いの先生が使っていて、それで実際に見せてもらって「いいな」と思いましたので使うことにしました。

――「ポスチャ―スクリーン」の利用料は?
成田)導入時に4800円かかります。毎月の利用料はなく、クレジットというのを購入して使います。100クレジットで1800円です。患者さんの写真を撮って1回分析するのに1クレジット使うので、1回の分析料は18円です。

――想像よりだいぶお手軽な価格ですね。
成田)そうですね。一度導入してしまえばそれほど負担にはならないかと思います。

――姿勢分析は「ポスチャ―スクリーン」導入前からおこなっておられたと思います。その時はどのようなやり方を?
成田)鏡(姿見)に向かって患者さんといっしょに立ち、共に姿勢を見ながらいろいろ解説していました。ですが、患者さんは鏡を見ると、どうしても無意識も含め姿勢を補正してしまうことがあるんです。
また「寝違え」の患者さんですと、首が痛いので側方からの姿勢分析で鏡側を向くことが出来ません。後ろ姿も鏡では見ることができないですよね。なので、やはり姿勢は写真で撮影するのが重要だなと考えが変わってきました。

講師 成田貴徳先生
姿勢分析をおこなう成田先生

姿勢の見方がどう変わってきたか

――「姿勢教育指導士」の資格を取得したことで、以前と比べて姿勢の見方は変わりましたか?
成田)姿勢はこの仕事をするようになってから必ずチェックするようにはしていました。ただ、大川学院の授業で習った「プラムライン分析」を基に、その理想の姿勢から「どれくらいズレているか」という分析をしているだけで、それを効果的に施術に結び付けられていたかというと、それは出来ていなかったかと思います。
現在は、大まかに姿勢を4つの分類「ロードシス」「カイホロードシス」「スウェイバック」「フラットバック」に分けています。その分類をすると「この部分の筋肉を使い過ぎている」「この筋肉が使えていない」という分析が出来ます。それで使いすぎている筋肉は「緩め」て、使っていない筋肉は「強化する」という指導が出来るようになりました。
また、以前は「猫背」や「巻き肩」など姿勢を部分で見ることが多かったのですが、今は全体を見る重要性を感じています。そのお陰で隠れた根本原因にも気が付くようになりました。
姿勢指導のバリエーションも増えたので、様々なパターンの方に対し「これがダメならこれは?」と対応の幅も広がりました。

――セミナーでは筋肉の調整のためのストレッチと筋力強化のエクササイズを解説されるそうですが、ストレッチには押圧(トリガーポイントセラピー)を併用してもよいわけですね。
成田)はい。使い過ぎの筋肉にトリガーポイントセラピーは有効です。姿勢分析をおこなうとトリガーポイント(TP)を見つける効率化も図れます。触診能力も上がると思います。

成田先生
姿勢を分析することで触診も効率よくできるようになる

――「猫背」や「巻き肩」についてですが、ある先生は楽に動けるのであれば「そのままで問題ない」と言います。成田先生の見解は?
成田)「猫背」や「巻き肩」を部分でみると、「スポーツする際に適している」「機能的には良い」という意見は聞いたことがあります。私の見解としても、「猫背」や「巻き肩」は必ずしも悪いものではないと考えています。
「0-100体操」というエクササイズがあります。思いっきり猫背をとってもらう「0の姿勢」、これ以上胸を張れないという程の姿勢をとってもらう「100の姿勢」。これを繰り返すのが「0-100体操」です。
デスクワークで「猫背」や「巻き肩」が続くと、本来の「100の姿勢」が取れなくなり「0-80体操」になってしまいます。つまり背骨、肩甲骨の「可動域が制限される」ことに問題があると考えています。

参加ご予約受付はこちら

2023年1月9日(月・祝)開催

施術の効果を最大限に高める!
姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー
講師 成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

先生はこんなことでお困りではありませんか?
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・施術には自信があるのに中々良くならない患者さんがいる

・姿勢指導をしても「この姿勢じゃあ仕事に集中出来ないよ」と言われる
・そもそも「正しい姿勢」って何?
・プラムライン分析は知っているけど、それから外れた姿勢はどうすればいいの?
・施術直後はとても良くなっているのに次回来院時には元に戻っている
・子供や家族の姿勢がどんどん悪くなっているので姿勢改善の方法が知りたい
・施術以外にも提供できるサービスを増やしたい
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もし、これらのことでお悩みでしたら、ご安心ください!!
今回のセミナーでしっかり解決していきましょう!

