セミナー前の安藤院長へのインタビュー①/2017年10月9日開催「カラダの使い方を深める!」

■「仕事」としての手技・スキルの活かし方を紹介


――10月9日(祝・月)の見所をお尋ねしたいと思います。はじめに2016年9月におこなった前回のセミナーについて、あらためて感想をお願いします。

安藤)協会でのセミナーは久しぶりだったので緊張しましたが、まあまあ上手くできたかなと。基本的なことをやり、皆さんには忘れていたことを思い出してもらえたのではないかと思います。何より楽しくやってくれていたのがよかったです。

――今回、皆さんに一番伝えたいことは?

安藤)「からだの使い方を深める」というテーマにしたんですが、実際には体だけでなく、体と心との関係、患者さんとのコミュニケーションの取り方なども含みます。技術的なこと、手技もおこないますが、単に手技を紹介し練習するのではなく、患者さんとの関係を交えながら「私はこう考えて使っていますよ」と。あくまでも「仕事」としてこう考えて使っています、ということをお伝えしたいです。

■施術者と患者さんとの関係性を今一度考えてみる


――ところで、大川学院やグループで学んだ皆さんが全国で活躍されていますが、いろいろと相談を受けられることも多いのでは?

安藤)そうですね。症状から経営的な相談までいろいろあります。傾向としては、若い方からは「なかなかよくならないんです」という質問が多いです。ただ、聞いているとテクニックどうこうという問題ではない気がするんです。皆と同じ勉強をしていますし、それなりに手も出来ている。技術の向上はもちろん大事なのですが、テクニックだけを見続けても限界があると思います。施術者と患者さんとの関係性を今一度考えてみる。このあたりのバランスをとりながらテクニックを使うというのが一つの解決策になることがあるんです。
私もそのように悩んでいた時期があります。いろいろやってみたけど手技だけでは難しいと。自分自身の「患者さんとの向き合い方」、それから「自分自身との向き合い方」。これらをあらためて考え直し、実践したことで変化が出てきたことがあったんです。手技というよりも、よりこのような内容をお伝え出来ればとも考えています。具体的な項目として「トリガーポイント」など6つ案内で出していますが、順々に説明するというよりはミックスしながらやっていきます。

■システマの臨床への活かし方


――安藤先生はシステマの勉強会を定期的に開催されていますが、システマを手技療法に活かしている例というのは国内でも珍しいと思います。

安藤)システマというのは元々は格闘技なんです。私は格闘技を習っているわけではなく、システマ的な身体の使い方・考え方、これがとても参考になるので続けているんですよ。システマには4つの原則というものがあります。「呼吸」「姿勢」「動き続ける」「リラックス」です。この4つをうまく使うんです。1つだけポンと飛び出てもいいんですが、なるべく全てバランスよく出来ると、体はより心地よくなれると思います。

――これらの原則を臨床に組み合わせているのですね。

安藤)手技自体にというよりも、患者さんに「こういう動きをしたらいいですよ」「姿勢に対してこんな考え方がありますよ」と、つまり大川メソッドの3つ目の柱、「生活習慣の改善へのアプローチ」のところです。
また、自分自身も仕事をしていればどんどん疲労が溜まってきます。その時に呼吸などシステマで学んだことを役立てています。これらを意識すると日々の疲れ具合も変わります。

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