カイロプラクティックの施術をする上で重要なサブラクセーション(背骨のズレ)のリリースと姿勢は大きな関連性があります。そもそもサブラクセーションが起こる理由のいくつかある内の最大の原因は「姿勢」です。せっかく施術が上手くいっても、普段の姿勢に無頓着では中々患者さんの身体の状態は良くなっていきません。

今回のセミナーでは、理想的な姿勢【ニュートラル】から外れた姿勢を、4つの姿勢分類【ロードシス】【カイホロードシス】【スウェイバック】【フラットバック】に分け、その分類改善方法(セルフケア)をお伝えします。
これらを学ぶことで、患者さんの姿勢がニュートラルからズレている場合に「どのような施術、セルフケアをすると改善できるのか」が判断できるようになります。
その他にも「院内姿勢教室」を開催し、施術以外にも患者さんに喜んでいただけるコンテンツを作成するヒントをたくさんお伝えしていきます。ご期待ください!

※当日は実際にセルフケアを実践して頂くため、ストレッチなどに適した服装、バスタオルをご持参ください。

■内容


・そもそも「正しい姿勢」って何?
・世界一座っている時間が長いのは実は○○人
・正しい姿勢だけ指導しても続けられない理由
・姿勢教育に興味を持ってもらえるコンテンツ作りのコツ
・姿勢分析4つの分類
・4つの分類それぞれの改善エクササイズ)

■講師


成田貴徳(なりたたかのり)先生
大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院 院長)
【経歴】
高校1年生の時に「授業中、座っていられないほどの腰痛」を経験。後にカイロプラクティックを学び、姿勢が腰痛に関係していたことを痛感する。
2017年より千歳烏山整体院の院長に就任し、月間300人を超える施術を行う。昨今、来院される多くの小中高生の姿勢の悪化、起立性調節障害などの自律神経系の不調をみて「姿勢=健康」と考えるようになり、日本姿勢教育協会主催の「姿勢教育指導士」のセミナーを受講し資格を取得。施術に活かすだけでなく、姿勢指導の院内教室も開催するなど地域社会への貢献にも力を入れている。

■開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、一般…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステシャン他、様々な方にお越しいただいています。

■参加される方へ


発熱や咳などの症状がある方、当日体調が悪い方は参加をご遠慮ください。
入場時の手指のアルコール消毒、室内でのマスク着用をお願いします。
ヘッドピースに敷くフェイスタオルもお持ちください。
参加者多数の場合は申し込みを締め切る場合がございます。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。
当日の開場は10時20分~です。
会員以外の方 → 受講料は当日ご来場時に受付いたします。

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

施術の効果を最大限に高める! 姿勢分析&姿勢改善エクササイズセミナー

 

2022年10月10日セミナー開催報告

「ぎっくり腰パーフェクト対応術」
講師 村井 雅紀先生
(Teal Chiropractic 武蔵小山整体院 院長)

■主な内容


・ギックリ腰(急性腰痛)初回対応の流れ
・ヒアリングすべきこと(施術適応かどうか判断する)
・過去の失敗例から学ぶ教訓
・「今、体に起きていること」をミクロ・マクロの視点から説明する
・例え話の活用「凍結バナナの皮が裂ける?」
・炎症の回復プロセス
・おこなってはいけない施術とは
・初回におこなう施術デモ
・腰を痛くしない体位変換・起き上がり・立ち上がり方
・呼吸指導(丹田意識でコアの安定を図る)他

ギックリ腰(急性腰痛)初回対応の重要ポイントの一つが「安心していただく」こと。クライアントさんは激痛と「今、何が起きているのかわからない」不安でパニック状態に陥っていることが多いからです。施術者は「なぜ腰が痛くなったのか」「この痛みはこれからどうなっていくのか」などをわかりやすく説明できるとBetter。
クライアントさんは激しい腰の痛みで交感神経優位となり、全身が過緊張(筋スパズム)状態に陥っています。「後頸部と仙骨への微弱タッチ」で副交感神経優位に導いているところ。全身の過緊張が緩和すると自然治癒力が高まります。
施術はうまくいっても、起き上がり・立ち上がりの動作がまずいと、腰が痛なって動けなくなってしまうことがしばしば起こり得ます。「痛くない起き上がり・立ち方」をペアで練習しました。
過去の失敗例から何がよくなかったのかを解説。「腰が痛い」と言われ、そのことに集中するあまり外のことに目がいかなかったり、患部周辺を押し込み過ぎたり、体位変換で腰椎回旋動作や、座位から立位で腰椎屈曲動作が入ってしまったことで悪化させてしまった経験があるとのこと。
やみくもに施術をおこなうのは危険です。手技の適応になるのか、念のため聞いておいた方がよい項目があります。
午前中はスライドを使った講義と施術デモ。午後は実技練習をメインでおこないました。
腰の痛みが激しい場合、座っているのが苦痛な時はすぐ横に寝ていただきましょう。横に寝た体勢で問診したり、状態チェックをおこないます。 初回はクライアントさん自身、腰が痛すぎて、腰のどこが痛いのかわからないことが多いです。それでも施術者は、決して押し込んではいけませんが、軽くタッピングしたり直接、腰に触れることが大事。すると「痛いのはその辺りです」「もう少し左です」など痛む部位を認識しやすくなります。
施術は痛む腰から離れた足からおこないます。こわばっている所、施術すべき所を探すようなイメージで下腿・大腿・殿部と移っていきます。
後頸部と仙骨に「微弱タッチ」を3分程おこなうと、クライアントさんは体がポカポカ温まってきたり、体の緊張が緩んでくるのを自覚できることが多いです。大後頭神経叢と仙骨神経叢に親和的感覚が入力され、体が副交感神経優位に導かれたためです。
横向きから仰向けに体位変換する際は、腰が痛くならないよう施術者のガイドが必要。腰を捻じらないよう気をつけます。(1)踵をお尻に近づけるよう膝を曲げ(大腿四頭筋を動かさない)両大腿をくっつける(2)腰をねじらないよう術者は骨盤と両膝を固定(3)サポートしながらゆっくり仰向けになる(4)両膝は曲げたままで膝裏にクッションを置く
筋スパズムを軽減するため、仰向けで「大腿部タッチ&ロール」をおこなっているところ。手を下腿(膝下)と大腿部に当てて3拍子で揺らします。
大腰筋に施術しているところ。腰が固まっている人はたいてい拮抗しているお腹も固まっています。ギックリ腰対応としては患部に触れないので「安全」かつ「効果的」な重要施術ポイントです。
呼吸指導で丹田、コアの安定を図った後「痛くない起き上がり方」を練習しました。

■参加された皆さんの声


    • 今日学んだ新しい技術を日頃から使って仕事に生かします。続編も期待しています。
    • 手技は家族同士でも気軽に出来そうなところがよかった。今日帰ってやってみようと思います。
    • わかりやすく質問にも的確に答えて頂きました。今まで漠然としていたことがはっきりしてとてもありがたいセミナーでした。
    • 痛がりの患者さんに応用出来そうな事がたくさんありました。
    • 腰が痛くてうずくまってしまったクライアントさんに、起き上がりや立ち上がり方をどう指導したらよいか迷ったことがありました。腰が痛くならない動作法が学べてよかったです。
    • 急性腰痛の方に対する横向き、仰向けの施術方法が勉強できたのが収穫でした。早速試してみたいと思います。

2022年10月10日(月・祝)開催

ぎっくり腰パーフェクト対応術
講師 村井雅紀先生
ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)

あなたは「ぎっくり腰(急性腰痛)」対応に自信ありますか?
私は全くありませんでした(苦笑)

・十分に痛みを緩和できる自信が持てない
・施術はうまく行ったが起き上がり・立ち上がりで激痛を与えてしまった
・応急処置に終始しメンテナンスに移行できず再発を繰り返している

もし、あなたがこのような課題をお持ちでしたら、今回のセミナーで解決のヒントが得られます!
実は私も施術者としてのこの19年間、さんざん失敗体験をしてきました。そもそも高校一年の時に自分がぎっくり腰になって苦しんだのですが、施術者としても痛い思いの連続だったのです。
そんな体験をもとに腰痛の研究を深めてきた結果、今ではパーフェクトと思える施術ができるようになりました。今回はその中の「ぎっくり腰」の痛みに効果的な「丁寧に筋スパズムを解消する方法」をご紹介します。
「痛気持ち良いトリガーポイント」と、「触れて揺らすだけの微弱圧セラピー」を組み合わせた施術です。施術がうまくできても、その後の「起き上がり」や「立ち上がり」で痛くしてしまっては元も子もありません。激痛で不安感いっぱいだった患者さんが自信をとり戻して立ち上がったり、安心して帰宅できるようになる「身体術」「呼吸法」もお伝えします。古武術やYOGAがベースになっていますので、施術者の皆さんの疲労解消やしなやかな身体づくりにも役立ちます。興味ある方はどうぞ奮ってご参加ください!

■内容

・「ギックリ腰」とは?その時、体に何が起きているのか?
・炎症とは? 急性炎症回復のプロセスについて
・初回に結果を出せる「ヒアリング・トーク&オペレーション」
・筋スパズムが解消し激痛が楽になる施術法
・ここが肝心!「体位変換」と「立ち上がり」の技術
・必ずリピートし継続メンテナンスになるコツ
JACM主催セミナー

JACM主催セミナー

■講師


村井雅紀先生
ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長
【経歴】
中2の頃から腰痛持ちで高1の春にはじめて「ぎっくり腰」を体験。整形外科で椎間板ヘルニアの診断。激しい坐骨神経痛で入院し保存療法の後に手術。術後2ヶ月の入院生活で痩せ細る。大学では体育会剣道部で活躍するも、社会人2年目で再度「ぎっくり腰」で病院に搬送されブロック注射。その後医療による治療を断念し書店で整体の存在を知り、整体師になるきっかけとなる。
剣道3段。趣味は抜刀・YOGA・ウォーキング。2007年より武蔵小山整体院院長。2019年春に微弱圧整体にYOGA呼吸・武術的身体術を取り込んでニュートラルゾーンセラピー(NZT)を創作・提供しはじめ、多くのクラアントから「魔法」「不思議」「面白い」と好評を博している。

■セミナー開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、非会員(学生・卒業生・一般)…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステサロン他、様々な方にお越しいただいております。

■参加される方へのお願い


● 実技は「マスク着用」でおこなってください。
● ヘッドピースに敷くフェイスタオルをお持ちください。
● 当日、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
● セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。

2022年7月18日セミナー開催報告

5分間背骨ゆらしで体じゅうの痛みが消える
~明日から臨床で使えるDRTセミナー~
講師 成田 貴徳先生
(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

■主な内容


◆基本編
・DRTとは(座学)
・DRTで最も重視される3大指標(座学)
・施術デモンストレーション(当日不調を抱えている方を実際に施術します)
・セミナー参加者みなさんにDRTを実体験していただきます!
・参加者同士でひたすら身につくまで練習!練習!!
・講師による最終チェック
・「実践してみてわかった。大川メソッド&DRTの融合が最強だった件」(座学)

DRTは、お茶の水カイロプラクティック(https://drt-seitai.com/)の上原宏先生が開発したテクニックです。DRTのDはダブルハンド、Rがリコイル、Tがテクニックのことを指します。ちなみに、リコイルというのは英語のrecoilで「跳ね返り」という意味があります。
DRTを簡単に説明すると、背骨を5~7分揺らすことで背骨の歪みや動きを正常化します。自然治癒力を最大限発揮させることで、様々な症状を改善することが出来るテクニックです。
DRTで重要なのが「三大指標」。そのひとつ、下腿三頭筋の触診をしているところです。
「三大指標」の第二頸椎(C2)横突起を触診しているところです
参加者の皆さんが「三大指標」の僧帽筋を触診しているところです。
成田先生の施術デモンストレーション。体の不調がある方に実際に受けてもらいました。
第二頸椎(C2)横突起の位置を探すのはコツがいります。一人一人見回って指導する成田先生。
「三大指標」の僧帽筋の触診を実演しているところ。
手の当て方ひとつとっても、新しいテクニックを覚える時はなかなか大変。習得には直接の実技指導が一番の近道。
検査の重要性や、院でどのようにDRTを導入していったか、院の売上なども交えスライドで説明。実体験に基づく話なので、皆さんとても興味深く聞いておられました。

■参加された皆さんの声


  • DRTのベーシックな技術を集中的に練習できて良かったです。経営面のお話も良かったです。ありがとうございました!
  • 以前からDRTに興味があったのでセミナーの開催を楽しみにしていました。すべてが理にかなっていて非常によいセミナーでした。
  • DRTを体験し、習得する機会を得られて勉強になりました。
  • 内臓は大事、ありがたい勉強でした。
  • まさに明日から使える感じで学べたと思います。シンプルに実技一点にまとめられていたのが良かったです。沢山練習できてありがとうございました。
  • スムーズに同じ強さで揺らすのが難しく練習が必要だと感じました。首と背中が良くなりました。ありがとうございました。
  • 非常に勉強になりました。手技に掛ける時間を短縮してセルフケアの指導、練習に掛ける時間を増やす方向で治療の組み立てを考えています。本日教えて頂いた内容を取り入れて手技の時短を考えていこうと思います。
  • 今までTPTのみで対応していましたが、それだけでは対応しきれないこともあり、もうあと一手、別の方法が欲しくて参加しました。明日から取り組めそうです。
  • やることはシンプルですが、奥が深くためになるセミナーでした。
  • 講師から直接手技を受けられ、逆に受けてもらうことも出来たので、触れる箇所、力加減等がよくわかりました。再現性が高いとの言葉どおり私にもすぐ再現できそうです。

2022年7月18日(月・祝)開催

5分間背骨ゆらしで体じゅうの痛みが消える
~明日から臨床で使えるDRTセミナー~
講師 成田貴徳先生(大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

先生はこんなことでお困りではありませんか?
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・全身の調整をするのに時間がかかって毎日へとへとで辛い

・施術時間をもう少し短くして、より多くの患者さんのお役に立ちたい
・重症患者さんの対応でどこまでやったらよいか、1回の施術終了の基準が欲しい
・「まだ痛いんですけど…」の言葉が怖く、ついつい施術をやり過ぎてしまう
・CMTはちょっと苦手で…
・新しい手技を取り入れるのにも、今の型を壊すのが不安で取り入れられない
・技術セミナーに参加しても難しくて実際には使う気になれない
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もし、これらのことでお悩みでしたら、ご安心ください!!
まったく同じように悩み、全てクリアしてきた私なら解決に導けます!

初めまして、千歳烏山整体院の院長、DRTオーソライザーの成田貴徳です。
私は、DRTという、東京のお茶の水カイロプラクティックの上原宏先生が30年前に開発したテクニックを臨床に取り入れております。
DRTとは「D=ダブルハンド」「R=リコイル」「T=テクニック」の略で、簡単に言えば「両手で背骨を押し揺らして、反動で背骨を調整する」というテクニックです。
DRTのDVDが発売されて8年程になりますが、これまで上原先生から直接指導を受けてDRTインストラクターとして認定された方は、海外含め800名を超えます。これだけ多くの方が取り入れている理由は、その高い治療効果と再現性にあります。背骨をただ揺らすだけなので、技術としても取り入れやすいのですが、その効果は肩こり腰痛などにとどまりません。自然治癒力が高まった結果、難治性とされる症状が改善したとの報告例は多数発表会に寄せられています。

実はこのDRT、DVDや本を見ただけで正しく行えるかというと「抜群なセンスをお持ちの方以外は中々難しい」のが現状です。力のかける方向が違ったり、正しい触り方が出来ていない場合がほとんどだからです。よって今回のセミナーでは、参加された皆さんに実際に私の正しいDRTを受けてもらい、私も皆さんの手技を受け、それを修正していくという形にします。本当に「明日からDRTを臨床で使えるレベルまで身に着けていただこう」という内容です。
セミナーの最後には「大川メソッドとDRTを組み合わせた場合に、最大級に効果を発揮できる方法」をお伝えします。本セミナーのみの特別な内容です。ご参加をお待ちしております!

■内容


・DRTとは(座学)
・DRTで最も重視される3大指標(座学)
・施術デモンストレーション(当日不調を抱えている方を実際に施術します)
・セミナー参加者みなさんにDRTを実体験していただきます!
・参加者同士でひたすら身につくまで練習!練習!!
・講師による最終チェック
・「実践してみてわかった。大川メソッド&DRTの融合が最強だった件」(座学)

【推薦文】
私はDRTを開発した上原宏と申します。成田先生は、DRT治療革命オンライン手技塾のメンバー限定で開催される手技セミナーや補講を年間を通して受講され優秀な成績で収められました。
成田先生は、DRT創始者の私が直接指導させて頂き自信を持って皆様に推薦できる優れたDRTテクニックを持っていると認定した先生です。先生のお住いの地区でDRTセミナーを開催する権利も取得しております。それだけ優れた、DRTを御使いの先生だと自信を持って推薦いたします。

■講師


成田貴徳(なりたたかのり)先生
【経歴】
2011年 大川カイロプラクティック専門学院卒業
2017年 大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院 院長就任
2018年 DRTベーシックインストラクター取得
2019年 DRTアドバンス・マスターインストラクター取得
2022年 DRTオーソライズドプログラム終了
2022年 現在DRTスーパーレイティブ(最高位セミナー)受講中

■開催場所


大川グループ ケア・システムズ
日本カイロプラクティック医学協会 セミナースペース
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビルB1F
TEL 03-3445-3895

■受講料


JACM会員…無料、一般…1万円

■参加申込&お問合せ先


会員の皆様・・・JACM事務局のメールアドレス
一般の方・・・お問合せフォームをご利用ください。特に参加資格はありません。整体、カイロプラクティック、柔道整復師、理学療法士、セラピスト、トレーナー、エステサロン他、様々な方にお越しいただいています。

■参加される方へ


発熱や咳などの症状がある方、当日体調が悪い方は参加をご遠慮ください。
入場時の手指のアルコール消毒、室内での常時マスク着用をお願いします。
ヘッドピースに敷くフェイスタオルも各自お持ちください。
参加者多数の場合は申し込みを締め切る場合がございます。
セミナー時のビデオ等での録音、録画は禁止しております。
当日の開場は10時20分~です。
会員以外の方 → 受講料は当日ご来場時に受付いたします。

 

2022年3月21日セミナー開催報告

今の施術効果を10倍UP!内臓整体習得セミナー
講師 関野 正顕先生
(さんちゃ整体院、YouTubeチャンネル「ゴッドハンド通信」出演)

■主な内容


◆基本編
・内臓テクニックとは一体何なのか?
・内臓にアプローチする本当の目的
・内臓と筋骨格系の症状との関係性とは!?
・内臓にストレスがかかると人の体はどうなるの!?
・防御反射を起こさせない正しい患者さんへの触り方
◆テクニック編
・心臓・肝臓・横隔膜・胃・腎臓・腸
それぞれの臓器に対しての直接アプローチ法、反射点アプローチ法を紹介します。

JACMで2回目のセミナー開催となる関野正顕先生
関野先生はさんちゃ整体院での施術の他、YouTube動画配信などで活躍中!
内臓テクニックを筋骨格系の施術に加えると施術効果が高くなります。内臓テクニックの目的は内臓を正常な位置に戻すことでその臓器が持つ本来の機能を高めることです。
内臓の施術には「直接施術」と「反射点施術」があります。触り方も3種類ありますが、前提として「ガバっと触らない」ことが大切。敏感な部位だからです。
肝臓の「直接法」を解説しているところ。右肋骨を上方に持ち上げ、下方手で肋骨の中に手を入れて接触します。
胃の「直接法」を解説しているところ。左肋骨を上方に持ち上げ、下方手で肋骨の中に手を入れて接触します。
臓器が下垂すると同側の肩は下がることが多いため、肩の挙上制限を引き起こすことがあります。
心臓の反射点、左肘の内側部を刺激しているところ。「お腹が触れない」などの直接法が使えないときに反射点は使うことがあります。
直接法をおこなう時は、圧の強さよりも、圧の方向がより大切です。
腎臓の「直接法」。両手で腎臓にテンションを加えながら上方に圧を入れます。
右ASIS内側にコンタクトし、大腸(回盲部)の「直接法」をおこなっているところ。
手技が出来ているかどうか、練習中も関野先生がチェックして見回るので安心。
最後に肩甲骨の内側にある反射点を一通り説明。お腹を触れないとき、直接法の代わりに使うことができます。

■参加された皆さんの声


  • 今日はありがとうございました。またセミナーがありましたら参加しますので宜しくお願いします。
  • 今回も大変勉強になりました!また次の機会を楽しみにしています。子宝整体師に先日なりましたが、これで更に自信を持って施術できます!
  • 今まで触れてこなかった分野だったので、非常に興味深くまた大変勉強になりました。是非また受けてみたいと思いました。
  • 内臓は大事、ありがたい勉強でした。
  • 前回のセミナー同様、とてもわかりやすくボリューミーでちょうどよかったです。次回もあれば是非行きたいです。
  • 参加者全員に直に手技をおこなってくださるのがよいです。先生の触れ方は思ったよりソフトでした。体で圧をかけるなど、基本を重視される姿勢も好感が持てます。上腹部にコンタクトする際、肋骨に圧がかかりすぎていないかなど、ご指導を受けてはじめて確認できたことがいくつもあり、やはり手技は開場で受講するのが一番だと感じました。

2022年2月23日セミナー開催報告

頭・頸部のトラブルは「微弱圧」で解消!
~慢性頭痛・顎関節症・寝違えの対処法~
講師 村井 雅紀先生
(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)

■主な内容


・毎日3回服用の頭痛薬がほとんど必要なくなる
・歯列矯正しても治まらない顎関節症をクリアする
・顎関節の対処の要点は下半身にある
・微弱圧で強い筋スパズムがとれるメカニズム
・微弱圧を支える術者の身体軸の安定は呼吸と趾で造る
・セルフケア指導法は術者の健康快適も育む
・丁寧に自信をもって計画治療をすすめるコツ

PowerPointのスライドを使って解説する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
はじめに「なぜ顎関節症の症例を多く担当するようになったのか」、その経緯と「歯列矯正では治らなかった顎関節症が完治したケース」などを紹介
微弱圧について解説する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
微弱圧を取り入れたきっかけは、手のシビレや慢性頭痛・顎関節症などの重度の症状には、強圧では通用しない体験が続いたから。 微弱圧が効果的なのは「 親和的な心地よい感覚入力」にその秘密があります。 「優しく丁寧に触れられると安心して緊張から解放される」。例えるならばイソップ寓話『北風と太陽』の太陽です。
再発予防エクササイズを解説する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
体質改善ができて再発予防につながるようエクササイズにも力を入れています。「舌筋のトレーンング」「ニュートラルな立ち姿勢・座り姿勢」「3-2ー10の芯呼吸(イブキ)」など工夫に余念がありません。
実演する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
顎関節の動きのチェックをおこなう村井先生。指で左右の動きを比較し判断するので、患者さんはマスクしたままでOK。
実技練習をおこなう参加者の皆さん
お互いペアになって顎関節の動きのチェックを練習。
手技を実演する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
微弱圧を取り入れた一連のアプローチを「NZTニュートラルゾーンセラピー」といいます。局所に捉われず、全身の調整をおこない体をよい状態に導きます。
手技を実演する村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
背骨は重視します。背骨の触診をした後、背骨の歪みを矯正する手技をおこない、変化があったかを再確認します。
実技指導をおこなう村井雅紀先生(ティールカイロプラクティック武蔵小山整体院 院長)
参加者の皆さんは、ひとつひとつ当てている部位や手順を確認しながら練習しました。

■参加された皆さんの声


  • 力まない大切さにあらためて気づきました。施術にどんどん取り入れたいと思います。
  • 手技を受けてとても体が軽くなりました。そのまま使わせていただきます。ありがとうございました。
  • 筋肉に圧を加える以外の手技を知ることが出来て自分の施術の幅が広がりそうです。
  • クライアントさんに咬筋の緊張が強い方が多いので、早速施術に組み入れたいと思います。
  • 今後に役立ちますよう頑張ります!
  • 非常によい刺激になりとても興味深かったです。感覚をつかむのに苦労しそうですが、是非ものにしていきたいと思いました。
  • 顎関節症のほか、他症例のケースの対応法なども受けてみたいです!